ビデオシングルとして売りに出されたGLAYの『サバイバル』
via www.amazon.co.jp
1998年4月に13枚目のシングル『誘惑』と、14作目のシングル『SOUL LOVE』を同時リリースするなど、全盛期には前衛的なプロモーションを積極的に仕掛けていたGLAY。中でも“攻めていた”のが、この1999年5月19日に発表された『サバイバル』です。
この楽曲、「映像も含めて1つの作品」というコンセプトのもと、アニメ監督・森本晃司が製作したアニメーション映像に楽曲を乗せた「ビデオシングル」として発売されました。CDとは別で、ビデオが特典として付いてくるなら、まだ、分かります。しかし、CDはありません。あくまでMV風ビデオだけの商品なのです。当時は、まだMP3プレイヤーはないにせよ、ポータブルCDプレイヤーやMDプレイヤーが普及していて、既にどこでも音楽を持ち運べる時代です。にもかかわらず、ビデオデッキに入れて再生し、テレビの前にいないと聞くことが出来ないなんて、なんと不便なシロモノでしょうか。しかし、それでもオリコンチャートで週間1位に輝くのだから、当時のGLAYの勢いたるや恐るべしです。
この楽曲、「映像も含めて1つの作品」というコンセプトのもと、アニメ監督・森本晃司が製作したアニメーション映像に楽曲を乗せた「ビデオシングル」として発売されました。CDとは別で、ビデオが特典として付いてくるなら、まだ、分かります。しかし、CDはありません。あくまでMV風ビデオだけの商品なのです。当時は、まだMP3プレイヤーはないにせよ、ポータブルCDプレイヤーやMDプレイヤーが普及していて、既にどこでも音楽を持ち運べる時代です。にもかかわらず、ビデオデッキに入れて再生し、テレビの前にいないと聞くことが出来ないなんて、なんと不便なシロモノでしょうか。しかし、それでもオリコンチャートで週間1位に輝くのだから、当時のGLAYの勢いたるや恐るべしです。
GLAY / サバイバル
via www.youtube.com
L'Arc〜en〜Ciel、『HONEY』『花葬』『浸食 ~lose control~』の3曲同時リリース
GLAYが2曲同時ならこっちは3曲同時!…とばかりに、当時、同じビジュアル系畑で凌ぎを削っていたL'Arc〜en〜Cielは、『HONEY』『花葬』『浸食 ~lose control~』の3曲を同時にリリースしたのでした。オリコン初登場時の順位は、第1位こそB'zの『HOME』に奪われたものの、『HONEY』が2位で、『浸食 ~lose control~』が3位、『花葬』が4位と上位を独占。なお、この翌週に『HONEY』は1位に輝きました。
最初こそ3曲の中でドべだった『花葬』が意外と良曲であることに気づかれ、最終的な売り上げで『浸食 ~lose control~』を抜いたり、この2曲が毎週順位を下げる中、『HONEY』だけがいつまでも上位に居座っていたりと、COUNT DOWN TV などで見る3曲間での人気争いはなかなか見ごたえがあったものです。
最初こそ3曲の中でドべだった『花葬』が意外と良曲であることに気づかれ、最終的な売り上げで『浸食 ~lose control~』を抜いたり、この2曲が毎週順位を下げる中、『HONEY』だけがいつまでも上位に居座っていたりと、COUNT DOWN TV などで見る3曲間での人気争いはなかなか見ごたえがあったものです。
via www.amazon.co.jp
via www.amazon.co.jp
via www.amazon.co.jp
『アクロの丘』『残-ZAN-』『ゆらめき』の3曲同時リリースでメジャーデビューを飾ったDIR EN GREY
「DIR EN GREY?なにそれ?GLAYのパチモン?」
DIR EN GREYが、X JAPANのYOSHIKIをプロデュースに迎え『アクロの丘』『残-ZAN-』『ゆらめき』でランキングチャート上位を賑わせた時、熱心なビジュアル系ファンを除いた一般層の認識はこんなものでした。しかも、『ゆらめき』と『アクロの丘』はまだとっつきやすいメロディアスな楽曲だったのですが、『残-ZAN-』はゴリゴリのハードコア路線。にもかかわらず、3曲全てオリコン初登場で10位以内にランクインしていたのだから、よほどコアなファンが当時から多数いたのでしょう。
DIR EN GREYが、X JAPANのYOSHIKIをプロデュースに迎え『アクロの丘』『残-ZAN-』『ゆらめき』でランキングチャート上位を賑わせた時、熱心なビジュアル系ファンを除いた一般層の認識はこんなものでした。しかも、『ゆらめき』と『アクロの丘』はまだとっつきやすいメロディアスな楽曲だったのですが、『残-ZAN-』はゴリゴリのハードコア路線。にもかかわらず、3曲全てオリコン初登場で10位以内にランクインしていたのだから、よほどコアなファンが当時から多数いたのでしょう。
via www.amazon.co.jp
via www.amazon.co.jp
via www.amazon.co.jp
ポケットビスケッツの「500円CD」
90年代におけるCDシングル1枚の標準価格といえば1000円。その内容は、A面曲とB面曲、そこに時たまカラオケバージョンが入っている…というのが通例でした。当時、好きなミュージシャンのCDシングルを購入する度に思っていたものです。「B面って必要?」と。あくまでCD購入の目的はA面曲を聴きたいから。そこに申し訳程度に付いてくるB面の必要性(しかも駄曲も多いからなおさら)に疑問を抱いたものでした。
そんな非合理的な音楽業界の通例にフックをかましたのが、1996年にデビューしたポケットビスケッツでした。彼らのシングルCDはすべてA面とカラオケバージョンのみで定価は500円。この価格設定によって、ポケビの主だったファン層である小学生がお小遣いで購入しやすくなり、結果、ブレイクしたのではないかと言われています。
そんな非合理的な音楽業界の通例にフックをかましたのが、1996年にデビューしたポケットビスケッツでした。彼らのシングルCDはすべてA面とカラオケバージョンのみで定価は500円。この価格設定によって、ポケビの主だったファン層である小学生がお小遣いで購入しやすくなり、結果、ブレイクしたのではないかと言われています。
YELLOW YELLOW HAPPY
via www.youtube.com
via www.amazon.co.jp
ちなみに、ポケビのブレイクから数年たった2002年に、500円CDよりもさらに安い「300円CD」でデビューしたロックバンド・ACIDMANも当時、話題になったものです。
via www.amazon.co.jp