芸能界デビューまで
1992年に13歳でテレビドラマ『パ★テ★オ』でテレビドラマデビューします。この時の役名は奥菜恵でした。役名を芸名にしたわけではなく、芸名が珍しいので覚えてもらうために芸名でドラマ出演したのでした。
ちなみに、奥菜さんの本名は非公開です。それもあってなんだかどこかミステリアスな雰囲気がありますよね。
その後オムニバスドラマシリーズ、「If もしも」の中で『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』に出演したり、単発ドラマの出演が多かったですが1993年には折原みとさん原作のドラマ「真夜中を駆けぬける」にレギュラー出演していました。
さらに1995年には「この悲しみを乗り越えて」で歌手デビュー。1998年までの間に7枚のシングルをリリースされています。
若葉のころ
ドラマ若葉のころの奥菜恵さんがカワイイ❤️ pic.twitter.com/afqO4p7zPk
— 帰ってきたパンク (@rbFjHETBqGz3Mrh) August 1, 2021
「若葉のころ」は母が他界し、働かない父親の代わりに働きながら弟妹の面倒を見ている武史(堂本剛さん)と、医者、そして嘉南学園の理事長の息子でもあり、何一つ不自由なく暮らしてきた甲斐(堂本光一さん)の友情の物語。
武史が編入試験を受けて嘉南学園に入ることになり、甲斐に出会うところから物語はスタート。
正反対の2人はお互い理解できないことも多かったでしょう。甲斐が無意識に上から目線になってしまい武史はいちいち傷つきます。距離を取ろうとするものの、根は悪い奴ではないということはわかっていました。甲斐が積極的に武史に接触していくのでだんだん友情をはぐくむようになります。
奥菜さんは武史の幼馴染で何かと弟、妹の世話も焼いていた少女蒔田 泉役です。武史は泉に恋心を抱いていて、のちに恋人になります。ですがじつは泉は甲斐にだんだん惹かれていっていたのです。
ある日、武史の家に遊びに行った泉は父親に強姦されそうになってしまいます。泉をかばった武史は、もみ合いの末誤って父を刺してしまい少年厚生院にいれられてしまいます。
しばらくは泉と甲斐から手紙が届くのですがだんだん届かなくなり不思議に思いながら出所すると、なんと泉は甲斐の子を妊娠していたのでした。
というなかなかヘビーなドラマで難しい役どころでしたね。前半の明るい奥菜さんがとても可愛かったです。
ふたり
テレビドラマ『ふたり』主題歌
— ビビ🐱 (@vivi_8823) June 6, 2017
奥菜恵×一色紗英×河村隆一
ちなみに、挿入歌は夜道を歩きながら聴くと孤独感で叫び出しそうになります
♪一人いつもの道を歩く 目を閉じて一人(夢じゃない 一人じゃないって言ってたよね⁈)
#スピッツ30th #夢じゃない #君だけを pic.twitter.com/JddfDX05jW
原作は赤川次郎さんの同名小説。大林宣彦が1990年にドラマ化、1991年に映画化しているのですが。キャストを改めて1997年にもドラマ化されたのです。
「ふたり」は二人の姉妹のお話。しっかりものの姉が事故死してしまったのですが、姉を頼っていた妹の前に幽霊として現れ助言などを行います。時には妹が一人で頑張り、成長していく物語。
奥菜さんは妹の実加。姉の千津子は一色紗英さんが演じました。他には千津子の恋人役として河村隆一さんが出演していたほか、雛形あきこさん、小嶺麗奈さん、山口紗弥加さん、小橋賢児さんなども出演されていました。懐かしいキャストですね。
青の時代
不良グループの一人である安積 リュウ(堂本剛さん)は、ひったくりやカツアゲなどを繰り返していましたが、根はやさしく仲間想いの性格。
奥菜さんはそんなリュウと偶然出会い思いを寄せる牧野茜を演じました。
リュウの弁護を引き受けた弁護士榛名圭一 (上川隆也さん)の初恋の人によく似ていて、奥菜さんは茜と初恋の女の子の2役を演じました。初恋の女の子は、榛名の中学時代に転向してきた女子生徒でクラスでいじめにあい、自殺をしていました。
こちらの物語も複雑で重いテーマでしたね。
天国に一番近い男
帰宅途中です。帰って天国に一番近い男みて寝るべ この頃の奥菜恵可愛すぎ #ウイイレ pic.twitter.com/HoHGjVlAHx
— 桃白白@ウイイレ2022 (@PESnandeyanenJ) November 11, 2019
大学受験に失敗し、状況はしたものの投げやりに人生を送っていた四郎が、「天使」を名乗る男・天童世死見(陣内孝則さん)に出会います。命題をクリアしなければ死ぬと宣告され、天童や同僚と力を合わせて命題をクリアしていくという物語です。
小春ははじめは窪塚洋介さん演じる社長の御曹司と付き合っていて、四郎のことはよく思っていませんでした。ですがいろいろなことに努力して変わっていく四郎の姿に惹かれていき、最終回では結婚しています。このドラマのヒロインですね。
天国のKiss
主人公の御手洗明日美は、前向きで一生懸命な性格なのですが、周りを混乱させてしまうほどのドジで「疫病神」と呼ばれていました。ですが、ミュージシャン・SHUの歌で元気づけられていました。
ある日SHUのコンサートに行った明日美はSHUが飛び降り自殺しようとしているところを目撃し、助けようとしたところ鉄骨が落っこちてきて死亡してしまいます。明日美は幽霊となったのですが誰にでも見える上に実態があるので今まで通りの生活を続けています。感極まると体が光る、涙を流すと消えてしまうなどの現象はありました。
明日美には幼馴染の篠原 櫂がいたのですが、櫂の姉、梢が亡くなったことで家族が崩壊し、人間不信に陥っていました。櫂が明日美の学校に転向してきて再会。そして明日美が幽霊であることを知り・・・というストーリーでした。
奥菜さんはその後も2005年くらいまではコンスタントにドラマ出演されていて、その後はゲスト出演が多くなりました。それでも強烈な印象を残す女優さんだと思います。