中学生で漫画家デビュー
上田さんが漫画家デビューされたのはなんと、中学校卒業間近の頃。1986年に「花の日にあいたい」がマーガレットに掲載されて漫画家デビューしました。
高校時代は数本読み切りを描く、というかんじでしたが高校卒業後に執筆活動に力を入れることになります。1989年に京都の美術短期大学に入学するのですが、漫画家との両立が難しいとの理由で2週間で中退されています。もったいない気もしますが、すでに道が決まっているのなら無理に学校に通う必要もないのかもしれません。
その後1980年に「同じ夢をかぞえて」で初連載となります。
マーガレットで長年活躍されていましたが、近年は「りぼん」、「YOU」などでも執筆されていました。
高校時代は数本読み切りを描く、というかんじでしたが高校卒業後に執筆活動に力を入れることになります。1989年に京都の美術短期大学に入学するのですが、漫画家との両立が難しいとの理由で2週間で中退されています。もったいない気もしますが、すでに道が決まっているのなら無理に学校に通う必要もないのかもしれません。
その後1980年に「同じ夢をかぞえて」で初連載となります。
マーガレットで長年活躍されていましたが、近年は「りぼん」、「YOU」などでも執筆されていました。
キッスは瞳にして
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1990年から1993年まで連載していたのは「キッスは瞳にして」。上田さんの代表作の1つですね。
恋をしたことがないいぶきは、ある日男の子とキスをする夢を見て目が覚めます。そして学校に行くとその男の子、直人がいました。
じつは直人はいぶきの家に居候することになり、夢ではなくて実際に寝ぼけてキスをしていたのでした。
直人は1年前に彼女を亡くしたという過去を持っていました。さらに彼女の姉も直人が好きとなかなか複雑。
くっついたり離れたりを繰り返しながら波乱万丈な恋愛模様が繰り広げられる作品。作品内でかなり年月が流れています。全10巻ですが最後は結婚まで描かれていますよ。
90年代初期の作品なのでバブル臭がしますし、ジェットコースター的な展開が時代を感じます。昔読んでいたけど内容を忘れてしまったという人も多いのでは。現在は電子書籍で見ることができるのでもう一度読みたい方は是非どうぞ。
恋をしたことがないいぶきは、ある日男の子とキスをする夢を見て目が覚めます。そして学校に行くとその男の子、直人がいました。
じつは直人はいぶきの家に居候することになり、夢ではなくて実際に寝ぼけてキスをしていたのでした。
直人は1年前に彼女を亡くしたという過去を持っていました。さらに彼女の姉も直人が好きとなかなか複雑。
くっついたり離れたりを繰り返しながら波乱万丈な恋愛模様が繰り広げられる作品。作品内でかなり年月が流れています。全10巻ですが最後は結婚まで描かれていますよ。
90年代初期の作品なのでバブル臭がしますし、ジェットコースター的な展開が時代を感じます。昔読んでいたけど内容を忘れてしまったという人も多いのでは。現在は電子書籍で見ることができるのでもう一度読みたい方は是非どうぞ。
新学園天国
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1993年から1995年まで連載されていたのは「新 学園天国」。父が経営するたこ焼き屋を手伝いながら定時制高校に通っている千石金魚が主人公。ある日、仙石家に勅使河原師(てしがわら いたる)が居候することになります。師はじつは名門校の学園長の息子なのですが、そのことを隠して生活していました。そして師は超美人の麗を好きになるのですが、麗は実は男でした。というドタバタとしたラブコメディですね。麗の人気が高かったのを思い出します。
こちらもキッスは瞳にしてと同じく同居ものですが、こちらの作品の方が明るい印象がありました。(キッスはドロドロの印象)好みが分かれるかと思いますがどちらが好きでしたか?
こちらもキッスは瞳にしてと同じく同居ものですが、こちらの作品の方が明るい印象がありました。(キッスはドロドロの印象)好みが分かれるかと思いますがどちらが好きでしたか?
リョウ
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リョウは1995年 - 1999年までマーガレットで連載されていました。
この作品からいろいろな時代を舞台にした少女漫画を描くようになっています。
主人公は現代の女子高生遠山りょうなのですが、修学旅行で京都に行った際、弁慶と名乗る男に出会います。じつはりょうは平安時代を生きる源義経(牛若丸)でした。3年前に樹海で発見され、交通事故で亡くなった遠山りょうの記憶に差し替えられていたのです。りょうは義経だったことを忘れて現代で生きていたんですね。
源氏復興を願う弁慶の説得で、りょうは平安時代に戻ります。弁慶というと大男のイメージがありますが今作の弁慶は長身で長髪の美男子。牛若丸は女性で弁慶は美男子という設定ではありますがそれ以外は史実に沿っているところも多いです。
ですが牛若丸が女性ということで恋愛が大きく絡んできます。牛若丸と弁慶は愛し合うようになるのですが敵の平維盛も牛若丸を愛するように。
最後は弁慶と結ばれ、子供を産みますが、幸せは長く続かず、弁慶は頼朝の追跡によって自ら命を絶ちます。その後、牛若丸は子供を産んで育てていたのですがある日突然子供が狼にさらわれてしまいます。狼を追ってやってきたのは前にいた現代よりも10年前。
本物の遠山りょうが生きていたころです。牛若丸はりょうをかばって亡くなります。ですが弁慶の元へやっと行ける、という気持ちで最後は哀しいラストという感じではありませんでした。
平安のタイムスリップもので牛若丸が女という大胆な設定のお話ですが、かなり人気のある作品ですよね。
この作品からいろいろな時代を舞台にした少女漫画を描くようになっています。
主人公は現代の女子高生遠山りょうなのですが、修学旅行で京都に行った際、弁慶と名乗る男に出会います。じつはりょうは平安時代を生きる源義経(牛若丸)でした。3年前に樹海で発見され、交通事故で亡くなった遠山りょうの記憶に差し替えられていたのです。りょうは義経だったことを忘れて現代で生きていたんですね。
源氏復興を願う弁慶の説得で、りょうは平安時代に戻ります。弁慶というと大男のイメージがありますが今作の弁慶は長身で長髪の美男子。牛若丸は女性で弁慶は美男子という設定ではありますがそれ以外は史実に沿っているところも多いです。
ですが牛若丸が女性ということで恋愛が大きく絡んできます。牛若丸と弁慶は愛し合うようになるのですが敵の平維盛も牛若丸を愛するように。
最後は弁慶と結ばれ、子供を産みますが、幸せは長く続かず、弁慶は頼朝の追跡によって自ら命を絶ちます。その後、牛若丸は子供を産んで育てていたのですがある日突然子供が狼にさらわれてしまいます。狼を追ってやってきたのは前にいた現代よりも10年前。
本物の遠山りょうが生きていたころです。牛若丸はりょうをかばって亡くなります。ですが弁慶の元へやっと行ける、という気持ちで最後は哀しいラストという感じではありませんでした。
平安のタイムスリップもので牛若丸が女という大胆な設定のお話ですが、かなり人気のある作品ですよね。
月のしっぽ
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2003年から2007年まで連載されていたのは「月のしっぽ」。今度は戦国時代を舞台にしたお話です。
主人公は架空の人物で半人前のくノ一、うさぎ。ですが服部半蔵、徳川家康など歴史上の人物が多数登場。「リョウ」はシリアスな歴史ラブストーリーでしたが、「月のしっぽ」は歴史を舞台にしたラブコメディという感じで明るいですね。
伊賀南部の頭領の曾孫であるうさぎはくノ一を目指しているものの15歳にしてまだ忍術皆伝を許されていませんでした。ウサギを心配した曾祖父の百地丹波は、うさぎの縁談を持ってきます。
その相手は伊賀一の男前として知られる服部半蔵でした。最初は乗り気ではなかったうさぎですが半蔵に一目ぼれし、花嫁候補に立候補。ですが半蔵は嫁を取る気はないといいます。さらにゆうりという美人くノ一がもう一人の花嫁候補として登場します。
うさぎは半蔵と結婚するために、忍術皆伝してもらおうと修業に励みます。一方、半蔵の親戚の服部半三と半三の恋人・叉羅が現れます。叉羅は半蔵がかつて思いを寄せていた人でした・・・。
というラブストーリー。
現代、平安時代、戦国時代と様々な時代を舞台にされている上田さんの作品ですが、ベースにあるのは三角関係というか複雑な恋愛関係ですね。ですからどの作品も好き!という人が多いのかもしれません。
主人公は架空の人物で半人前のくノ一、うさぎ。ですが服部半蔵、徳川家康など歴史上の人物が多数登場。「リョウ」はシリアスな歴史ラブストーリーでしたが、「月のしっぽ」は歴史を舞台にしたラブコメディという感じで明るいですね。
伊賀南部の頭領の曾孫であるうさぎはくノ一を目指しているものの15歳にしてまだ忍術皆伝を許されていませんでした。ウサギを心配した曾祖父の百地丹波は、うさぎの縁談を持ってきます。
その相手は伊賀一の男前として知られる服部半蔵でした。最初は乗り気ではなかったうさぎですが半蔵に一目ぼれし、花嫁候補に立候補。ですが半蔵は嫁を取る気はないといいます。さらにゆうりという美人くノ一がもう一人の花嫁候補として登場します。
うさぎは半蔵と結婚するために、忍術皆伝してもらおうと修業に励みます。一方、半蔵の親戚の服部半三と半三の恋人・叉羅が現れます。叉羅は半蔵がかつて思いを寄せていた人でした・・・。
というラブストーリー。
現代、平安時代、戦国時代と様々な時代を舞台にされている上田さんの作品ですが、ベースにあるのは三角関係というか複雑な恋愛関係ですね。ですからどの作品も好き!という人が多いのかもしれません。
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