2018年5月25日 更新
【取材】東京・中野の『マカロニほうれん荘展』でカラー原画や鴨川つばめ選曲のロックなBGMに触れてきた!
中野ブロードウェイで開催中の『マカロニほうれん荘展 -MACARONI IS ROCK!-』をミドルエッジ編集部が取材!70年代末に週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載された痛快ギャグ漫画の展示会場に流れるBGMは作者・鴨川つばめさんによる選曲でした。
【取材】鴨川つばめ『マカロニほうれん荘展 -MACARONI IS ROCK!-』に行ってきました!
東京の中野にある複合ビル・中野ブロードウェイで、6月3日まで開催中の鴨川つばめ『マカロニほうれん荘展 -MACARONI IS ROCK!-』にミドルエッジ編集部がお邪魔してきました!
同ビル2階にあるAnimanga Zingaro内は、懐かしの名物キャラクター達で溢れていました!
会場のメッセージボード!ファンによる作品との思い出などが書き込まれていました!
「マカロニほうれん荘」は、1977年から1979年にかけて週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載された、鴨川つばめさんによるギャグ漫画作品です。
ピーマン学園の新入生である主人公・沖田そうじが、きんどーさんとトシちゃんという強烈なキャラクターの落第生と過ごすドタバタな日々を描いた作品でした。
「マカロニほうれん荘」の単行本は全9巻
会場に展示された「第1話」のカラー原画
沖田そうじによる きんどーさんとトシちゃんの第一印象は”品の悪いOB”でした
また、沖田そうじは二人と学校生活だけでなく、「菠薐荘」でも同居するという稀有な状況に巻き込まれます。それにより四六時中ギャグが生まれる舞台が整えられ、そこに”鴨川つばめ流”のナンセンスかつシュールなギャグが次々と盛り込まれていきました。
当時は同作のような作風は少なく、ある種実験的な作品でもありましたが、多くの読者を獲得。連載開始から40年以上が経った今でも、人気はそのままに愛され続けています。
《会場内の様子》
会場に入ると原画原画原画!原画で埋め尽くされた空間となっておりました。
ファンならすぐに分かるであろう同作の名シーンや鴨川つばめさんの高い画力を感じられるイラストなどが多数展示されています。また、鴨川つばめさんが保管されていたファンレターの数々もガラスショーケースにて見る事が出来ます。
壁一面に原画がズラリ!
「マカロニほうれん荘」の関連商品
《会場に流れるBGMは、作者・鴨川つばめ自身による選曲!》
ロック音楽が好きと思われる鴨川つばめさん。「マカロニほうれん荘」の世界観を形成する上で随所にロックテイストが散りばめられていました。度々、レッド・ツェッペリンやクイーン等のメンバーらしき人物たちが描かれた事も。
今回の展示では、鴨川つばめさんによる選曲で会場内のBGMが決められました。もちろん流れるのは骨太なロックです。
例えば、レッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」やディープ・パープルの「ファイアボール」、ブラック・サバスの「血まみれの安息日」など60~70年代を代表する楽曲が多くラインナップされています。
また、BGMのセットリストは7時間を超えるとの事で、それだけでも鴨川つばめさんのロック好きが伝わってきますね。
「鴨川つばめ直筆の会場BGMセットリスト」
謎の多い鴨川つばめさんですが、彼の好みの音楽に触れながら原画を眺めていると、懐かしさだけでなく、鴨川つばめさんと時間を少し共有した気分になるから不思議です。
気になる音楽は、是非会場でご確認を!
ちなみに設営日には鴨川つばめさんも激励に訪れたとか。
1958年当時の作者のお写真も!
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