「月9」以前のフジ月9枠は「良い子悪い子普通の子」でした
どこが起点になっているのか、様々な情報から類推するに「月9」の定義は1988年1月の「君の瞳をタイホする!」となっているようです。
1988年以前は?というとこの枠は1981年~87年の間、実は欽ちゃんの「良い子悪い子普通の子」のバラエティ枠だったんですね。
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「月9」の前に放送された業界モノ5編、ご存知ですか?
当時バブル真っ盛りな世の中にあって、この「業界モノ」が女子大生はじめ若者のハートをグッとつかんだことが、「月9」に繋がった側面もあるのかもしれません。
男が泣かない夜はない
劇中では本放送時の映画、ファッション、イベントなどのカルチャー情報も放送する演出が施され、情報番組のような一面も。また劇中で使われたビデオ素材は、本作の制作スタッフが実際に取材したもの。
ラジオびんびん物語
実際に放送されていた同局の番組宣伝がドラマ内で行われたほか、同局の看板アナウンサーである上柳昌彦もキャストに名を連ね、複数回出演していた。
さらにニッポン放送のイメージキャラクターでもあった南野陽子が「ナンノこれしきっ! スペシャル」に出演するという設定でゲスト出演するなど、当時同局で放送されていた番組の出演者や同局アナウンサーなどが毎回、数シーンゲスト出演していた。
ギョーカイ君が行く!
ポニーキャニオンが舞台となっている。
荒野のテレビマン
この作品の最終回の劇中で放送される番組『MONDAY60』は、『アナウンサーぷっつん物語』第1回の映像を流用している。神田正輝らが演じた『アナウンサーぷっつん物語』の登場人物は、劇中で名前のみが語られるものの姿は登場せず、本作の登場人物との共演の場面は描かれていない。
1988年の「月9」
前述の業界モノ5編から一転、今度は警察を舞台にしたドラマでした。
とはいえ業界ドラマの軽いノリを引き継ぎ、職場はあくまで舞台であり、登場人物のプロフィールの一側面という位置付けでした。
そしてこの作品は、その後のドラマ界全体をリードした大多亮の初プロデュース作品でした。
君の瞳をタイホする!(1988.1.4~3.21) 平均視聴率17.4%
君の瞳をタイホする!
これがトレンディドラマの第1弾。
【ドラマ最終回シリーズ!】君の瞳をタイホする!【ネタバレしてます】 - Middle Edge(ミドルエッジ)
教師びんびん物語(1988.4.4~6.27) 平均視聴率22.1%
教師びんびん物語
塾講師のまゆみ(紺野美沙子)とのラブストーリーも印象的。
「ロンバケ」「ビーチボーイズ」の亀山千広プロデュース。
【教師びんびん物語】トシちゃんの当たり役!「えのもとっ」「せんぱ~い」で人気でしたね!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
あそびにおいでヨ!(1988.7.4~9.19) 平均視聴率13.3%
あそびにおいでヨ!
21歳の管理職の奮闘ぶりを斉藤由貴が公園。高杢禎彦が連ドラ初出演。
フジテレビが舞台で、主人公らの同僚、先輩、上司などの設定で同局のアナウンサーが本人役で出演。
フジテレビ本社社屋や敷地内でのロケーション撮影が多用された。