日本代表の北京原人
PEKINGENJIN (1997)
1997年12月20日に公開した「北京原人 Who are you?」は、20億円をかけた超大作として製作されました。
監督:佐藤純彌(さとうじゅんや)
主演:緒方直人
出演:ジョイ・ウオン
:片岡礼子
:本田博太郎
:小松みゆき
:丹波哲郎
大きな予算をかけて超大作として製作された映画でスペースシャトル内の実験室など大がかりなセットやエキストラも動員しています。
そんな大作にも関わらず、つじつまの合わないストーリーや構成のために、ある種のネタ映画としての扱いも受けていました。
もとはと言えば伴野朗原作の「五十万年の死角」を元に文化遺産をめぐる国際的強奪事件とDNAの面白さを追求する話を映画の企画製作される予定だったのです。
でも岡本祐介(後の東映会長)のある一言で、作り手の思いとは違う方向へ迷走をしていく事になってしまいました。
その一言とは「そんな話よりも北京原人が生きていたという話の方が面白い」という無責任(失礼)な発言だったのです。
#意外にこれ知られてないんですけど #北京原人 様の #ケンジ 役は #小野賢章 様♡
— スケバンくノ一公式/兵奴路蝦蟇 (@sukebankunoichi) March 20, 2021
名演!!#北京原人Whoareyou?#佐藤純彌#早坂暁#本田博太郎#片岡礼子#丹波哲郎#佐藤蛾次郎#花澤香菜 pic.twitter.com/rxOd5k0mlS
あらすじと片岡礼子がヌードに?
感動の感想でございます。#北京原人
— 片岡礼子 ReikoKataoka (@jour_r) December 1, 2018
大師匠五代目小さんの「#狸の了見」を探します!素敵な感想をありがとうございます!感動しました。 https://t.co/kSn1uq28He
北京原人の化石の頭蓋骨からDNAを取り出し、北京原人を復元する事に成功しました。
ただこの世紀の大発表は「人道上の問題が解決していない」という理由で、日本政府からストップがかけられてしまったのです。
そこで研究所は北京原人を陸上競技会に現代人として出場させ(なぜ?陸上競技会…)並外れた身体能力を見せつけ、世間を驚かせようとしたのでした。
北京原人を陸上競技会に!?ギャグとしか思えない設定ですが、映画は大真面目に進行していきます。
そしてなぜか北京原人の所有権を主張する中国政府によって北京原人は連れ去られ、外交問題にも発展してしまったのでした。
身勝手な現代人に翻弄されながらも、最後は故郷である中国に戻り、北京原人と心を通わせた現代人によって解放されるというハッピーエンドでした。
この中で緒形拳と片岡礼子は北京原人に仲間だと信頼されるためだけに脱いでいます。
視聴者へのこのサービスショット以外の何物でもないシーンでした。
映画のレビューには、ヌードになった片岡礼子への同情が多くみられます。
片岡礼子の史上最も意味のないヌードが見ることができる。はい、バカ映画っす。北京原人と仲良くするために服を脱ぐんだ…おいおい。尾形直人なぜこんな映画にでた。そして脱いだ。さらに片岡礼子、そこでおっぱい出すことは躊躇しなかったのか。そして「原人の子を産め」と言った丹波哲郎。どんな学者だよ、あんた。今となっては謎も当時は勢いだけで撮っているのだろう。本田博太郎もちなみになぜこの役を引き受けたのだろう。だって北京原人役だぜ。もうなんかすべてが謎だ。そして一番の謎はこの映画を封切りの直後に銀座でみた僕なんだが……
期待以上のありえない展開にひとりで声出して笑った。狙いが全て的外れすぎて寒いとかいう一線を越えもはや面白い。制作陣は大真面目らしいから不本意かもしれないけど、こういう映画もアリだと思う。上半身まるだしの片岡礼子にあっぱれ…
イギリス代表「原始人100万年」
製作年は1970年
製作国はイギリス
設定は石器時代、火山の噴火により安全な土地に旅立った一族の族長には双子の息子がいました。
心優しいトゥーマクと、残忍なルールの2人は別の種族の族長にさらわれた美しい娘ナーラを取り戻します。
ナーラはトゥーマクの妻になることを決意しますが、父親(族長)の死により兄弟の争いが勃発し、トゥーマクをおびき寄せるためにルールに攫われたナーラ。
そしてストーリーは、クライマックスの兄弟対決へと向かいます。
投稿者:sima 2021年07月07日
DVD/棚①
やっと出会えた!
子供の頃にTVで観たきり、噴火から部族で逃げるシーンしか覚えてなくて何の映画だったか30年以上モヤモヤしてた。
色々思い出しながら楽しめたけど、火山噴火の地殻変動に巻き込まれる人たちのシーンはまさかの「恐竜100万年(1966)」からの使い回しだった(笑)
皆さんおシリがぷりぷりで美しい。
投稿者:ノッチ 2020年01月24日
石器時代 、火山の噴火により、安全な土地へと旅立った一族。
族長の双子の息子、トゥーマクは心優しい青年だったが、ルールは狩りの名手で残忍な性格だった。
ある日、一族の娘が別の種族の族長にさらわれてしまう。
トゥーマクとルールは略奪者を倒し、族長の美しい娘ナーラを連れて帰ることにした。
『恐竜100万年』『紀元前3万年の女』『恐竜時代』に続くハマーの原始時代劇第4弾。
全編原始語しか使われていない為、字幕が無くても苦に為らない作品です。
台詞は、「アー」やら「ウー」など。
そしてなんといっても、ジュリー・エーゲのプロポーションは文句の言いようがありません。
映画そのもののクオリティや内容はさておき、彼女を見るだけでもその価値はあります。
しかしお話が全然頭に入ってこない。
とある部族の族長の座を双子の青年が争い、それに他の部族の美女が絡んできての取り合いになり…というメインストーリーというか後半部分の展開は何となくわかるのだが、そこに至る前半部分がどうしてそうなったのか理解できなかった。
そして地味な抗争や苦難を延々と見せられているだけで、かなり退屈。
1人で熊と闘って、素手で熊の首をコキッと折ったのには、そんなアホなと思った。
また、ワンパターンを嫌ったのかこの映画は恐竜など一切登場しません。
力作かもしれませんが、娯楽作としてはイマイチ。
ハマー・フィルムの原始人ものはこれで打ち止めとなる。
でも、ビキニのポロリやハミ出しを愛でる作品として観るとなんとか許せる作品です。
今だったらお茶の間では絶対放送出来ないと思いますが、1970年代~1980年代では女優さんのヌードをテレビ(ゴールデン洋画劇場など)で鑑賞する事が出来たのです。
そんな愛すべきポロリのジャンルの一つが原始人映画でした。
セリフがなくてよくわからないストーリーでも、「原始人100万年」おススメです。
まとめ
日本代表の「北京原人Who are you?」とイギリス代表の「原始人100万年」です。
ツッコミどころはたくさんありますが、そんな部分を押さえながら観ると楽しめますよ。