『スケバン刑事』とは?
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『スケバン刑事』(スケバンデカ)は、和田慎二の漫画作品。
1985年から1987年にかけて実写ドラマ化したTVシリーズ3部作が放映され、劇場版2作品が公開された他、2006年には新作の劇場映画が公開された。また1991年にはOVAとしてアニメ化もされた。
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『スケバン刑事』といえばテレビドラマ版の印象が大きいですが、今回の記事は、こちらのOVA版『スケバン刑事』の内容を中心にご紹介させていただきます。
OVA版『スケバン刑事』の本編動画・ストーリー
フダ付きのワルとして少年院に収監されていた女子高生・麻宮サキ。父親を殺した罪で死刑判決を受けた母親の執行停止を交換条件に、スケバン刑事として活動することを受け入れ、学生たちが中心メンバーとして組織された犯罪集団と戦うことになります。
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名門高校のバス旅行中に起きた悲惨な交通事故。死者は百数十名にも及びましたが、警察による捜査は打ち切られ、悲しい事故として処理されようとしていました。しかし、事故現場からは、事故は意図的に仕組まれていたのではないかと思われるような手掛かりが次々と浮かび上がってきます。
その黒幕には、学園の理事を務める海槌家が深く関与しているのではないかと疑いが出てきました。しかし、決定的な証拠はなく、あくまでも警察は事故として片付けられようとしていていました。
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そこで白羽の矢が立ったのは、かつては学園を追い出されるように去った麻宮サキ。
再び学園の生徒として編入し、スケバン刑事として謎に包まれた海槌家の身辺を探るのでした。学園には海槌家の三姉妹も生徒として通学し、校内では絶大な権力を振りかざしています。果たして麻宮サキは闇に葬られようとしている恐るべき事故の真相に迫れるのでしょうか…
再び学園の生徒として編入し、スケバン刑事として謎に包まれた海槌家の身辺を探るのでした。学園には海槌家の三姉妹も生徒として通学し、校内では絶大な権力を振りかざしています。果たして麻宮サキは闇に葬られようとしている恐るべき事故の真相に迫れるのでしょうか…
OVA版『スケバン刑事』の魅力とは?
テレビドラマ版とはイメージが違う麻宮サキがOVA版『スケバン刑事』の大きな魅力です。
外見でいえば、髪色はピンク色で、長さは腰の位置よりも長いロングヘア。テレビドラマ版で麻宮サキを演じた斉藤由貴さん・南野陽子さん・浅香唯さん、どの麻宮サキの印象にも当てはまらないですよね。
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テレビドラマ版は演出の関係か、ハードボイルド感の漂う内容でしたが、OVA版『スケバン刑事』は明らかに画風が少女マンガなので、そういった印象も少し薄れるような気がします。
声質・言葉遣いという部分も見逃せないポイントです。斉藤由貴さんは標準語を話す麻宮サキ像を演じていましたが、南野陽子さん・浅香唯さんの場合は方言が印象的でした。
OVA版『スケバン刑事』の麻宮サキは標準語のような口調で話しますが、方言というより男っぽい話し方をしており、少し違ったイメージが漂っています。そして、その声を演じているのは伊倉一恵さんです。
OVA版『スケバン刑事』の麻宮サキは標準語のような口調で話しますが、方言というより男っぽい話し方をしており、少し違ったイメージが漂っています。そして、その声を演じているのは伊倉一恵さんです。
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伊倉一恵さんといえば、こちらのキャラクターが有名ですよね。『シティーハンター』では主人公・冴羽リョウを演じた神谷明さんも、OVA版『スケバン刑事』では優秀な私立探偵の役で出演しています。
『スケバン刑事』を紹介したWikipediaのページでは、
『スケバン刑事』を紹介したWikipediaのページでは、
アニメ『シティーハンター』のファンだった作者の希望で、伊倉一恵と神谷明が声を担当した。
このような記載もあり、それを思わせるような場面は多かったように思います。
結果的にはテレビドラマ版の、どの麻宮サキよりもワイルドさが強調された人物像で描かれ、全盛期のアイドルたちが演じた麻宮サキとは一味違うイメージでお楽しみいただけることでしょう。
OVA版『スケバン刑事』は超合金製ヨーヨーの描写が少しチープだったので、その部分のクオリティーが高ければ、アニメとしての評価はもっと高かったのではと思います。
結果的にはテレビドラマ版の、どの麻宮サキよりもワイルドさが強調された人物像で描かれ、全盛期のアイドルたちが演じた麻宮サキとは一味違うイメージでお楽しみいただけることでしょう。
OVA版『スケバン刑事』は超合金製ヨーヨーの描写が少しチープだったので、その部分のクオリティーが高ければ、アニメとしての評価はもっと高かったのではと思います。
出版:白泉社
掲載:花とゆめ
連載:1975年~1982年
巻数:全22巻