『獄門島』が再びドラマ化!金田一耕助に長谷川博己が!!
11月19日(後8:00~10:00)にNHK・BSプレミアムで、昭和を代表するミステリー作家・横溝正史が生み出した名作『獄門島』が再びドラマ化される事が決定した。俳優の長谷川博己が“名探偵”金田一耕助を演じる。
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『獄門島』は、戦争直後の瀬戸内の孤島出繰り広げられる連続殺人事件に隠された物語や隠された巧みなトリックで、昭和22年の発表当初から高い評価を得ている。これまでに2度の映画化、4度のテレビドラマ化されるなど今なお燦然と輝く、ミステリーの金字塔だ。
撮影はすでに開始され、孤島の地形(殺人トリックに不可欠)や島を覆う不気味な空気感を求めて、雄大な自然と歴史的建造物が多く残る佐渡で敢行。各種の映画機材等を用いて、映画並みのクオリティーで制作が進められている。
撮影はすでに開始され、孤島の地形(殺人トリックに不可欠)や島を覆う不気味な空気感を求めて、雄大な自然と歴史的建造物が多く残る佐渡で敢行。各種の映画機材等を用いて、映画並みのクオリティーで制作が進められている。
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今回、これまで石坂浩二や古谷一行らが演じてきた風変わりでとぼけてはいるが、どこかヒーロー然としていた金田一像とは異なるという。
長谷川が演じる金田一は、戦争でトラウマを抱え、心に空いた穴を埋めるため、取り憑かれたように事件を解明しようとする姿勢を前面に出している。
出演者には、仲里依紗、小市慢太郎、古田新太、奥田瑛二らが顔を揃える。
長谷川が演じる金田一は、戦争でトラウマを抱え、心に空いた穴を埋めるため、取り憑かれたように事件を解明しようとする姿勢を前面に出している。
出演者には、仲里依紗、小市慢太郎、古田新太、奥田瑛二らが顔を揃える。
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獄門島
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『獄門島』は『本陣殺人事件』に引き続いて雑誌『宝石』に連載されたもので、「金田一耕助シリーズ」ものとしては2番目の作にあたる。横溝正史が第1回に筆を染めたのは昭和21年10月で、最終篇を脱稿したのは昭和23年8月と、足かけ3年、1年と10か月の長期連載となっていて、横溝は「むろん、私としては初めての経験であった」と振り返っている。
横溝が島を舞台に小説を書きたいと思いだしたのは戦争中のことで、昭和20年の春に両親の出身地である岡山県へ疎開したのも、瀬戸内海の島が近いというのがひとつの理由であった。しかし「元来出不精で乗り物恐怖症」のため、疎開中にどの島にも足を運ぶことはなかった。にもかかわらず本作で小島の封建的な風習、風物を描けたのは、疎開先の部落に、かつて瀬戸内海の島で青年学校の教師をしていた人がいたからだと語っている。
横溝は大体の構想がまとまったところで友人にそれを聞いてもらう習慣だったが、疎開先ではもっぱら夫人に話していた。この『獄門島』でもそうしたところ、夫人がある意外な人物を「これが犯人なのね」として指さした。横溝は「そんなの馬鹿にされる」と怒ったものの、「今までなかったから面白いのではないか」と考え改め、それで『獄門島』の犯人が出来上がったという。
(あらすじ)
獄門島――江戸三百年を通じて流刑の地とされてきたこの島へ金田一耕助が渡ったのは、復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託されたためであった。『三人の妹たちが殺される……おれの代わりに獄門島へ行ってくれ……』瀬戸内海に浮かぶ小島で網元として君臨する鬼頭家を訪れた金田一は、美しいが、どこか尋常でない三姉妹に会った。だが、その後、遺言通り悪夢のような連続殺人事件が! トリックを象徴する芭蕉の俳句。
『獄門島』に出てくる三つの俳句
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「獄門島」 - 予告編
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