忘れ去られた日本の文化遺産の魅力を問う!写真集『秘宝館』『ラブホテル』が同時発売!!
青幻舎より、都築響一による写真集『秘宝館』『ラブホテル』が同時発売されます。発売予定日は9月22日、価格はそれぞれ2530円(税込)。忘れ去られた日本の文化遺産の魅力を問う、各400ページ超えの大ボリュームとなっています。
書籍概要
『秘宝館』
空前の観光ブームのなか1970年代~観光地に誕生したオトナの娯楽施設「秘宝館」。斬新奇抜な創造力が溢れる、それぞれの館の演出は現代においても新鮮に映る。昭和という時代が生んだ性のアミューズメントパークは、アート空間のようだ。秘宝館のその後を追った、2023年に取材した写真、原稿も掲載。
本書に登場する秘宝館のほとんどはもう存在しないし、たぶんここでしか写真すら見られない秘宝館もある。子どもがオトナになるくらいの、ほんの少し前に、日本人がこんなにヘンな場所をつくって、それが裏観光名所として賑わっていた時代があったこと。それを恥ずかしく思うか、楽しく思うかで、僕らの国を見る眼差しはずいぶん変わってくるはずだ。
―都築響一
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『ラブホテル』
「ラブホテル」、それは昭和・平成の色香にむせる愛の空間。急速に姿を消しつつあった2000年代に遊びごころ溢れるインテリアを探し歩いた全73室。オトナの夜の夢!2023年に取材した最新ラブホデザインも追加!
レトロとは「過ぎ去った時代のいいところだけを見てとる」技術でもある。戻れない時代に憧れるのはそれだけで楽しいけれど、このささやかな記録のコレクションから、当時のカップルがどんな驚きと興奮でこんな部屋を楽しんだか、そのドキドキワクワク感に思いを馳せ、それがいまから数十年後に「レトロ・デザイン」として愛でられるような新しいスタイルの創造につながっていくとしたら、僕としては最高にうれしい。
―都築響一