デビューは14歳!
その後、コンスタントに漫画を書き続け、現在でも複数の漫画を連載されています。最近では「潔く柔く」が映画化、「あなたのことはそれほど」、「G線上のあなたと私」などがドラマ化されるなどでますます注目を集めていますね。
これからご紹介する昔の作品はまだ映像化していません。最近は昔の漫画をドラマ、映画化することもあるので見てみたい気もしますね。
初期の連載作品「スターダスト3年め」
いくえみ綾 先生 作品
— まりっぺぇ。(๑╹ω╹๑ )です★ (@killerbee414) August 13, 2018
『初恋ゴールの向こうがわ』
『ボクとあそぼうか!』
『女の子ラプソディー』
『スターダスト3年め』
お盆休み1日頂けたので
早めになにもかも済ませて
漫画読みます。
学生時代に読んでた
作品達より
更に前の作品
あ〜
やっぱり
天才だわ。
物語の構成が心地よい。 pic.twitter.com/EAepXGaGfm
初期の連載は短期作品が多いです。「スターダスト3年め」は別冊マーガレット1983年2月号から5月号まで連載されていました。まだまだ短期連載なので全1巻です。
3年前のロックスターの死をめぐって、彼の周辺の人たちの想いを描き、それぞれが彼の死を受け入れていくという内容です。
絵は今のいくえみさんのテイストとは違いますよね。80年代少女漫画の絵、という感じですが内容はやっぱりいくえみさんだな~という感じですね。
この後もしばらくは短編や短期連載が続きます。
「POPS」
主人公の原田薬子は同級生の三島岳志のことが気になっています。ですが三島は女ったらしであまりいい噂がありませんでした。薬子と三島はすれ違いながらもついに付き合うことに。実は三島もずっと薬子のことが気になっていたのです。
ですが、三島は中学時代に好きだった梢子のことがまだ忘れられず、つながっていたのです。梢子は中学の時の担任の先生でした。三島と薬子は一度別れるのですが、やはり薬子が好きだと気付いた三島はよりを戻します。
その後薬子のことが好きな信也が登場したり、三島が退学になったりとトラブルが続きます。2人の関係も一度終わってしまうのですが、最後には本音で向かい合い結ばれる、というストーリーです。
「POPS」というタイトルはポピュラーという意味からきているそうです。いくえみさんは普通の高校生の恋愛だけどこか違うという作品を描きたかったと話していますよ。
「みつめていたい」
高校2年生の真千子はおとなしい女の子。クラスの人気者の秋元祥児と付き合い始めます。その後、生意気な中学生小泉高哉と出会います。高哉は何かにつけて真千子にちょっかいを出し、真知子は高哉に振り回されながらも次第に惹かれていきます。
祥児との約束をすっぽかして高哉を追いかけてしまう、など心とは別に衝動的に高哉に惹かれていく姿が印象的でした。おとなしい性格の真千子の最後の決断もかっこいいです。
「みつめていたい」の前に発売されている「ベイビーブルー」というコミックスもすごく良いです。読み切りが2本収録されているのですが、どっちも今でも心に残っている作品でおすすめです。もう1本収録されている「10年も20年も」という作品は水泳をテーマにした話です。初めて共感することを意識せず描いたそうですが、評判が良くてびっくりしたと話されています。
「I LOVE HER」
高校1年生の花は両親の離婚がきっかけで、転校することになります。それほど遠い距離ではなかったのですが付き合っていた彼氏とも別れることに。
引っ越してきた先で隣に住んでいる新堂央人(ひろと)と仲良くなったのですが、学校に行ってみるとなんと花の担任の先生でした。新ちゃんと呼ばれて生徒からも慕われていました。
花は親しみやすい性格ですぐにクラスメイトとも打ち解けます。そして新ちゃんとも仲良くなっていくのですが、教師として適度な距離を保っているのです。花は次第に新ちゃんに惹かれていきます。が、花の隣の席の艶香とも特別な関係(男女の関係ではないです)であったり、元カノが登場したり、花の元カレが登場したりと色々な出来事が起こっていきます。
花の恋がメインの話ではありますが、艶香との友情にも注目してほしい作品です。
ちなみにこの頃いくえみさんは奥田民生さんにハマっていて、新ちゃんは奥田民生さんにそっくりです。そんなところも親しみやすかったりしますね。
「バラ色の明日 」
第45回小学館漫画賞少女部門を受賞した作品です。