フクちゃん
『江戸ッ子健ちゃん』の脇役として誕生
『江戸ッ子健ちゃん』の脇役として誕生
1936年(昭和11年)1月25日に東京朝日新聞(現:朝日新聞東京本社)で始まった連載漫画『江戸ッ子健ちゃん』の脇役として登場。
主人公の健ちゃんよりも人気が出たため、主人公に昇格(スピンオフ作品)。その後も舞台を幾度か変えながら、1971年(昭和46年)まで長期にわたり連載された。
ストーリーは基本的に4コマ漫画で、フクちゃんとその家族や友達のほのぼのした生活を描いている。フクちゃんの名は漫画家・横井福次郎の「福」から来ている。
登場人物が年を取る事はない。
主人公の健ちゃんよりも人気が出たため、主人公に昇格(スピンオフ作品)。その後も舞台を幾度か変えながら、1971年(昭和46年)まで長期にわたり連載された。
ストーリーは基本的に4コマ漫画で、フクちゃんとその家族や友達のほのぼのした生活を描いている。フクちゃんの名は漫画家・横井福次郎の「福」から来ている。
登場人物が年を取る事はない。
あらすじ
東京の下町に住む少年・フクちゃんは、ある日親戚のおじいさんの家に養子に貰われる。おじいさんの家は大富豪で、フクちゃんはそこの跡取り息子として迎えられた。
そこへ、フクちゃんの家庭教師として九州出身のバンカラ学生・アラクマが登場。やがて金持ち暮らしに飽きたおじいさんは、屋敷を福祉施設に改築し、一般に開放。自身はフクちゃん、アラクマと共に長屋に移住し、普通の小市民としての3人の生活がスタートした(同時に剃髭し、身なりもお馴染みのアルファベット柄の着物姿となる)。
戦時中は時節柄国防ネタが多く、戦後は一転して世相を交えながらも牧歌的な子供中心の世界が描かれた。
最終回間近には、フクちゃんの実父が戦後台湾に渡り、実業家として成功した事を知ったおじいさんは、フクちゃんに台湾行きを薦めるが、フクちゃんは「おじいさんがおとうさんだ」と言ってこれを拒む。
サラリーマンとなったアラクマも結婚する事となり、密かにアラクマを想っていたナミコが失恋の旅に出る。といったストーリーが展開された。
フクちゃんのアニメ化
ぼく、フクちゃんだい! - YouTube
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『フクちゃん』は何度か映像化されている。
最初の映像化は1936年(昭和11年)12月に公開された実写映画『江戸ッ子健ちゃん』で、フクちゃんを演じたのは子役時代の中村メイコだった。
1942年から1944年にかけて、松竹動画研究所の手によりアニメーション映画が3作品制作される。原作者の横山自身も演出に関わっていた。
1962年(昭和37年)には、横山隆一主催のアニメプロ「おとぎプロダクション」製作による長編オムニバスアニメーション映画『おとぎの世界旅行』の中で、『ロケット・フクちゃん』として登場してる。
1982年(昭和57年)11月2日からは、テレビアニメ『フクちゃん』がテレビ朝日系で放映開始。アニメーション制作はシンエイ動画、1回2話放映で全71回142話。現代風にアレンジ(個々の人物設定も原作と異なる)されて、1984年(昭和59年)3月27日まで約1年半にわたり続いた。
フクちゃんの年表(描写編)
フクちゃんの年表(出来事編)
1936年1月25日、朝日新聞東京版にて「江戸ッ子健ちゃん」連載開始。14回目でフクちゃん初登場。
10月、朝日新聞全国版に移り、フクちゃんを主人公とした「養子のフクちゃん」連載開始。
12月、「江戸ッ子健ちゃん」映画化。フクちゃんに中村メイコ。
1938年、「フクちゃん部隊」に改題。日本文化協会より第1回児童文学賞受賞。
1939年、「アラクマ道場」に改題。
1940年1月、「ススメフクチャン」に改題。
1941年6月、朝日新聞中部版に「アルケフクチャン」登場。
1942年、「ジャバのフクチャン」登場(作者ジャワへ従軍のため)。
1944年11月、アニメーション「フクちゃんの潜水艦」封切(横山隆一演出)。
1945年、米軍マニラ司令部発行の伝単、落下傘ニュースに「フクちゃん」が無断転用・連載される。
敗戦後、漫画原稿配給組合により、地方紙16紙にフクちゃん連載開始。
1950年、サンデー毎日に「デンスケとフクちゃん」連載。
当時毎日新聞連載の「デンスケ」とフクちゃんがコンビを組んだことで注目された。
1953年、週刊朝日にフクちゃん登場。
1956年、「デンスケ」に代わり、「フクちゃん」毎日新聞での連載開始。
1957年、「フクちゃん」ラジオドラマになり、文化放送から放送。
1961年、フクちゃん、金沢の酒造会社・福光屋の清酒「福正宗」のマスコットになる。
1962年、オム二バス方式のまんが映画「おとぎの世界旅行」の中の短編作品「ロケットフクちゃん」とし
て登場(おとぎプロ製作、横山隆一演出)。
1966年、立花製菓より「フクちゃんガム」発売。
1970年、「フクちゃん」連載5000回を祝して記念パーティーが行われる。
「フクちゃん全集」(講談社)出版。
1971年、「フクちゃん」5534回の連載記録を残して終了。
「さよならフクちゃん」出版。
1982年11月、テレビ朝日にて「アニメ・フクちゃん」放送開始(1984年3月まで放送)。
10月、朝日新聞全国版に移り、フクちゃんを主人公とした「養子のフクちゃん」連載開始。
12月、「江戸ッ子健ちゃん」映画化。フクちゃんに中村メイコ。
1938年、「フクちゃん部隊」に改題。日本文化協会より第1回児童文学賞受賞。
1939年、「アラクマ道場」に改題。
1940年1月、「ススメフクチャン」に改題。
1941年6月、朝日新聞中部版に「アルケフクチャン」登場。
1942年、「ジャバのフクチャン」登場(作者ジャワへ従軍のため)。
1944年11月、アニメーション「フクちゃんの潜水艦」封切(横山隆一演出)。
1945年、米軍マニラ司令部発行の伝単、落下傘ニュースに「フクちゃん」が無断転用・連載される。
敗戦後、漫画原稿配給組合により、地方紙16紙にフクちゃん連載開始。
1950年、サンデー毎日に「デンスケとフクちゃん」連載。
当時毎日新聞連載の「デンスケ」とフクちゃんがコンビを組んだことで注目された。
1953年、週刊朝日にフクちゃん登場。
1956年、「デンスケ」に代わり、「フクちゃん」毎日新聞での連載開始。
1957年、「フクちゃん」ラジオドラマになり、文化放送から放送。
1961年、フクちゃん、金沢の酒造会社・福光屋の清酒「福正宗」のマスコットになる。
1962年、オム二バス方式のまんが映画「おとぎの世界旅行」の中の短編作品「ロケットフクちゃん」とし
て登場(おとぎプロ製作、横山隆一演出)。
1966年、立花製菓より「フクちゃんガム」発売。
1970年、「フクちゃん」連載5000回を祝して記念パーティーが行われる。
「フクちゃん全集」(講談社)出版。
1971年、「フクちゃん」5534回の連載記録を残して終了。
「さよならフクちゃん」出版。
1982年11月、テレビ朝日にて「アニメ・フクちゃん」放送開始(1984年3月まで放送)。
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着物に下駄、大学帽という容姿で早稲田大学のマスコットキャラクターとしても知られている。