昨年１１月に呼吸不全のために亡くなったオペラ歌手・中島啓江（けいこ）さん（享年５７）をしのぶ会が２日、都内で行われ、歌手の小林幸子（６１）、渡辺真知子（５８）、安田祥子（７３）、島田歌穂（５１）、演出家の宮本亜門氏（５７）ら３５０人が出席した。

　オーケストラ隊の生演奏に合わせ、「アメイジング・グレイス」を歌う生前の中島さんをスクリーンで上映。「音楽でしのぶ」という意向とあって、小林は「おもいで酒」、安田は「ふるさと」の歌声を天国へと届けた。

　２０年以上の親交があった小林は「歌の素晴らしさを１人でも多くの方に楽しんでもらいたいという方でした。啓江ちゃんのこと、私は天使だと思ってるんです。ピュアで」と悼んで、この日の衣装には天使の絵柄の入った着物を選んでいた。