2021.03.25
# トヨタ

太っ腹…!車雑誌・ベストカーの新編集長が「車を1台プレゼント」する企画に挑戦したワケ

「ベストカー」で1位に輝いた車とは?

『ベストカー』は世界で2番目に売れているカー専門誌

自動車専門誌として日本一の発行部数を誇る『ベストカー』。

月2回(10日と26日)、毎号20万部を刊行し、この雑誌不況のさなかでも年間で実に500万部を発行し続けるマンモス雑誌(世界で2番目に売れているカー情報and車ライフスタイル誌)である。

その『ベストカー』が、3月26日発売号(2021年4/26号)で、編集長が交代したのをきっかけに誌面を刷新する。そして、リニューアル記念として車を1台プレゼントする。

今回、飯嶋穣新編集長に自動車専門誌の現状を伺うとともに、編集部がプレゼントに選んだ車の魅力について紹介していきたい。この車は、『ベストカー』(2021年1月26日号)で、「編集部選 日本車BEST10 」にて「1位」になった名車だ。

ちなみに2020年の「第41回2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、スバルのレヴォーグが選出されているが、今回プレゼントされるのは別の車である。さて、プレゼントされる車とは?

 

飯嶋編集長「大事なのは信頼を積み上げていくこと」

編集部 雑誌不況が続いているなかでの編集長就任となります。自動車専門誌は現在どのような状況なのでしょうか。

飯嶋穣編集長 いま紙の雑誌は軒並み部数を落としていますよね。自動車専門誌も同じ状況です。都市部を中心に、コンビニでは雑誌スペースはどんどん狭まっていて、お弁当や飲み物と一緒に雑誌を買う人が減り、電車の中で雑誌を読む人も見かけなくなりました。「発売日を待って雑誌を買う」という習慣や文化自体が変わっている印象です。

いいじまみのるー1973年生まれ。東京都出身。『ベストカー』を志望して講談社ビーシーの前身たる三推社の門を叩くも、中学・高校時代に「釣り研究部」に所属していたこともあってか、1997年にアウトドア雑誌『FENEK』編集部に配属される。幻と言われたレイクトラウトやタマムシ、クワガタと戯れて過ごしつつ、2007年に「ベストカー」編集部に転属。クルマそのものより、周辺情報を扱う企画を多く担当しつつ、気づけば10年以上が経過し、現在に至る

編集部 すると、今後も部数はどんどん減っていきますか。

飯嶋編集長 ライフスタイルが変わったぶんだけ部数は変動するでしょうが、減るいっぽうだとは思っていません。少なくとも電車移動が中心の都市部と、いまだに自動車通勤が多い地方では、ライフスタイルの変化の仕方はだいぶ違うだろうなと思います。

ざっくり言うと、地方のコンビニに行けばいまも雑誌コーナーは大きいですし、スマホが普及した今でも「よく雑誌を買う」という習慣がライフスタイルに組み込まれている方はたくさんいらっしゃいます。これまで「年齢」や「性別」や「収入」で区切られていた読者層が、「住んでいる場所」に変わっているイメージですね。

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