三沢 光晴(みさわ みつはる、本名:三澤光晴、1962年6月18日 - 2009年6月13日)とは、プロレスラー、格闘家。プロレスリング・ノア代表取締役社長。人類最強の格闘家と言われていた男であった。
入場曲は『スパルタンX』。
概要
全日本プロレス入団後、しばらくは2代目タイガーマスクとして活動。その後マスクを自ら試合中に脱ぎ捨て、三沢光晴として頂点を目指す。ジャイアント馬場が亡くなった1999年、一時的に全日本の社長となるが、馬場の妻の馬場元子との確執から2000年に全日を離脱、プロレスリング・ノアを立ち上げた。
その後も社長業を務めながら第一線級のレスラーとしても活躍を続け、NOAHを一大勢力に育て上げた。
しかしながら、2009年6月13日、広島県立総合体育館で行われた試合中の事故(斎藤彰俊が放ったバックドロップの受け身を取るも、長年の勤続疲労、故障により頚椎離断)によって死去。
享年46歳、「受け身の天才」とまで言われた氏のあまりにも意外で、そして早すぎる別れとなった。
三沢さん最強説の根拠
当時NOAHジュニア戦線で奮闘していた元GHCヘビー王者の杉浦貴が、2004年の総合格闘技PRIDEのある試合にて60億分の1を決めると言われたPRIDE GPベスト8のジャイアント・シルバを秒殺したことから、NOAHの頂点に君臨する三沢さんはミルコもノゲイラもヒョードルをも超越する最強の人間という認識が広まっていった。
三沢さんの本性
三沢光晴と言えば、やはりバラエティ番組などでの下ネタトークである。
「エロ社長」の異名をとっており、プロレス雑誌の読者投稿欄には三沢さんの下ネタに関する投稿が定番になっていたほどである。
その後、全日時代からバラエティに進出すると最初は寡黙な雰囲気を貫いていたものの、徐々にバラエティに慣れたのか下ネタトークを自重しなくなるようになる。
「(小橋と組んで負けた試合の感想を問われ)小橋には先にイッちゃってごめんね、という気持ちです」
「俺おっぱい星人じゃないから」
「ぴこぴこぴーん(男性のシンボルが元気になった時の三沢独特の擬音表現)」
「(他団体の)プロレスのビデオ見るくらいならアダルトビデオ見たほうがいいよ」
「志賀、お前は(男性のシンボルが)デカい!」
などの下ネタ関係の発言を連発するようになった。
その後、大学の学園祭のトークショーに呼ばれた時にも下ネタを連発したらしい。
さらに「踊る!さんま御殿」に出演の際には下ネタ御法度であったはずが結局大ウケし、「今週の踊るヒット賞」を獲得。「エロ社長」というニックネームもこの番組での下ネタトークがきっかけであり、飯島愛からは「爽やかな下ネタ」と評された。
三沢さんの下ネタは受けが良く、それを楽しみにするファンも多かったが、一方で「(寡黙で真面目な)イメージが崩れる」等の批判が上がっていたのも事実であり、その件で渉外部長の仲田龍氏から「バラエティ番組出演禁止令」が出されるまでになってしまった。以下の動画はノア旗上げ直後にDJとして出演したオールナイトニッポンでの三沢さんの下ネタ全開トークである。下ネタトーク時のテンションの高い三沢さんを聞くことが出来る貴重なものであるので、ぜひ視聴してみてほしい。
さらにはゲーム好き、マンガ好きの公言もしており、オタク関係に造詣が深いことでも有名である。
2005年12月22日に発売されたXbox360用ソフト「レッスルキングダム」のイベントで、ゲーム好きである事を公表している。本人曰く「ゲーム、好きですね。Xbox360、予約しましたよ。最初に買わないと手に入らなくなるかもしれないから、そのとき買わないと」と、かなりのゲーム好きな一面をのぞかせた。「レッスルキングダム」をプレイした感想については「やってておもしろいですね。やっているうちに手に汗をかいてきて、そのうち全身に汗をかいてきたのでやめましたが」とコメント。「ゲームは現実逃避でやるのがイイから」ということで、普段はシューティングとプロレスゲームはしないらしい。
他にファミ通2007年11月2日号では「あの人のセレクトはコレ!未来に伝えたいゲーム」にて三沢のお気に入りのゲームにファミコン版『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』を上げていた。
そして、ポケモンやムシキングに対しては相当な思い入れがあるようでポケモン関係の番組に出演したり、ムシキングに関しては「ムシキングテリー」という覆面レスラーをノアで登場させた。
そしてオタク関係についてはホビー専門誌で特撮ヒーローの人形収集の趣味がある事を明かしている。葬儀の祭壇には三沢さんが生前コレクションしていた人形が飾られていたそうである。
また、カラオケに行くと子供時代大好きだったマイナー特撮ヒーローの主題歌を歌い、誰も知らない為、周りの人間は少々困っていたらしい。
また、何人かの若手選手は「遠征中、ドライブインに寄るたびに三沢社長にガチャポンをやりにいかされる」と暴露している。
全日社長時、日テレの”素顔がイイねっ!”に出演し自宅を公開、子供の大きなポケモンの人形の他、かなり希少なFFVIIグッズやその他のコレクションが乱雑に並べられていた。
その他にもメディアワークス刊「電撃スパロボ」にてスーパーロボット大戦シリーズのファンであることが明かされている。
また、相当な漫画好きでも知られている。単行本はあまり買わず、雑誌連載で追いかけるという。元付け人の丸藤正道は「三沢社長の付け人として最初に覚えることは、雑誌の発売日を覚えること」と語っている。
クイズマジックアカデミーも嗜んでいたらしく、プレイアブルキャラクターのユリを「胸がDカップ程度で臍がエロい」と評し、前述の理由で生前愛用していたとかなんとか。社長わかってらっしゃる。
もっとも、本人自身は「オタク」であることを頑なに否定していた。
以上、wikiより引用。
王道の完成系
主な必殺技
- エルボー
- 三沢さんが最も得意とする技。K-1やPRIDEは三沢さんの参戦を恐れるあまりにエルボーを禁止したとされる。通常の打ち方の他にもバックエルボー、ランニングエルボー、ワンツーエルボーなど、まさに「七色のエルボ-」と呼ぶにふさわしい。
- タイガードライバー
- タイガーマスク時代から使用する技。落とす直前まで腕をロックする改良版・タイガードライバー'91もあるが、あまりに危険すぎるために封印されており、最後に使用されてたのは2005年、全日本プロレスでの小島聡戦。
- 現在は主に教え子の鈴木鼓太郎が使用している。
- エメラルドフロウジョン
- 一時期は最強の必殺技として君臨していたが、他選手に研究しつくされ現役終盤ではあまり通用しなくなっていった。雪崩式や、ブレーンバスターの体勢から仕掛ける変形バージョンもあった。
- タイガースープレックス
- チキンウィングの要領で相手の両腕をロック、ジャーマンの態勢で投げる技。この時自らの両腕をロックするため、三沢式タイガーSHとも呼ばれる(ロックしないものは開発者の初代タイガーマスクにちなんで佐山式と呼ぶ)。
- 変形のフルネルソンで投げるものはタイガースープレックス'85。2003年のGHCヘビー王座戦、小橋建太戦で花道から断崖式に投げっぱなしで放ったものはタイガースープレックス2003である。
(以下は近年使用されなくなっていた技)
- エルボー・スイシーダ
- いわゆるトペ・スイシーダの派生である。場外にいる相手に向かってロープの間を潜り抜け、肘から相手にぶつかっていく技。
- フライングラリアット
- 独特の回転を加えながら相手に放つラリアット。
- 他の使い手としてはSMASHに参戦しているAKIRAが挙げられる。
- 旋回式バックドロップ
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参考文献
関連項目
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