ソニー、MD対応ステレオの出荷を終了 3月メド
ソニーは31日、ミニディスク(MD)の録音再生に対応したシステムステレオの出荷を3月をメドに終了すると発表した。2011年9月に「MDウォークマン」の出荷を終えており、発売から約20年でソニー製のすべてのMDプレーヤーの出荷が終了することになる。内蔵メモリーを使う音楽プレーヤーへのシフトで需要が見込めないと判断した。
出荷を終了するのは「CMT-M35WM」。記録メディアとしてのMDの販売は「今後数年間は続ける」(同社)としている。MD対応製品の修理など顧客サービスも継続する。
ソニーが開発したMDはCDの約半分の大きさの光ディスクで、持ち運びに便利なのが特長。同社は1992年にMDの録音再生に対応するウォークマンを発売。約2200万台のMDウォークマンのほか、国内でおよそ500万台のMD対応システムステレオを販売した。MD対応製品は、現時点でオンキヨーなどが出荷を続けている。
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