27日に胃がんで死去した俳優の夏夕介さん（本名・田浦久幸）の兄で、施主の田浦優一さん（61）が31日、葬儀・告別式で闘病の様子を語った。遺族代表のあいさつの中で明らかにしたもので、がんが発覚したのは昨年10月。「本人も承知の上で10月27日に手術を受けましたが、執刀医から『がんを全部取りきれませんでした。抗がん剤治療で頑張りましょう』と言われ、芸能界に復帰できるように、がんとの壮絶な闘いが始まりました」。闘病生活はとてもつらいもので、「食べたら吐き、飲んでも吐き、抗がん剤も体が受け入れることができませんでした」。若いころから「健康優良児そのものだった」だけに、弟の死を「今でも信じることができません」と唇をかんだ。