大ブレイクの「妖怪ウォッチ」
『妖怪ウォッチ』(ようかいウォッチ)は、レベルファイブから2013年7月11日に発売されたニンテンドー3DS専用ゲームソフト。
『イナズマイレブン』シリーズ、『ダンボール戦機』シリーズに続くレベルファイブのクロスメディアプロジェクト作品である。先行する二作品と同様にコミックやアニメなどによる多角メディア展開を前提として企画された。
ある夏の日、主人公は虫取りをしている最中に妖怪執事ウィスパーと出会い、妖怪を見ることのできる妖怪ウォッチを手に入れる。至る所に出没する妖怪と友達になり、時には彼らと協力して、町の人々の悩み・問題を解決しながら物語を進めていく作品である。
妖怪と友達になると、妖怪メダルが渡され、妖怪ウォッチで召喚することができる。妖怪は、特定の条件を満たすと進化・合成などができるものもあり、その種類は440種類である(妖怪ウォッチ2現在)。
当作品が初めて公になったのは、2012年12月15日より『月刊コロコロコミック』でまんが連載を開始した時である。クロスメディアプロジェクト作品として、後に販売されたゲームよりも一足早く連載を開始した。
その後、2013年7月11日にニンテンドー3DSソフト『妖怪ウォッチ』が発売された。販売から3週目(7月下旬)で10万本、14週目(10月初旬)で20万本を売り上げたが、販売台数そのものは時間が経つとともに右肩下がりで推移し、平凡な売れ行きであった。
しかし、2014年1月8日よりテレビアニメ版が放送されたことで一躍注目を浴びるようになる。それを裏付けるように、『妖怪ウォッチ』の販売台数は2014年になってから右肩上がりに変動し、アニメ放送開始直前であった1月初旬(26週目)に30万本を越えるなど、ヒットの兆しを見せた。
続けざまに、1月11日にバンダイより玩具の妖怪メダルが発売されると、小学生を中心にブームが沸き起こった。販売から1ヶ月で妖怪メダルは累計300万枚以上を出荷し、瞬く間に各地で完売になるほどの人気商品となった。
また、3月14日に東京駅一番街で「妖怪ウォッチ 発見!妖怪タウン」を2ヶ月の期間限定で開業したが、想定以上の来客で品切れを続発したことにより2日で休業に追い込まれるなど、この頃には既に妖怪ウォッチの社会現象が起きていた。3DSソフト『妖怪ウォッチ』の販売台数も5月25日に100万本を越えてミリオンセラーとなった。
7月10日に続編の『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』が発売されると、発売から4日間でパッケージ版の販売台数が128万本を越え、早くも『妖怪ウォッチ』の発売台数を上回った。さらに、12月20日に『妖怪ウォッチ2』のストーリーをアニメ化した映画作品である『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』を封切し、次回作品の上映も公開前に決定した。同作品は公開2日間の興行収入が16億円を越え、東宝映画史上最高記録を更新した。
また、12月31日に放送された第65回NHK紅白歌合戦では企画コーナーが設けられた。
種々のクロスメディアプロジェクトが成功したことで、本作品は日経トレンディが選んだ2014年ヒット商品ランキングで第2位を獲得し、小学館DIMEトレンド大賞で大賞に選出、2014年の「新語・流行語大賞」のベストテンに選出、Yahoo!検索大賞2014・アニメ部門を受賞などの快挙を成し遂げた。
負けてない「ゲゲゲの鬼太郎」
『ゲゲゲの鬼太郎』(ゲゲゲのきたろう)は、水木しげるによる日本の漫画作品。また、それを原作とした一連の作品群の総称。
主人公で正義感の強い妖怪族の鬼太郎が、妖怪と人間が共存できる平和な世界を作るため、悪い妖怪と戦う物語である。
題名の由来は、作者が幼い頃に自分の名前を「しげる」と言えずに「ゲゲル」「ゲゲ」と言ったことから着想し、もう一つゲをつけたことによる。
via www.ttv.com.tw
多種多様な妖怪が登場する妖怪漫画。アニメ化に伴い『墓場の鬼太郎』から改題された。水木しげるの代表作であり、妖怪を扱った作品としても代表的な作品。
1954年の紙芝居から始まり、漫画、アニメ、映画、絵物語、ドラマ、ゲーム、ミュージカルなど、半世紀以上に渡り様々な関連作品が作られている。
漫画作品は貸本を経て1965年から1997年の間に多くのシリーズが描かれ、幼年誌から青年誌まで幅広く掲載された。初期の作品は怪奇色が強かったが、鬼太郎と妖怪の対決を主とした内容へ変化。妖怪ブームを巻き起こしたテレビアニメは、日本のテレビアニメ史上最多となるシリーズ5作、4回のリバイバルを果たす。
単行本はこれまで幾度も出版されているが、全作品を網羅したものは存在せず、出版社ごとに収録状況が異なっている。
1996年、「『ゲゲゲの鬼太郎』他一連の妖怪漫画」が第25回日本漫画家協会賞・文部大臣賞を受賞。
世界観の違い
「妖怪ウォッチ」人間の主人公が様々な妖怪と友達になっていくのに対して「ゲゲゲの鬼太郎」は主人公の鬼太郎が悪い妖怪と戦っていく。
【PV】『妖怪ウォッチ』 - YouTube
via www.youtube.com
【PV】「妖怪ウォッチ」アニメセカンドシーズンPV - YouTube
via www.youtube.com
ゲゲゲの鬼太郎 2014 720 HD 67 68 69 70 71 72 - YouTube
via www.youtube.com
「妖怪ウォッチ」の巧みなクロスメディア戦略
アニメ
テレビ東京系6局ネット、BSジャパンにて2014年1月より放送。
劇場版第1弾は『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』のタイトルで、2014年12月20日より公開された。
玩具
バンダイから発売。
DX妖怪ウォッチ(対応メダル: 銀フレーム メダル、レジェンドメダル、必殺技メダル、大吉メダル)
妖怪大辞典 第1巻(『妖怪メダル 第1章』のメダルケース)
DX妖怪ウォッチ&妖怪大辞典 第1巻 スペシャルセット
DX妖怪ガシャガシャマシン
妖怪大辞典 第2巻(『妖怪メダル 第2章』のメダルケース)
妖怪おみくじトランプ(トランプカード)
DX妖怪ウォッチ 零式(対応メダル: Zメダル、古典メダル、レジェンドメダル零、必殺技メダル零、大吉メダル零)
妖怪ゲラポスティーニ(『妖怪メダル零 Z-1st』&『妖怪メダル零 古典ノ壱』のメダルケース)
妖怪ゲラポプラス 第1巻(『妖怪メダル 第3章』のメダルホルダー)
妖怪ゲラポプラス 第2巻(『妖怪メダル零 Z-2nd』&『妖怪メダル零 古典ノ弐』のメダルホルダー)
妖怪ゲラポプラス 第3巻(『妖怪メダル 第4章』のメダルホルダー)
妖怪ゲラポプラス 第4巻(『妖怪メダル 第1章復刻版』のメダルホルダー)
ドキドキさくらニュータウン! ジバニャン大パニックだニャン!(ボードゲーム)
妖怪PAD
妖怪ゲラポプラス 第5巻(『妖怪メダル零 真打スペシャル』のメダルホルダー)
妖怪ゲラポプラス 第6巻(『妖怪メダル 第5章』のメダルホルダー)
おうちで当てよう!妖怪くじ 元祖&本家
DX妖怪ウォッチ フミちゃんVer.(対応メダル: 銀フレーム メダル、レジェンドメダル、必殺技メダル、大吉メダル)
妖怪ゲラポプラス 第7巻(『妖怪メダル 第2章復刻版』のメダルホルダー)
妖怪ゲラポスティーニバスターズ(『妖怪メダルバスターズ 第一幕』のメダルケース)
DX妖怪ウォッチU(対応メダル: 全メダル)
妖怪メダル(玩具)
バンダイから発売。ブラインドパックで発売のコレクションメダル。1パック2枚入り2014年1月11日発売の『DX妖怪ウォッチ』、または2014年8月2日発売の『DX妖怪ウォッチ 零式』、2015年4月25日発売の『DX妖怪ウォッチ フミちゃんVer.』、2015年8月発売予定の『DX妖怪ウォッチU』と連動する。DX妖怪ウォッチは220種類以上、零式は160種類以上のメロディが流れる。
くじガシャポン!
『妖怪ウォッチ くじガシャポン! 妖怪おみくじ神社』は、ガシャポン販売機に付属するゲーム機。無料で遊ぶことができ妖怪メダル1枚に1回、おみくじバトルをプレイすることができる。また、バトルには複数のメダルの使用が可能。ルーレットで大吉が出るとレアメダルを入手でき、玩具やゲームと連動させることができる。
漫画版
単行本には書き下ろしの4コマ漫画が加えられている。
コロコロコミック版
第38回講談社漫画賞児童部門、第60回小学館漫画賞児童向け部門受賞作品。『コロコロコミック』2013年1月号より連載のギャグマンガ。作者は小西紀行。基本設定はアニメ版を踏襲しておりケータが主人公で、フミちゃんは妖怪ウォッチを持たず、妖怪はケータ以外には見えない。
データカードダス
『妖怪ウォッチ ともだちウキウキペディア』は2014年1月より稼働されたバンダイより発売のデータカードダス。筐体は『仮面ライダーバトル ガンバライジング』と同じ外観のデータカードダスOタイプ。
TCG
『妖怪ウォッチとりつきカードバトル』は、2014年5月2日発売のトレーディングカードゲーム。スタートパック(15枚)とブースターパック(5枚)のほか、自販機ブースター(3枚)がある。
アプリ
『ようかい体操第一 パズルだニャン』
2013年7月18日より第1作発売を記念しiOS/Android対応アプリを配信。ルールは「ようかい体操第一」をフルコーラスが流れるまでパズルを続けることが目的である。
『ようかい体操第一 パズルだニャンDX』
NTTドコモの「スゴ得コンテンツ」専用アプリでAndroid専用。『ようかい体操第一 パズルだニャン』のパワーアップ版で、新曲追加・キャラクター追加等の新要素が追加されている。
『ワンダーフリック』
同じくレベルファイブの作品。ジバニャンがゲスト出演している。アバターをレベル22以上にすると、妖怪ウォッチ2で手に入る「ワンダーニャン」の引き換えができるようになる。
『妖怪』を理解してもらうところから始まった「ゲゲゲの鬼太郎」
via news.mynavi.jp