ゲーム「キャプテン翼」
流行語にもなった「ガッツが足りない!」
キャプテン翼
キャプテン翼
当初は1986年発売とされていたが何度も発売延期となり、結局発売されたのは原作終了後の1988年4月28日と2年以上経過している。
試合の前半後半の合間に自分の好きなキャラと会話出来たり、試合の合間に町を探索したりという初期のファミコンゲームならではの要素もあった。この街を探索するのはアドベンチャーゲーム方式になっており、パリのエッフェル塔の下で岬と再会するシーンがモチーフとなっている。岬の捜索に成功すると、原作通り岬をJr.ユース編で使用できるようになる。
中学生編では原作の同時優勝という設定が受け継がれ、翼率いる南葛中が日向率いる東邦学園と同点で試合が終わっても試合クリアと看做され、先(Jr.ユース編)に進むことができる。この時のゲームの優勝シーンが、同時優勝ならば翼と日向が一緒に優勝旗を持つ絵に変化する。
Jrユース編では、Aグループ(アルゼンチン・イタリア・ウルグアイ)Bグループ(イングランド・ポーランド・スペイン・ポルトガル・ベルギー・カナダ・マレーシア)それぞれからランダムで2チームずつ選ばれ、日本を含めた5カ国でリーグ戦を行い、2位以上になれば予選通過できる。準々決勝は、予選に出てこなかったAグループの残りチームと対戦。
ファミコン キャプテン翼「日本代表VS西ドイツ」 - YouTube
当時のファミコンでは美しいサウンドも魅力のひとつでした
キャプテン翼 BGM集 ‐ Captain Tsubasa Game Music Medley - YouTube
キャプテン翼II スーパーストライカー
キャプテン翼II スーパーストライカー
フランス国際Jrユース大会での優勝から3年、サンパウロFCのユースチームのキャプテンとなった大空翼の新たなる戦いが始まる。
オリジナルの選手や必殺技も多数登場するが、原作に登場した技も多数再現されており、一度しか披露されていないようなものやその際の台詞などの再現率も高い。第1作から「V」まで一つの長い続き物語となっており、「II」以降はオリジナルストーリーで原作のその後を描き、アニメ・マンガをベースとした作品としては珍しく原作終了後6年間も独自の発展を続けた。
『ファミ通』が2003年にファミコン生誕20周年を記念して行った「最も心に残ったファミコンソフトは?」というアンケートでも『キャプテン翼』が27位、『キャプテン翼II』が51位に入り、キャラクターゲームとしては1位と2位を独占。
キックオフ直前の状態でボタンを押さずに放置しておくと、アナウンサーのチャーリー高橋が勝手にしゃべり始める。なお、この頃は厳密にスポーツ関係の商標権等が意識されることはなく、さまざまなクラブ名が実名で登場する。
消費行動値であるガッツが不足している場合の「くっ!! ガッツがたりない!!」のメッセージは有名だが、これはファミコン版開発当時のプログラマーの口癖をそのまま使用したものらしい。