『ゲームセンターあらし』
制作:日本テレビ、シンエイ動画
放送期間:1982年4月5日から1982年9月27日
放送時間:月曜19:00から19:30
放送局:日本テレビ系列
放送話数:全26話
主題歌:「ゲームセンターあらし」水木一郎
放送期間:1982年4月5日から1982年9月27日
放送時間:月曜19:00から19:30
放送局:日本テレビ系列
放送話数:全26話
主題歌:「ゲームセンターあらし」水木一郎
スタッフ
原作:すがやみつる
チーフディレクター:小華和ためお
脚本:山崎晴哉(最終回担当)ほか
演出:岡本達也(最終回担当)ほか
絵コンテ:岡本達也(最終回担当)ほか
作画監督:岡迫亘弘
美術監督:高野正道
音楽:馬飼野康二
チーフディレクター:小華和ためお
脚本:山崎晴哉(最終回担当)ほか
演出:岡本達也(最終回担当)ほか
絵コンテ:岡本達也(最終回担当)ほか
作画監督:岡迫亘弘
美術監督:高野正道
音楽:馬飼野康二
キャスト
石野あらし:間嶋里美
大文字さとる:山田栄子
月影一平太:緒方賢一
石野とんがらし:堀 絢子
松本すみれ:松原雅子
頭領:雨森雅司
ナンドー会長:永井一郎
エリカ・能登:高島雅羅
コマの介:肝付兼人
大文字さとる:山田栄子
月影一平太:緒方賢一
石野とんがらし:堀 絢子
松本すみれ:松原雅子
頭領:雨森雅司
ナンドー会長:永井一郎
エリカ・能登:高島雅羅
コマの介:肝付兼人
『ゲームセンターあらし』とは
インベーダーキャップをかぶった出っ歯の少年・石野あらしは、ゲームセンターやゲーム大会を舞台に、必殺技を駆使してライバルたちと戦っていく。
原作は小学館『コロコロコミック』に連載され、ゲームを題材としたマンガの先駆けとなった。
原作は小学館『コロコロコミック』に連載され、ゲームを題材としたマンガの先駆けとなった。
『ゲームセンターあらし』の最終回
第26話「あらしの敵はあらし?!」
あらしは夢で、ウェディングドレス姿のすみれが新郎と歩いてくるの見た。その新郎はあらし自身だった。
さとると一平太と共にあらしが家にいると、すみれがやってきてテープと紙をあらしに渡した。去った後、あらしはその紙を見て驚く。それはすみれの披露宴の招待状だった。相手の名前は、石野あらしと書いてある。
ジェット機の中の、あらし、さとる、一平太、とんがらし(あらしの弟)。招待状には披露宴の場所も日時も書かれていいない。そしてあの日以来、すみれは行方不明だった。謎を解く手掛かりはテープだけだ。
レマン湖のほとりに、さとるの屋敷である和風の城が建っている。ナンドー会長とエリカはボートから、その城を双眼鏡で城を見ていた。
エリカ「ふふふ。今度こそうまくいきますわよ、会長。あらしたちをこの世から抹殺する完璧な仕掛け」
城内の地下。すみれが渡したテープは、さとるが作った超高性能コンピュータでしか使えない特別製だった。テープをセットすると光があふれる。
ボートのナンドーとエリカ。
エリカ「あっ、会長、あれを!」
城が光に包まれて宙に浮かび、空に消えた。
城内のコンピュータールーム。モニターにすみれが映り、城のブリッジにはやく行ってと言う。行ってみると、窓の向こうには地球が浮かんでいた。
さとる「い、いや違う。ここは僕らの宇宙じゃないぞ。見ろ、あの地球を!大陸がすべて裏返しになっている!」
光と共に、目の前の宇宙空間にまったくそっくり同じ城があらわれた。
目の前のモニターに、異世界のナンドーとエリカが映る。ふたりの笑い声。今度はモニターに、異世界のさとると一平太が映った。
一平太「あーっ、もう何がなんだかさっぱりわかんねえ、誰か説明してくれえ!」
あらし「返せ!すみれちゃんを返せ!」
異世界のさとる「すみれちゃんと再会したくば、あらし!その男と勝負するのだ!勝てばすみれちゃんと会わしてやろう。ははは!」
光と共にゲームマシン二台と対戦相手・コマの介があらわれた。『インベーダーゲーム』対決が始まる。あらしは炎のコマ(レバーをコンピューターの処理速度以上の超スピードで操作し、自機を透明にするという技)、エレクトリックサンダー(腕をこすり合わせて電気を発生し、コンピューターを狂わせるという技)、真空ハリケーン撃ち(身体を高速回転させてその風圧でレバーをコントロールする技)を使うが、砲台は歪むだけで透明にはならない。
異世界のさとる「ははは、必殺技封じ回路のせいさ。ははは。この『インベーダー』にはいままでの50倍の速さのマイコンが入っているのさ」
さとると一平太と共にあらしが家にいると、すみれがやってきてテープと紙をあらしに渡した。去った後、あらしはその紙を見て驚く。それはすみれの披露宴の招待状だった。相手の名前は、石野あらしと書いてある。
ジェット機の中の、あらし、さとる、一平太、とんがらし(あらしの弟)。招待状には披露宴の場所も日時も書かれていいない。そしてあの日以来、すみれは行方不明だった。謎を解く手掛かりはテープだけだ。
レマン湖のほとりに、さとるの屋敷である和風の城が建っている。ナンドー会長とエリカはボートから、その城を双眼鏡で城を見ていた。
エリカ「ふふふ。今度こそうまくいきますわよ、会長。あらしたちをこの世から抹殺する完璧な仕掛け」
城内の地下。すみれが渡したテープは、さとるが作った超高性能コンピュータでしか使えない特別製だった。テープをセットすると光があふれる。
ボートのナンドーとエリカ。
エリカ「あっ、会長、あれを!」
城が光に包まれて宙に浮かび、空に消えた。
城内のコンピュータールーム。モニターにすみれが映り、城のブリッジにはやく行ってと言う。行ってみると、窓の向こうには地球が浮かんでいた。
さとる「い、いや違う。ここは僕らの宇宙じゃないぞ。見ろ、あの地球を!大陸がすべて裏返しになっている!」
光と共に、目の前の宇宙空間にまったくそっくり同じ城があらわれた。
目の前のモニターに、異世界のナンドーとエリカが映る。ふたりの笑い声。今度はモニターに、異世界のさとると一平太が映った。
一平太「あーっ、もう何がなんだかさっぱりわかんねえ、誰か説明してくれえ!」
あらし「返せ!すみれちゃんを返せ!」
異世界のさとる「すみれちゃんと再会したくば、あらし!その男と勝負するのだ!勝てばすみれちゃんと会わしてやろう。ははは!」
光と共にゲームマシン二台と対戦相手・コマの介があらわれた。『インベーダーゲーム』対決が始まる。あらしは炎のコマ(レバーをコンピューターの処理速度以上の超スピードで操作し、自機を透明にするという技)、エレクトリックサンダー(腕をこすり合わせて電気を発生し、コンピューターを狂わせるという技)、真空ハリケーン撃ち(身体を高速回転させてその風圧でレバーをコントロールする技)を使うが、砲台は歪むだけで透明にはならない。
異世界のさとる「ははは、必殺技封じ回路のせいさ。ははは。この『インベーダー』にはいままでの50倍の速さのマイコンが入っているのさ」
via www.amazon.co.jp
一方、コマの介のゲーム台ではコマが炎をあげながらレバーを操作していた。
コマの介「見たか!まわりコマの介、ファイヤージャイロ!おまえの時代は終わったんだ、あらし!」
コマの介の『インベーダーゲーム』の上に現れるCLEARの文字。
あらしは、とんがらしが見せた逆さケンダマをヒントにして、逆立ちした。高速で回転しながら出っ歯でレバーを操作する。
さとる「なるほど!ダイヤより硬いあらしの出っ歯なら、超高速回転も怖くない!」
あらしはさらに炎のコマを使った。
あらし「炎のコマ・火竜紅撃ち(かりゅうくれないうち)!」
あらしのスコアがHHHになった(もうそれ以上スコアが上がらない、カウンターストップの表示。これはスポンサーであったエポック社の特色)。がっくりとひざから崩れるコマの介。喜ぶあらしたち。
それをモニターで見ていた、すみれと異世界のあらし。
すみれ「みんなを呼び寄せて、はやく!あたしを連れてきた、あのボールで」
異世界のあらしが手に持っている玉(超空間移動ボール)から光(パラレルレーザー)が出た。それが城に当たる。
研究施設のような建物の部屋に、あらしたち4人と、異世界のさとる、一平太がいる。
あらし「ええっ!すみれちゃんが死んだ!?」
だが横にはすみれが現れた。抱き合って喜ぶふたり。
さとる「どういうことだ!たったいま死んだと言っておきながら」
異世界のさとる「パラレルワールド。世界を少しづつ縦と横にずらしていくと少しづつ違った無数の自分が存在するという超空間現象さ」
さっぱりわからない、あらしと一平太。異世界のあらしが現れる。
異世界のあらし「じつは、ぼくの世界のすみれちゃんは病気でなくなった。それでやり直したかったのさ、もう一度」
あらし「すみれちゃん、それじゃやっぱりこいつと結婚するのか!?」
すみれ「私はどっちのあらしくんも好き。でも一緒に行く相手はひとりだけ。真のゲームチャンピオンとよ!披露宴の招待状を使って、あらしくんたちをこの世界に呼んだのはこのためなの」
異世界のあらし「そうしたくなかったが、それがすみれちゃんの強い意志だ。だが、今では君に会えてよかったと思ってるよ。コマの介との戦いを見たからな。ぼくの挑戦を受けてくれるな、あらし!」
あらし「ああ!」
あらしと異世界のあらしが、小型ロボットに乗って宇宙空間を進んでいる。ゲーム対決がはじまった。ふたりは小型ロボットを操縦して、攻撃してくる敵をレーザーで撃ち落とす。
ふたりのあらし「すみれちゃんは、すみれちゃんは、俺と行くんだーっ!」
コマの介「見たか!まわりコマの介、ファイヤージャイロ!おまえの時代は終わったんだ、あらし!」
コマの介の『インベーダーゲーム』の上に現れるCLEARの文字。
あらしは、とんがらしが見せた逆さケンダマをヒントにして、逆立ちした。高速で回転しながら出っ歯でレバーを操作する。
さとる「なるほど!ダイヤより硬いあらしの出っ歯なら、超高速回転も怖くない!」
あらしはさらに炎のコマを使った。
あらし「炎のコマ・火竜紅撃ち(かりゅうくれないうち)!」
あらしのスコアがHHHになった(もうそれ以上スコアが上がらない、カウンターストップの表示。これはスポンサーであったエポック社の特色)。がっくりとひざから崩れるコマの介。喜ぶあらしたち。
それをモニターで見ていた、すみれと異世界のあらし。
すみれ「みんなを呼び寄せて、はやく!あたしを連れてきた、あのボールで」
異世界のあらしが手に持っている玉(超空間移動ボール)から光(パラレルレーザー)が出た。それが城に当たる。
研究施設のような建物の部屋に、あらしたち4人と、異世界のさとる、一平太がいる。
あらし「ええっ!すみれちゃんが死んだ!?」
だが横にはすみれが現れた。抱き合って喜ぶふたり。
さとる「どういうことだ!たったいま死んだと言っておきながら」
異世界のさとる「パラレルワールド。世界を少しづつ縦と横にずらしていくと少しづつ違った無数の自分が存在するという超空間現象さ」
さっぱりわからない、あらしと一平太。異世界のあらしが現れる。
異世界のあらし「じつは、ぼくの世界のすみれちゃんは病気でなくなった。それでやり直したかったのさ、もう一度」
あらし「すみれちゃん、それじゃやっぱりこいつと結婚するのか!?」
すみれ「私はどっちのあらしくんも好き。でも一緒に行く相手はひとりだけ。真のゲームチャンピオンとよ!披露宴の招待状を使って、あらしくんたちをこの世界に呼んだのはこのためなの」
異世界のあらし「そうしたくなかったが、それがすみれちゃんの強い意志だ。だが、今では君に会えてよかったと思ってるよ。コマの介との戦いを見たからな。ぼくの挑戦を受けてくれるな、あらし!」
あらし「ああ!」
あらしと異世界のあらしが、小型ロボットに乗って宇宙空間を進んでいる。ゲーム対決がはじまった。ふたりは小型ロボットを操縦して、攻撃してくる敵をレーザーで撃ち落とす。
ふたりのあらし「すみれちゃんは、すみれちゃんは、俺と行くんだーっ!」
via www.amazon.co.jp
エリカ「会長、今です」
みなが背を向けてふたりの対決を見守っている隙に、ナンドーとふたりは装置を操作して超空間移動ボールを盗んだ。
ゲーム対決は続いている。目の前に巨大な敵があらわれた。だがふたりは光線の発射口を攻撃して破壊した。
ふたりのあらし「す、すっげー!抜群の反射神経。考えてみれば相手は無数のゲーム戦士との戦いに勝ち抜いてきた俺自身なんだ。んんん、身体が震えてきやがるぜ。俺の、俺の、俺の恋人はゲームだぜ!」
さとるは頭領(さとるの部下)から、誰かがシャトルで脱出しようとしていると報告を受けた。それはナンドーとエリカだった。
エリカ「ふふふ。さとるくん、あたしたちが片を付けてあげるわ。このおかしな戦いにね。うふふふ」
ふたりのあらしの戦いは拮抗していた。その時、地球の陰から太陽が現れる。
ふたりのあらし「これだ!光と熱の、レインボーバズーカー!」
レインボーバズーカーとは、空中で輪を描いて水蒸気でレンズを造りその熱でコンピュータ―を狂わせる技だ。
そこへシャトルに乗ったナンドー会長とエリカが。あらしに向けてパラレルレーザーを発射するものの、レインボーバズーカーで反射してしまう。消えるふたりの小型宇宙船。
ふたりのあらし「やったあ!」
宇宙に浮かぶHHHの文字。
すみれ「あらしくーん!」
駆けてくるすみれ(ここは宇宙空間だが)。ふたりは握手する。
さとるたち「あらしー!」
あらし「おーい、みんなー!」
地面に倒れているあらしたち。あらしの手をすみれが握り助け起こした。
すみれ「帰れたのよ、わたしたち。元の世界に」
手を握ったままのふたりは夕日を眺める。
すみれ「きれいね…私たちの世界の夕日。どうしてるかしら、向こうのあらしくん」
あらし「そうだ、すみれちゃん。いつ結婚式あげよっか。ゲームチャンピオンのぼくと」
すみれはあらしに平手打ちする。
すみれ「まだはやいわよ、生意気ね!18歳になんないと結婚なんかできないのよ。私、それまでに素敵な男性探すんだー!」
去って行くすみれ。それを追いかけて走るあらし。その背後からさとるや一平太も。
あらし「でも、おれ、あきらめねえぞお!」
その横ではこの世界のナンドーとエリカ、異世界から飛ばされてきたナンドーとエリカの4人が揉めていた…。
あらし「みんなー!また、会おうねー!」
みなが背を向けてふたりの対決を見守っている隙に、ナンドーとふたりは装置を操作して超空間移動ボールを盗んだ。
ゲーム対決は続いている。目の前に巨大な敵があらわれた。だがふたりは光線の発射口を攻撃して破壊した。
ふたりのあらし「す、すっげー!抜群の反射神経。考えてみれば相手は無数のゲーム戦士との戦いに勝ち抜いてきた俺自身なんだ。んんん、身体が震えてきやがるぜ。俺の、俺の、俺の恋人はゲームだぜ!」
さとるは頭領(さとるの部下)から、誰かがシャトルで脱出しようとしていると報告を受けた。それはナンドーとエリカだった。
エリカ「ふふふ。さとるくん、あたしたちが片を付けてあげるわ。このおかしな戦いにね。うふふふ」
ふたりのあらしの戦いは拮抗していた。その時、地球の陰から太陽が現れる。
ふたりのあらし「これだ!光と熱の、レインボーバズーカー!」
レインボーバズーカーとは、空中で輪を描いて水蒸気でレンズを造りその熱でコンピュータ―を狂わせる技だ。
そこへシャトルに乗ったナンドー会長とエリカが。あらしに向けてパラレルレーザーを発射するものの、レインボーバズーカーで反射してしまう。消えるふたりの小型宇宙船。
ふたりのあらし「やったあ!」
宇宙に浮かぶHHHの文字。
すみれ「あらしくーん!」
駆けてくるすみれ(ここは宇宙空間だが)。ふたりは握手する。
さとるたち「あらしー!」
あらし「おーい、みんなー!」
地面に倒れているあらしたち。あらしの手をすみれが握り助け起こした。
すみれ「帰れたのよ、わたしたち。元の世界に」
手を握ったままのふたりは夕日を眺める。
すみれ「きれいね…私たちの世界の夕日。どうしてるかしら、向こうのあらしくん」
あらし「そうだ、すみれちゃん。いつ結婚式あげよっか。ゲームチャンピオンのぼくと」
すみれはあらしに平手打ちする。
すみれ「まだはやいわよ、生意気ね!18歳になんないと結婚なんかできないのよ。私、それまでに素敵な男性探すんだー!」
去って行くすみれ。それを追いかけて走るあらし。その背後からさとるや一平太も。
あらし「でも、おれ、あきらめねえぞお!」
その横ではこの世界のナンドーとエリカ、異世界から飛ばされてきたナンドーとエリカの4人が揉めていた…。
あらし「みんなー!また、会おうねー!」
その後の『ゲームセンターあらし』
いろいろツッコミたくなるところはあるのですが、それは野暮というものでしょう。でも、すみれちゃんはひどい。
アニメとしての続編はないのですが、マンガでは『サラリーマントレーダーあらし』という作品が2007年から連載されていました。松井証券が協力していて、あらしが「養育資金が必要になったため」株取引に挑戦するという内容です。
アニメとしての続編はないのですが、マンガでは『サラリーマントレーダーあらし』という作品が2007年から連載されていました。松井証券が協力していて、あらしが「養育資金が必要になったため」株取引に挑戦するという内容です。