一番使いやすかったのは?20世紀を彩った家庭用ゲームマシンのコントローラーを振り返る。
2017年6月23日 更新

一番使いやすかったのは?20世紀を彩った家庭用ゲームマシンのコントローラーを振り返る。

私たちの多くがお世話になった家庭用ゲーム機。「一日1時間まで!」なんてルールを遵守しつつ、私たちは必死でテレビの画面と戦っていましたね。テレビがあってゲーム機本体があって。そこからコードで繋がれた「コントローラー」を握りしめてゲームに耽ったあの頃。私たちが握りしめていてコントローラー、どんな形状が使いやすかった??

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家庭用ゲーム黎明期は「ツマミ」!
それも初めは左右に、やがて上下左右にと進化していきました。
両手持ちの横長パッド以前はジョイスティックが主流だったが、ぴゅう太やインテレビジョンでは縦長形状のパッドも使われていた。
1983年から1984年にかけて、この縦長形状のコントローラのパッドをジョイスティックに置き換えたタイプのゲーム機がいくつか発売されている。セガ(後のセガゲームス)のSG-1000もその1つだった。しかし同じ頃、任天堂のファミリーコンピュータが両手持ちの横長パッドを採用し、ライバルのセガもSG-1000IIでそれに続いたことで、家庭用ゲーム機の分野では両手持ちの横長パッドが標準となった。
さあ、では往年の家庭用ゲーム機の「コントローラー」を見ていきましょう。
皆さんはどのコントローラーが一番使いやすかったですか?

カラーテレビゲーム15

ツマミで十分、だってツマミを使う動作しかないんだから!
1977年に任天堂が発売した「カラーテレビ15」。

筆者が最初にテレビゲーム機に触れたのはこれでした^^
これはもう、使いやすいも何もツマミを回すだけでしたよね。
カラーテレビゲーム15

カラーテレビゲーム15

ゲーム内蔵型の時代ですね。
それでも2P対応のコントローラー付属ってのは凄いことだったのかもしれません。
カラーテレビゲーム15のゲーム画面

カラーテレビゲーム15のゲーム画面

テレビでピンポンしてるだけでしたね、いま思えば^^;

カセットビジョンシリーズ

ファミコン前に一世風靡したカセットビジョン、ファミコンと同時期に「5,000円」という破格の値段設定で対抗したカセットビジョンJr.。

カセットビジョンとカセットビジョンJr.は本体一体型でしたが、スーパーカセットビジョンでは左右のボタンとセンターにツマミを配置したコントローラーとなりました。

ちなみにスーパーカセットビジョンは、ファミコンやセガに後れること1年でリリースされたマシン。
カセットビジョンシリーズはエポック社のゲーム機でしたが、スーパーカセットビジョンはNECがハードウェア開発を担当しエポック社と共同開発を行ったマシンでした。

ファミコンの牙城を崩すことはありませんでしたが、この後にNECがPCエンジンを投入したことを思うと、ゲーム機の闘いの歴史に胸が熱くなります。
カセットビジョン

カセットビジョン

カセットビジョンJr.は操作しにくい先入観でしたが、意外にカセットビジョンよりも操作しやすかった記憶がありますね。
カセットビジョンJr.

カセットビジョンJr.

友人の家で遊ばせてもらった記憶ですが、当時はすでにファミコンを持っていたためにあまり使いやすく感じられませんでした。
スーパーカセットビジョン

スーパーカセットビジョン

国内だけでなくフランスでも発売されていました。
セガのSG-1000もそうですが、この時代はまだ十字キーよりもツマミの方が標準的だったんですよね。

SG-1000

セガと任天堂の因縁はここから始まった!?
ファミコンと同日に登場したセガのゲームマシン「SG-1000」。
我が家にファミコンが来るまでの数か月、友人の家で熱中したのはこのマシンでした。

これもやはりツマミのタイプとなっており、長いスティックをグリグリっと回してゲームに熱中したものです。
SG-1000

SG-1000

コントローラ形状は縦長の箱状で、両側面にボタンが1つずつある8方向レバーのジョイスティック(前述のスーパーカセットビジョンと同様)。スティック部は小学生の手にフィットする細長い形状なのが特徴的。
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