実話を元にした映画『キリング・フィールド』ベトナム戦争でのカンボジアで起こった悲劇を描く!
2017年2月11日 更新

実話を元にした映画『キリング・フィールド』ベトナム戦争でのカンボジアで起こった悲劇を描く!

映画『キリング・フィールド』は、1970年代半ば、内戦に揺らぐカンボジアを舞台に、記者が内戦の悲劇を取材し、現地人助手との国境を超えた友情を描いた作品です。シドニー・シャンバーグの体験に基づく実話を映画化。

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キリング・フィールド

『キリング・フィールド』とは、ポル・ポト支配下のカンボジアで、大量虐殺が行われた刑場跡の俗称のことです。当時のカンボジアでは、クメール・ルージュの秘密警察「サンテバル」によって、知識人、伝統文化継承者、教師などが“反革命的な者”と見なされ、次々に殺害されました。
映画『キリング・フィールド』

映画『キリング・フィールド』

1984年制作のイギリス作品。
ニューヨーク・タイムズ記者としてカンボジア内戦を取材し、後にピューリッツァー賞を受賞したシドニー・シャンバーグ(Sydney Schanberg)の体験に基づく実話を映画化にしている。

1984年のアカデミー賞において、助演男優賞・編集賞・撮影賞の3部門受賞。
70年代、クメール・ルージュによる内乱渦巻くカンボジアを舞台に、アメリカ人記者と現地人助手の絆を力強く描く。

メインキャスト

シドニー・シャンバーグを演じるサム・ウォーターストン

シドニー・シャンバーグを演じるサム・ウォーターストン

アメリカ人ジャーナリスト。
ディス・プランを演じるハイン・S・ニョール

ディス・プランを演じるハイン・S・ニョール

現地の新聞記者。シャンバーグたちの通訳をする。
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ハイン・S・ニョールは、カンボジア出身の医師で、実際に4年の間、クメール・ルージュの元で強制労働に就かされた経験を持つ。演技経験のまったくない素人であったが、この作品でアカデミー助演男優賞を受賞した。
ロックオフを演じるジョン・マルコヴィッチ

ロックオフを演じるジョン・マルコヴィッチ

カメラマン。

あらすじ(ネタばれ)

1973年8月。ニューヨーク・タイムズの汽車シドニー・...

1973年8月。ニューヨーク・タイムズの汽車シドニー・シャンバーグ(サム・ウォーターストン)は、特派員としてカンボジアの首都プノンペンに来た。

当時のカンボジアはアメリカを後楯にしたロン・ノル政権と...

当時のカンボジアはアメリカを後楯にしたロン・ノル政権と、反米・救国を旗印に掲げた革命派勢力、クメール・ルージュとの闘いが表面化した時期でもあった。

カンボジア人のディス・プラン(ハイン・S・ニョール)が...

カンボジア人のディス・プラン(ハイン・S・ニョール)が、現地で彼の通訳・ガイドとして仕事を助けてくれることになった。

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シャンバーグは、取材班と共に写真を撮るなど資料を製作していきます。
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翌74年に入って、革命派のプノンペン進攻は目前に迫った...

翌74年に入って、革命派のプノンペン進攻は目前に迫った。外国人や政府関係者は、必死に国外へ出ようとかけずりまわり、プランの家族も、シャンバーグの手を借りて、無事にアメリカへ旅立った。

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現地に残り、家族を見送るプラン。
同年4月、プノンペン解放、ロン・ノル政権はついに崩壊、...

同年4月、プノンペン解放、ロン・ノル政権はついに崩壊、新しくクメール・ルージュを率いるポル・ポト政権が誕生した。シャンバーグ、プラン、そしてアメリカ人カメラマンのロックオフ(ジョン・マルコヴィッチ)、イギリス人記者のジョン・スウェイン(ジュリアン・サンズ)は、病院に取材に行くが、クメール・ルージュの兵士に逮捕される。

 (1828680)

取材班がピンチに!!
47 件

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  • J 2020/5/19 16:05

    >>q
    ベトナム戦争の余波を受けて始まった悲劇なので間違ってないと思いますが…
    ちゃんと映画観てコメントしてます?

    2018/10/19 17:08

    ベトナム戦争でのカンボジアに起こった悲劇??
    「ベトナム戦争」とは全く関係ないですよ(汗)

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