OVA版【のぞみウィッチィズ】名作アニメ『タッチ』と映画『ロッキー』のテイスト漂う！

1980年代後半から1990年代にかけて、週刊ヤングジャンプに掲載され、人気を博したボクシング漫画『のぞみウィッチィズ』。実写映画・アニメ化も実現し、多くのファンに愛されたコンテンツです。今回の記事では、OVA版『のぞみウィッチィズ』に焦点を当て、本編動画やストーリー・魅力などを紹介していきます。

『のぞみウィッチィズ』とは？

『のぞみウィッチィズ』

作者：野部利雄
出版：集英社
掲載：週刊ヤングジャンプ
連載：1986年～1996年
巻数：全48巻

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正式名称『のぞみ♡ウィッチィズ』。ハート記号が入ります。
当初はラブコメ作品として掲載されていましたが、途中からボクシング路線に方向転換したことで絶大な人気を誇りました。
1990年代には実写映画・アニメ化も実現しています。

OVA版『のぞみウィッチィズ』

原作：野部利雄
監督：杉井ギザブロー
制作：グループ・タック
発売：1992年～
巻数：全3巻

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今回の記事では、こちらOVA版『のぞみウィッチィズ』の内容を中心に振り返っていきます。

OVA版『のぞみウィッチィズ』の本編動画・ストーリー

夏休みに郊外の住宅地に引っ越してきた高校生・司葉遼太郎。新居は建売りで二軒揃って建てられており、そのお隣に引っ越してきたのは、どこか不思議な雰囲気を漂わせる美少女・江川望。新学期が始まって転校先の高校に登校すると、二人は同じクラスの同級生のうえ、席も隣同士という奇妙な偶然が重なります。

望に学生ながらアマチュアボクサーとして活躍する兄がいました。交通事故で亡くしてしまうも、遼太郎にボクサーとしての只ならぬ才能を見出し、ボクシング部に入部させようと、本人の了承を得ないまま、勝手に入部届を出してしまうところから物語は始まります。
入部当初は先輩部員にボコボコにされる遼太郎でしたが、望が見出した才能が次第に開花。遼太郎に、並みのボクサーレベルの動きならスローモーションに見えるほどの優れた動体視力をもっていたのです。ボクシングを始めたばかりの新人ながら、遼太郎が大会に出場すると、いきなりライト級で優勝してしまうほどの実力を発揮してしまいます。
こうして遼太郎は望の亡き兄の夢を実現させるべく、どんどんボクシングにのめり込んでいくのでした…

OVA版『のぞみウィッチィズ』の魅力とは？

まずはオープニング曲に着目したいと思います。OVA版『のぞみウィッチィズ』のオープニング曲に採用されているのは…

『フラッシュ・オブ・サンダー』歌手：夏山美樹

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聞いてもらえれば、ピンとくるミドルエッジ世代は多いかもしれませんね。こちらの楽曲は、まさに映画『ロッキーⅣ炎の友情』でお馴染みの名曲…

『Burning heart』歌手：Survivor

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こちらの楽曲にそっくりですよね。おそらくは盗作にはならない範疇で、意図的に寄せて作曲されているのではないでしょうか。
『のぞみウィッチィズ』の主人公・遼太郎は、映画『ロッキー』の主人公のように男らしいキャラクターではないし、内容的にも決して硬派のボクシング漫画といったものでもありませんしかし、ここぞという場面で名曲『Burning heart』を思い浮かべてしまうようなOVA版『のぞみウィッチィズ』のオープニング曲『フラッシュ・オブ・サンダー』が流れるだけでテンションが上がりますね。

作品的には、野球漫画・アニメの金字塔…

『タッチ』

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こちらに似たテイストを感じます。
『タッチ』の主人公・上杉達也も最初はボクシング部に入部していましたよね。弟の克也が事故で亡くなってしまったため、その意思を次ぐように達也も野球に没頭するようになります。
『のぞみウィッチィズ』では、ヒロイン・望の兄の意思を次ぐように、主人公・遼太郎がボクシングを始めます。競技こそ違えど、そこに至るまでの経緯は似ているような気がしますよね。
お隣同士の同級生で、見た目がそっくりな飼い犬が登場するのもイメージが重なります。
高校では演劇部に所属している望ですが、不思議と部活動ではレオタード姿でいることが多く、ここも『タッチ』のヒロイン・浅倉南と類似しています。『タッチ』の内容がお好きなら、OVA版『のぞみウィッチィズ』も楽しんでご覧になれると思いますよ。