全てを蹴散らす極悪ロッカー!その名をモーターヘッド!!
2016年8月25日 更新

全てを蹴散らす極悪ロッカー!その名をモーターヘッド!!

こんなに悪人顔をした人たちというのもなかなかお目にかかれるものではありません。肝心の音はと言えば、もう見た目そのままです。埃っぽくて凶暴でスピード・クレイジー。。。それはもう、モーターヘッドとしか言いようがありません。

2,750 view

Members

1975年に大音量で演奏するフリークアウト・ミュージックをコンセプトにモーターヘッドは結成されました。
創設者にしてリーダーだったのが、ヴォーカル、ベースを担当し多くの作品の作曲をしたレミー・キルミスターです。
日本では、その風貌から“極悪ロッカー”というイメージが定着していますが、イギリスではテレビCMに出演するなど、お茶の間でも親しまれる存在です。

1975年から2015年まで長きにわたり活動を続けたモーターヘッドですが、その黄金期となると70年代後半から80年代初頭といえます。
ヘヴィメタルやスピードメタルなどにカテゴライズされることの多いモーターヘッドですが、ジャンルを超えて多くのミュージシャンや音楽ファンに愛されたモーターヘッドの黄金期を振り返ります。
レミー・キルミスター

レミー・キルミスター

(ベース、ボーカル):1975年 – 2015年
レミー・キルミスター以外のメンバーは入れ替わりますが、この時期は、レミー・キルミスター以下ギターに"ファスト"・エディ・クラーク、ドラムスにフィルシー・"アニマル"・テイラーと最高のメンバーが揃っています。
"ファスト"・エディ・クラーク&フィルシー・"アニマル...

"ファスト"・エディ・クラーク&フィルシー・"アニマル"・テイラー

Motörhead

Motörhead

Motörhead

1977年リリース

【収録曲】
1. Motorhead
2. Vibrator
3. Lost Johnny
4. Iron Horse / Born to Lose
5. White Line Fever
6. Keep Us in the Road
7. The Watcher
8. The Train Kept a Rollin'
ファースト・アルバムです。粗削りではありますが、そこがまた魅力ともいえます。
収録曲「White Line Fever」。この曲を聴けばモーターヘッドがどういった感じの音楽かということが分かるのではないでしょうか。

Motörhead - White Line Fever (orig single version 1977)

パンク全盛時代に発表された、最も凶暴かつパンキッシュに優れた1枚目。

まだレパートリーが少なかったのでカバー(ホーク・ウインド、ZZトップ、ピンク・フェアリーズ、ジョン・メイオール等)が多いが、それがモーターヘッドのサウンド・モデルを如実に示しているのが、非常に興味深い。また録音に時間がかけられなかった分、各楽曲も未消化、間延びの感も否めない。

しかし、さすがはパンク、メタル・ファンに唯一支持されたモーターヘッドだけあって、独特のヘヴィ&ラウドなサウンド、うねるような疾走感、悪ノリ・極悪非道といった「バンドイメージ」は、既にこの初期作品集でも十分に発揮できている。

Overkill

Overkill

Overkill

1979年リリース

【収録曲】
1. Overkill
2. Stay Clean
3. (I Won't) Pay Your Price
4. I'll Be Your Sister
5. Capricorn
6. No Class
7. Damage Case
8. Tear Ya Down
9. Metropolis
10. Limb From Limb
全英24位、シルバー・ディスク獲得。
このアルバムにおいて独自の音楽性を確立したといえます。その独自性とは、大音量でハイスピードの爆走型ロックンロールです。

Motorhead - Overkill (live) Full HD

1979年の作品。大好きなバンド、モーターヘッド。何が良いって余計な物、余計な理屈を取り除いてロックの芯だけを剥き出しにして迫ってくるところ。1stアルバムはブルース臭さを残した試行錯誤的なのもがありましたがこの2ndはまさに何かを掴んだアーティストの輝きに満ちています。パンク期に燦然と登場した訳ですが外形はHRでもスピリットがパンクそのものだったためにパンカーにも支持されたのも充分にうなづけます。聴いてると体の中からアドレナリンがびんびん湧き出して元気になること請け合い。

Bomber

Bomber

Bomber

1979年リリース

【収録曲】
1. Dead Men Tell No Tales
2. Lawman
3. Sweet Revenge
4. Sharpshooter
5. Poison
6. Stone Dead Forever
7. All theAces
8. Step Down
9. Talking Head
10. Bomber
このアルバムにはブルースフィーリングが溢れ、英国臭が充満しています。ウイスキーを飲みながらのBGMに最適'です。やはりこの三人ならではのマジックなんですねぇ。暴走とブルースの絶妙な対比がたまりません。
初期の代表作である前作と次に発売されるモーターヘッドの全キャリアを通しての代表作の間に挟まれていることで地味な存在となっている本作「Bomber」ですが、これまた侮れません。
それは、タイトル・ナンバーを聴いてもらえればすぐに分かります。

Motorhead - Bomber

32 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

ロックにおいて必要最小限のメンバー構成とされている3ピース。たった3人で素晴らしい音楽を奏でるバンドをご紹介します

ロックにおいて必要最小限のメンバー構成とされている3ピース。たった3人で素晴らしい音楽を奏でるバンドをご紹介します

3人のメンバーが、ギター、ベース、ドラムスをそれぞれ演奏し、そのメンバー中からボーカルを兼ねている場合が多い3ピース。ロックバンドとしては最小編成といえます。たった3人なのですが、今も昔もこの3ピースという形態には素晴らしいバンドが多いのです。
obladioblada | 5,676 view
70年代に活躍した酔いどれロッカーたちが愛したお酒を音楽と共にご紹介します

70年代に活躍した酔いどれロッカーたちが愛したお酒を音楽と共にご紹介します

70年代には、お酒とロッカーは切っても切れない間柄といったイメージがありました。実際にお酒にまつわるエピソードは数多くありますし、それで命を落としたミュージシャンもいます。酔いどれロッカーたちの好みのお酒を調べてみました。お酒にあう音楽と共にお楽しみください。
obladioblada | 12,777 view
【フェノミナ】惨劇の中で輝くジェニファー・コネリーの美!そして「本物」も映っている?映画としても紹介されました。

【フェノミナ】惨劇の中で輝くジェニファー・コネリーの美!そして「本物」も映っている?映画としても紹介されました。

 「フェノミナ」は1984年、イタリアのダリオ・アルジェントが監督・脚本を担当した、殺人事件の謎を巡り展開されるホラー映画です。昆虫と交信でき持病が無夢遊病という美少女ジェニファー・コルビノ役のジェニファー・コネリーは、不気味な映画の中で咲いた一輪の花のように美しかったです! そして、映画の中に本物の「霊?」が映っているとテレビなどで紹介されたことでも話題になりました。
Yam | 26,071 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト