第3作目の「ひみつのアッコちゃん」は人気が低迷していたって本当?
2020年5月22日 更新

第3作目の「ひみつのアッコちゃん」は人気が低迷していたって本当?

1969年~1999年の30年の間に、3度のアニメ放送がされた大人気の「ひみつのアッコちゃん」ですが、実は1998年に放送された第3作目は人気が低迷してしまったようなのです。今回はこの第3作目のストーリーや視聴率などから人気低迷の原因を探ってみたいと思います。

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★ペンギンの一平(声:竹内順子)

テレビやCMにひっぱりだこの大人気の動物タレントをしています。

★チカ子(声:山本圭子)

アッコのクラスメイト(作品によってはカン吉やガンモと同い年の場合がある)。アッコと同い年だが、おかっぱ頭と眼鏡と背が低いのがコンプレックス。口が非常に軽く、噂好きでそれが騒動の元になる嫌な女の子。よく神出鬼没に現れるが、普段彼女がどこで何をしているかすべて謎に包まれている。

★ギョロ(声:赤井田良彦)

大将の子分で、坊主頭で背が低い方です。
目がギョロギョロとしていて、すばしっこいのが特徴で、大将には頭が上がらずいつも失敗して怒られています。

★ゴマ(声:高戸靖広)

大将の子分で、ひょろりと背が高い方です。
世辞上手な性格から、よく大将にゴマをすっています。しかし、大将には頭が上がらずいつも失敗して怒られています。

★アッコのパパ(声:山口健)

30歳で職業はカメラマンをしています。
時々撮影の仕事をサボっていることがあり、妻の恭子に睨まれていることもあり、妻に頭が上がらないのです。

★アッコのママ(声:冨永みーな)

29歳で、職業は芸術家をしています。
アッコのおっちょこちょいなところはママから受け継いでいることがわかるほど、アッコ以上におっちょこちょいな性格をしています。
アッコのパパとの出逢いは、高校生の時に海岸で絡まれているところを助けてもらったことです。

★シッポナ(声:永野愛)

第5話でアッコちゃんがネコに変身した時に初めて言葉を喋る。

第2作目と比較して視聴率はどうだった?

「ひみつのアッコちゃん」 ソング・コレクション

「ひみつのアッコちゃん」 ソング・コレクション

「ひみつのアッコちゃん」のヴォーカル・ソング集です。
「あの子どこの子」や「神様のプレゼント」など10曲を収録しています。
「ひみつのアッコちゃん」第3作目と第2作目の視聴率は、次のようになっています。(関東地区のビデオリサーチ調べ)

◎第3作目・・・平均視聴率:9.4%、最高視聴率:13.0%
◎第2作目・・・平均視聴率:19.8%、最高視聴率:27.8%

この視聴率の比較からもわかるように、1988年に放送された第2作目に比べて、第3作目の視聴率は半分ほどになっていることが良くわかります。

視聴率以外にも、アニメに関係するグッズの売り上げも伸び悩んでいたようです。こういった背景から放送期間が一年弱で終了となり、第1作・第2作で製作されていた「劇場版」も、第3作目では製作されなかったのです。

また、地方の放送局では第3作目のみ放送をしていなかったり、遅れて放送をする局が多く見られました。

第3作目の「ひみつのアッコちゃん」の人気が伸び悩んだ原因は?

ひみつのアッコちゃん 第三期(1998)コンパクトBO...

ひみつのアッコちゃん 第三期(1998)コンパクトBOX2 [DVD]

「ひみつのアッコちゃん」の第3シリーズのDVD-BOX 第2弾です。
第23話~第44話を収録しています。
第1作、第2作と2度の放送で、女の子たちから大人気だった「ひみつのアッコちゃん」ですが、1998年、第2作目から10年ぶりにリメイクして放送されました。

アッコのキャラクターや、パパとママの職業などを、その時代の「子供の憧れの職業や背景に合わせた」設定に変えて明るく楽しくバラエティ豊かな内容にするなど、全作に微妙な違いを盛り込んだ工夫をされいるのが、「ひみつのアッコちゃん」の特徴です。

一見、絶大な人気を誇っていた「ひみつのアッコちゃん」ならば、誰もが第3作目を楽しみにし人気は維持されると感じますが、実際には人気が低迷してしまっていました。どうしてなのでしょう?

①第1作・第2作を見ていた子供たちが、第3作放送時にはすでに大人になっていた可能性が大きい。
②第1作・第2作は放送していたのに、第3作目のみ放送をしなかったり、放送を送らせる地方局が増えた。

上記の2つが、第3作目の視聴率やグッズの売り上げの伸び悩みの原因になった可能性は高いでしょう。
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