ひろみの朝・昼・晩
これぞアイドル!と言わんばかりのジャケットですが、それにふさわしく内容も最高の1枚に仕上がっているんですよ。
当然アルバムのクオリティは高いわけですが、やはり8枚目のシングルとなった「花とみつばち」は最高ですね。
郷ひろみ - 花とみつばち (1974)
因みに9枚目のシングル「君は特別」はオリジナルアルバムには収録されておらず、「モナリザの秘密」同様にベストアルバム「郷ひろみデラックス」に収録されています。
「ひろみの朝・昼・晩」はジャニーズ事務所 在籍時代最後のオリジナルアルバムとなりました。思うところがあったのでしょうね、実質アイドル時代の豪ひろみ はここまでと言っても良いかと思います。
ひろみの旅
1975年6月発売の5thアルバム「ひろみの旅」はまさしく新たな旅立ちを感じさせます。
もっとも豪ひろみ の人気は陰ることなくアイドルであり続けるのですが、「ひろみの旅」のジャケ写を見てください。まぁなんと凛々しい。強い決意を感じさせるジャケットじゃありませんか?!
ひろみの旅
1. 花のように 鳥のように
2. よろしく哀愁
3. ふりむいた君
4. セーターに愛をこめて
5. 五月の恋人たち
6. わるい誘惑
7. ダンシング・セブンティーン
8. 青いリンゴ
9. 愛すべき僕たち
10. 夜汽車よ故郷へ
11. 恋する季節
12. サンゴ礁の娘
アルバムの前半、レコードでいうところのA面には10thシングル「よろしく哀愁」、11thシングル「わるい誘惑」、12thシングル「花のように 鳥のように」とそのカップリング曲で占められています!問答無用のポップ路線ですね。
なかでも「よろしく哀愁」は郷ひろみ最大のヒット曲で、かつ現在までのところ唯一のオリコン1位を獲得した曲でもあります。
ところで収録されている3枚のシングルは作曲こそ筒美京平ですが、作詞は岩谷時子の手を離れています。
郷ひろみ - よろしく哀愁 (1974)
実はB面は全てカバーなのですが、どれも楽しめます。中でもヒデキの「恋する季節」は最高ですよ。そもそも楽曲が良くできているのですが、郷ひろみ の歌いっぷりは素晴らしく持ち歌かと思うほどです。
アルバムタイトルに相応しく、ジャニーズ事務所を退所後初のアルバムとなった「ひろみの旅」。このアルバムをもってアイドルからの脱皮を図る郷ひろみ。
まさしく郷ひろみ の新しい旅がここから始まるわけです。カッコいいなぁ。
1. 目覚め
2. フレンズ
3. 空のむこう
4. 君たちがいるから僕がいる
5. 花とみつばち
6. 僕のドラマ
7. 夕暮れの街
8. 悲しみをわけて
9. バス・ルーム
10. 君と眠れたら