郷ひろみ
それが気が付けばいつのまにやらアイドルから立派なシンガーに成長していることに今さらながら驚かされます。いったいいつの間に!これです。
デビュー早々に大ブレイクを果たし、アイドルからの脱皮を図るまでの郷ひろみ を追ってみました!
男の子女の子
「男の子女の子」をはじめとしてアルバムの収録曲の多くを70年代を代表する作詞家:岩谷時子、作曲家:筒美京平がガッチリとサポートしていて、郷ひろみ の世界を作り上げています。
その一方で興味深いのは、岩谷時子、筒美京平以外の作品です。特に興味深いのは「トゥー・ヤング」「涙のくちづけ」「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」の3曲のカバー。
中でも注目は「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」でしょうか、ダニー・オズモンド、デル・シャノン、レターメン、マリーナ・ショウ、ザ・ハプニングスなどで知られている名曲を岩谷時子の日本語詞で歌っています。
郷ひろみ 男の子女の子
が、「小さな体験」のカップリングだった「せのびした16才」は収録されているという。なんだか大人のあざとさというか、しっかりとした戦略を感じますね。
で、その「せのびした16才」ですが、作詞をフォーリーブスの北公次が担当しています。
愛への出発
1曲目の「愛への出発」から6曲目の「卒業」までがレコードで言うところのA面です。で、この6曲は全て岩谷時子と筒美京平コンビの作品です。
B面には様々な作詞家、作曲家が携わっているのですが、やはりA面が素晴らしいです!
愛への出発
1. 愛への出発
2. はじめての感情
3. 不安なとしごろ
4. 不思議な子
5. 小さな体験
6. 卒業
7. ハロー・アイ・ラブ・ユー
8. ピクニック
9. ふたりの五月
10. ママに黙って
11. 紙ヒコーキ
12. 君にお月さまをあげたい
地味な曲ではありますが「天使の詩」は木下恵介アワー「おやじ山脈」主題歌でしたし収録しても良かったんじゃないですかねぇ。
作詞・作曲:アン・グレゴリ、P・クーラック、日本語作詞:ヒロコ・ムトーというのが問題だったのかもしれんです。
いやいや、そんなことよりも問題なのは4thシングル「愛への出発」でしょう。
郷ひろみ/愛への出発(昭和48年3月発売シングル)《歌詞付き》
歌詞に出てくる男女がどのような理由で別れることになったのかは分からんとはいえ、取りようによってはこの男、ヤルことだけやって後は知らんふりです。身勝手にも程があるといった内容。やり逃げ、そんな言葉が浮かんできます。
まぁ、世間知らずの女の子には、甘いマスクには気をつけろと言う教訓を残すことに。
ひろみの部屋
郷ひろみが電話越しにアルバムを聴かせるというコンセプト、とってもオシャレですね(ホントか?)
ひろみの部屋
1. 夢を破らないで
2. 光を求めて
3. 旅立ち
4. 夢子よ
5. きもの姿の君
6. 魅力のマーチ
7. ラブ・ミー
8. 夢で会おうね
9. 小さな愛のワルツ
10. 僕たち
11. パピーラブ
12. 裸のビーナス
5枚目、6枚目のシングルとなった「裸のビーナス」と「魅力のマーチ」を収録しているところもポイント高いです。
郷ひろみ - 裸のビーナス (1973)
「ひろみの部屋」には1973年の12月に発売されていた7枚目のシングル「モナリザの秘密」も収録しても良かったのではないかと思いますが、残念ながら未収。
「モナリザの秘密」は1975年6月1日に発売された初のベストアルバム「郷ひろみデラックス」に収録されることになります。
1. 男の子女の子
2. 理由なき反抗
3. せのびした16才
4. 愛の教室
5. 言えない友達
6. 夢をおいかけて
7. トゥー・ヤング
8. 涙のくちづけ
9. ゴー・アウェイ・リトル・ガール
10. 約束の海
11. 虹の世界へ -ひろみと共に-
12. おしゃべり