“ナスターシャ・キンスキーの背中”目当てでもいいが、結局は、『パリ、テキサス』はすべての人の物語なのだ。

“ナスターシャ・キンスキーの背中”目当てでもいいが、結局は、『パリ、テキサス』はすべての人の物語なのだ。

別に入口はなんだっていい。“ナスターシャ・キンスキーの背中”目当てでもいいし、ライ・クーダーのギターに魅せられるのでもいい。ヴィム・ヴェンダースの最高傑作だからもう一度観ておこう、みたいな感じでもいい。結局は、さまざまな愛の再生の物語に心が引き取られ、落ち着かされ、なだめられていく。年齢を重ねたからこそ感じられる発見もある。僕らはいつ主人公トラヴィスのように生きることになってもおかしくない、と気づく。いい意味でも悪い意味でも。

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