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かなりベタだけど、東野圭吾の「秘密」。映画も小説もそれぞれに良かった。自分の妻と娘の身体が入れ替わり、妻の肉体は死んで、妻の魂が宿った娘の肉体と暮らすことになるわけだけど、だからといって何も娘の身体使って夫婦の夜の営みせんでも…と。ちょっと近親相姦チックでもあり、いけない匂いのする小説だった。

「女王の百年密室」は近未来的ファンタジー世界設定で心に傷を負った人間のドラマなんですが。森博嗣の世界にどっぷりはまりこんだきっかけがこれ。ミステリーとして楽しめられますが、森博嗣さんの魅力というか人間を知りたくなりますね。そんな一作。

映画にもなった湊かなえさんの「告白」はどうですかね。読みやすい文体だし、思考する力もつく。「正しさとは一体何を基準としてるのか」をよく考えされる。自分の回答はそれは「残された人としての良心に依頼するんではないか」かなと思ってます。

イニシエーション・ラブ。これはドンデン返しがすごいんですが、本当にすごい!どんな内容なのってのはもう見てのオススメ!モラトリアムながらの懐かしい気持ちも味わえるし読みやすいですよ!

三毛猫のホームズ!!!!赤川次郎特有の読み易さと、猫が主人公であるストーリーの奇抜さから、現在も新刊が刊行される人気シリーズなんで本が苦手な人もオススメ!

ミステリーを被った家族愛の東野圭吾の「秘密」。もう泣くしかないのよ。ひとりの人間に愛を注げられること、そしてその相手を見つけ、幸せを望むこと。並大抵じゃないんだけど、それができた人間がいるということを物語で証明してくれた。いやフィクションですけどな!
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