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みこもち 2019/10/17 21:58
「ダーリンダーリン、ステンバイミ、、、」と洋画ならではの突拍子も無い内容と思いきや、男の子なら必ず経験する、自らの冒険と符合する様な物語。そう言う私も何十年か前、行ったこともない遠い大都会の百貨店に日本で初めてエスカレーターなるものが導入されたと聞いて、こずかいもなし、バスや電車に乗る金もなし、親にも言えないし、距離にして30kmくらい先にある大都会の百貨店に向かって、かんかん照りの酷暑の夏にタオルだけを頰被りにしてガキ友達数人と歩いて出発した。持ち金一切なし、水筒もなし、四、五時間歩いたところで喉はカラカラ。公園にある水道水を口にした。昔はこれを「鉄管ビール」と呼んでいた。さらに1、2時間歩いたところで年少のガキ友達は「家に帰りたい」と泣き出した。まだ目的の百貨店には10kmほどあったが、日も暮れてきそうだし、家に引き返すことにした。家に帰ると近所では我々を探していた様だ。年長の私は親にげんこつ一発食らわされて泣いた。遥か昔の私のステンバイーミーであった。私は何十年も経った現在忘れていないし一生忘れないだろう。ほろ苦い男の子の思い出である。
「スタンド・バイ・ミー」は少年の心に残る名作。あの4人の今はどうなったのか、そして悪役のエースについて。
国や時代は違っても少年時代には似たような経験をするものではないでしょうか。スティーヴン・キング原作の「スタンド・バイ・ミー」は死体探しというテーマでありながら、幼き日の友情や秘密、様々な感情を思い起こさせる映画でした。小学生の頃、仲間と自転車で遠くまで出掛けたこと経験は誰しもあるでしょう。出演者に「24」のジャック・バウアー役で大ブレイクしたキーファー・サザーランドがいたことも有名です。