大衆車からの脱却を図ったトラッド・サニー

大衆車からの脱却を図ったトラッド・サニー

ラティオの販売終了で、空席となった日産の小型セダン。その座と言えば、かつてはサニーが君臨していました。特に1985年に登場した6代目は、品質やデザインにおいて、その後の方向性に大きな影響を残しました。

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I.O 2020/1/29 21:35

カローラの最大のライバルがサニーで、サニーシリーズで唯一の傑作が85年秋に一新された6代目のB12型で、セダン・3ドアハッチバック・ワゴンタイプのカリフォルニアの3種とエンジンは先代後期からの流用でしたが、約半年遅れてクーペがRZ−1として復活しました。またこの代からスノードライブを楽しむユーザーが増えたため、4輪駆動車(当初はパートタイムの5速のみ・後にフルタイム4WDと同オートマチックを追加)を加え、当時シビックやハチロクレビン/トレノ等の小型DOHC車が続出し、それらに対抗するため86年8月には1600DOHCを加え、更に翌年秋には後期モデルへ一新され、主力の1500が新エンジンに換装されました。更に89年1月には最後の小変更を実施し、セダンには未設定だったニスモが加わり、オートマチック車には誤作動事故を防ぐ施錠装置(※)と後退警報装置がプラスされた後、90年1月にはB13型へ一新されます。
(※) オートマチック施錠装置とは数年前から同ギアによる誤作動事故が多発しニュースで話題となったため、88年5月の一新時からオートマチック安全対策を実施しました。

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