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劇中でモーツァルトの名曲がふんだんに使用されていて、クラシックやモーツァルト好きならそれだけでも観る価値がある。モーツァルト役のトム・ハルスはこの役の為に必死でピアノと指揮の勉強をしたそうで、演奏シーンは吹替なしで演じているらしい。すげーや。
サリエリに感情移入すると悲劇なんだけど、語弊あるかもだが皮肉った視点で見ると喜劇になるのよね。またモーツァルトに感情移入すると、喜劇かなと思うんだけど、死に間際のあの疲弊してとっくむ姿は悲劇かなとか。35歳に罷られるし。人の人生なんて見ようによって喜劇にもなりうるし悲劇になりうるんですね。
モーツァルトってこんなに変な人だったの?っていう驚きが大きい映画だった。そして、変人で更に天才って反則だと思うの。嫉妬しちゃうよね!でも、心の隅っこに憧れがあったりもして。サリエリの気持ちがわかるわーって思った映画。
「神よ、なぜずっと真面目に努力してきて祈りも捧げてきた私にではなく、あんなヘラヘラした破天荒な男に素晴らしい音楽の才能を与えたのですか?」と言わんばかりのサリエリにすごい同情してしまうんだけど、音楽の魅力センスがあるのはモーツァルトなんですよね!その理不尽さが悲劇で喜劇でしたねえ。。
3時間という長編映画でしたが、時間がすぐ過ぎるくらい面白かった!モーツァルトの天才的な才能に圧倒されてサリエリが苦悩する物語が非常によかった。
モーツァルトとサリエリの喜劇と悲劇。凡人サリエリがモーツァルトを妬み、疎みながらもモーツァルトの音楽を愛してしまう葛藤もいとおしく思える映画。渦中にいるサリエリは余裕がなかったでしょうが。いとおしく思わずにいられない、そんな映画。
最期に2人が歩み寄ったのは、ぐっときた。実話もそうだったら良いなと思った。けどサリエリの最期間近にはどうか平穏が訪れることを祈らずにいられない。フィクションだけどさ!
実際にはサリエリがモーツァルトを嫌ってたって文献はなかったらしいね。妄想たくましい映画ってことになるけど、事実に沿ってるか否かはどうでもいい。とにかくモーツァルトの変人かつ才能あふれるキャラと嫉妬に燃えるサリエリっていう2人のキャラが魅力的だった。
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