91年は結婚に関するドラマが多かった!
中でも大ヒットしたのは「101回目のプロポーズ」ですよね。浅野温子さんと武田鉄矢さんのW主演ということで話題になりました。浅野温子さん演じる矢吹 薫は、3年前に結婚式の当日に婚約者を亡くしたことを引きずっていました。母のすすめで無理やりお見合いをさせられ星野 達郎(武田さん)に出会います。達郎は100回目のお見合いでした。
薫は断るのですが達郎はどうしてもあきらめきれず猛アタックをしていくというラブストーリーでしたね。
他には結婚願望が高いけど結婚できない男3人をメインにした「結婚したい男たち」や(
当時の)結婚適齢期に差し掛かった女性が2人の男性の間で揺れ動いていく「ヴァンサンカン・結婚」、社宅に住む3組の夫婦を描いた「結婚の理想と現実」というドラマも放送されています。
今よりも「結婚」ということにしばられていたというか、誰もが結婚を頭に入れて生活をしていたような感じがしますね。今では「適齢期」なんて言葉も聞かないですもんね。
「そのうち結婚する君へ」/94年
【そのうち結婚する君へ】
— 渡辺誠二 (@thunederroad518) February 25, 2023
1994年
29年前の今日放送
"7話 許せない嘘ついてませんか?"
憧れの藤谷さんとの…♬
"愛が生まれた日/藤谷美和子 大内義昭"https://t.co/HO6Ft8rHZT#そのうち結婚する君へ#日本テレビ#秋元康 企画 原作#遠藤察男 脚本#堤幸彦 演出#藤谷美和子#仲村トオル pic.twitter.com/1iWtUPy24i
主人公の古沢佳子(藤谷美和子さん)は結婚を間近に控えていたのですが、結婚式担当者の手違いでダブルブッキングをしていたことが発覚。結婚式は3か月後に延期になってしまいます。
ですが予定通り唐島信人(仲村トオルさん)と結婚をします。
ですが入籍後に信人の弱い一面やせこいところが見え、さらに義母からは嫁いびりをされ、別れを考えるようになりました。その頃、元恋人の小田沼健治(世良公則さん)と再会。以前はいい加減な性格でそれが分かれの原因にもなっていたのですが、いい加減なところはなくなり、ホテルチェーンの後継者として立派に働いていました。
佳子は小田沼に心惹かれていくのですが信人とも別れ、除籍されてしまいます。ですが信人の熱心なプロポーズで復縁するというお話でした。
91年の結婚ドラマは現実にもありそうな話が(101回目のプロポーズ以外)多かったですが、こちらはエンターテイメントとして結婚を扱っているという感じのドラマになっていると思います。この時点で結婚の価値観が少しずつ変わっていったのでしょうかね。
「結婚しようよ」/96年
#今日は何の日
— Shota (@JinmResult) May 1, 2022
【1996年5月2日(木)】#江口洋介 の楽曲
TRAVELING BOY
-解き放たれた矢のように 発売#TRAVELINGBOY解き放たれた矢のように は
1996年放送ドラマ主題歌
※ #結婚しようよ#TRAVELINGBOY#解き放たれた矢のように pic.twitter.com/4OSZdrIgqq
江口洋介さん演じる殿山圭太郎は、妻と離婚し、息子の蓮(益田圭太さん)を男手ひとつで育てていました。ですが、元妻・渚(麻生祐未さん)との約束で、3年後に再婚していなかったら蓮を渚に渡さなくてはいけませんでした。
タイムリミットまであと2か月というがけっぷち状態。とにかく誰でもいいから結婚しようと結婚相談所に駆け込みます。そこで同じくがけっぷちの女性唯川美羽(石田ひかりさん)に出会います。2人はお互いの条件があったのですが、出会ったとたんケンカに。ですが蓮が誤って婚姻届けを受付ポストに入れてしまい、2人は結婚することに。
離婚も考えたのですがお互いの条件が合っているのでとりあえず、入籍したままにすることに。偽装結婚から始まる3人が本当の家族になるまでを描いた物語。
こちらも現実的に結婚を描いているわけではなく、ドラマとして楽しめる内容という感じでしたね。
「成田離婚」「理想の結婚」/97年
「成田離婚」は、クリスマスの夜に失恋した田中夕子(瀬戸朝香さん)が、その後同僚の星野一朗(草彅剛さん)と恋に落ち、結婚。新婚旅行に行くのですが旅行中の一朗の態度が気になりつつも我慢していたのですが、成田空港で大喧嘩になり離婚を決意するところから物語がスタート。
すぐに離婚する訳ではなく、物語の途中で離婚。その後別々の道を選ぶのですが最後にはよりを戻すという物語。
すぐに結婚して離婚して復縁というのはリアルではないですが、お互いにイライラする様子や2人の微妙な距離など共感できる部分も多いドラマでした。
「理想の結婚」はお互いに恋人にふられたばかりの山田鞠(常盤貴子さん)と大滝勉(竹野内豊さん)が飛行機の中で出会い、勉は鞠に一目ぼれします。その後、偶然再会し思わず「結婚してほしい」と思いを伝えます。
そして2週間後、親に紹介することに。お互いの両親は結婚に猛反対。2人が結婚するまでを描いたドラマです。超スピード婚は現実的ではないですが、結婚にまつわる家族のごたごたは割とリアルでした。
リアルな結婚ドラマから、エンターテイメントとしての結婚ドラマ、そこからリアリティはあるけどドラマティックなドラマという内容に変わってきましたね。
「恋愛結婚の法則」/99年
小泉今日子さん演じる中嶋朝子は、32歳。友達は結婚していく中、自分はまだ独身でした。そんな中母親が勝手に登録していた結婚相談所で浜崎耕三(柳葉敏郎さん)に出会って・・・というお話。
結婚をせかされる年齢が、30前後に変わってきている感じですよね。結婚はしたいけど他のこともしたい、でも焦りもあり・・・というドラマはその後も多く登場しますがこの頃が始まりだったのでしょう。
他にも「週末婚」が99年には放送されていますね。こちらはリアルではなく姉妹のイザコザと結婚生活を描いたドラマでした。
2000年代に入ってからは「お見合い結婚」「できちゃった結婚」など結婚の形を描いたドラマも放送されています。
現在でもたびたび結婚に関するドラマは作られていますが、振り返ってみると時代が反映されていて面白いですよね。