マドンナ、CM炎上中の「ペプシ」を猛烈批判!
今回問題となっているのは、「Black Lives Matter」のデモで、女性が静かにデモをしていたところ、武装警官たちが彼女を逮捕しようとしている写真にある。同CMのケンダルが警官にペプシを手渡しているシーンが、その写真を彷彿させるものになっている。
The new @Pepsi ad stealing the imagery of @IeshiaEvans in Baton Rouge and exploiting the activism of Black women. pic.twitter.com/DmGMGbLguL
— ColorOfChange.org (@ColorOfChange) April 5, 2017
また、その批判は出演者だった人気モデルのケンダルにも飛び火、彼女をも巻き込む事態となった。
また、歌手のマドンナは、自身のインスタグラムにぺプシ社CMの騒動に関連した動画と写真2枚を投稿し、猛烈に批判。
1つ目は、今回放送中止となったCMの動画アップしながら「全く筋が通っていないと気付いた朝。ちなみに、30年前に私のペプシのCMもキャンセルされたの。黒人の聖人をキスしたから #皮肉よね」と投稿。
コメントには、ナンバーワンを表す金メダルの絵文字が加えられており、競合ブランドを支持することで"アンチペプシ"であることを高らかに告げ、ペプシ社を痛烈に批判した。
1989年のマドンナの「ペプシ」CMは、起用曲のMVが社会問題に
当時、マドンナはペプシのCMに起用されており、このCMには彼女の楽曲「ライク・ア・プレイヤー」を起用。また、ペプシ社はその年のマドンナのツアースポンサーとして、約5億円の契約を結んでいた。
1989年のペプシ社のCM
これを受けたペプシ社は、自社製品のCMに使われている曲と、スポンサー契約をしているアーティストが、「多くの人を混乱させるようなら、広告を取り下げるのは当たり前のこと」と説明し、CM放送を中止し、マドンナとのスポンサー契約も解除した。
ポピュラー音楽のシンガーソングライター、女優、映画監督、文筆家、実業家。
愛称は代表曲から来た「マテリアル・ガール (Material Girl)」、または「ポップスの女王」とも言われる。
1980年代初頭のニューヨークのダンスクラブ・シーンに登場し、1982年にデビュー。1984年に、シングル「ライク・ア・ヴァージン」が大ヒットし、その大胆かつ挑発的なイメージで一躍世界的なメガスターになる。
『ギネス・ワールド・レコーズ』では「全世界で最も売れた女性レコーディング・アーティスト」そして「史上最も成功した女性アーティスト」と認定されている。