木曜キネマ探偵団 Vol.27 【にっぽん’69 セックス猟奇地帯】
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内容&あらすじ
中島貞夫監督による、異色のセックスドキュメント第1弾。北は北海道から南は沖縄の果てまで、スタッフは日本列島のセックス地図を描くべく奔走。法すれすれの対象を撮影するために、数々の危険にさらされながらも被写体を追い求めた渾身作。新宿花園神社に集い、踊り、歌い、火を燃やすふうてん大集団の狂態。二重まぶた、隆鼻、豊胸手術と、美しくなるためにはどんな苦痛にも耐え忍ぶ女性たちを捉えた整形美容。秘密マンションの一室で、裸体の男女数人が、絡みもつれ合う乱交パーティ。0次元集団が産婦人科の診察台で繰り広げる猟奇の儀式。その他、ヌードスタジオ、ブルーフィルム撮影現場、等々・・・60年代後半という日本隆盛期の風俗をあますところなく暴いた真実の記録は、まさにショッキング!
『銭ゲバ』
公開:1970年
監督:和田嘉訓
主演:唐十郎
監督:和田嘉訓
主演:唐十郎
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内容&あらすじ
蒲郡風太郎は幼少の頃から左目に醜い傷が有った。父親は最低のろくでなし、母親は気だては良いが病弱。それゆえ家庭は極貧で、ときには5円の金も無いほどであった。
貧しいながらも懸命に生きてきた風太郎にとって、心の支えとなっていたのは、母親と風太郎に優しく接する近所の青年であった。しかし、治療費が払えない母は病死、自暴自棄になった風太郎は盗みに走り、それを咎めた青年を手にかけてしまう。
それを機に、風太郎は生まれ故郷を飛び出し、成長して大企業の社長一家に取り入って、陰で金銭の為に殺人を繰り返すことになる。遂には、社長一家を死に追い込み、企業の乗っ取りに成功し、政界進出も果たす。しかし、栄耀栄華を極めた風太郎は、誰もが予想できない最期を遂げるのであった。
テレビドラマ
『世にも奇妙な物語』
サブタイトル
『ニュースおじさん』
放送時期:1991年
放送局 :フジテレビ系列
出演者 :唐十郎
『ニュースおじさん』
放送時期:1991年
放送局 :フジテレビ系列
出演者 :唐十郎
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おすすめポイント
司会はタモリさんが務め、数話のオムニバス形式で構成されるテレビドラマ番組。サブタイトル『ニュースおじさん』の回では、唐十郎さんが主役を演じ、ニュースおじさん役をしています。『世にも奇妙な物語』はストーリー的にも面白く、ついつい世界観に惹き込まれてしまいますね。
著書
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内容&キャッチ
新たな歩みを獲得するため、特権的肉体論が伝説の闇の底から浮上する――1960~90年代に唐十郎が発表した文章をもとに、著者自選の特権的なエッセイ集が誕生した。類いまれなる詩的想像力が血脈となって流れている評論群からは、唐十郎の思索の軌跡が見えてくる。現代演劇における、身体論の到達点。
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内容&キャッチ
オランダ人の若い女性を殺した、という手紙を犯人の日本人男性から受け取った作家は、事件の現場であるパリを訪れることになる。パリ人肉殺人事件の真相に迫った芥川賞受賞作品にその後日譚を加えた完全版。
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内容&キャッチ
2012年5月、脳挫傷の大ケガを負った現代を代表する才能のひとり、唐十郎。死の淵から生還して3年、リハビリと脳外科の専門医によるトレーニングを経て、単行本としては6年ぶりの新刊。現在は自ら主宰する劇団唐組の公演を監修しながら、また、再び表現活動の場に戻るべく、日々、創作の源となる妄想世界に遊びながら、その復活の先駆けととして本書を刊行。昭和の終わりから平成にかけ、3年前までに書き連ねた単行本未収録の小説や随筆の山脈を一冊にまとめ、劇作家であり小説家であり、また役者でもある唐十郎という巨人が、いかに自身の妄想世界を作品に仕立て上げてきたか、その全体像がわかる内容。さらに、巻末収録の、著者の一人娘で女優の大鶴美仁音による跋「父のこと」は、感動の一篇。
監督:中島貞夫