2021年12月28日 更新
昔は芸能人の住所が公開されてたから?何者かに部屋へ侵入されたアイドルや女優たち
個人情報の保護が叫ばれる昨今。その一方、昭和の頃は芸能人の住所が雑誌に公開されるなど、おおらかな時代でありました。この記事では、何者かに部屋へ侵入されるなどの事件に巻き込まれたアイドルや女優たちについて、何人かピックアップしてご紹介したいと思います。
かつては公開されていた!芸能人の個人情報!!
個人情報の保護が叫ばれ、卒業アルバムなどからも個人情報が消えつつある現在。その一方、昭和の時代は個人情報の取り扱いはおおらかであり、芸能人の住所が雑誌に掲載されているなど、今の常識では考えられない状況を呈していました。
昭和40年代頃までは、「明星」などのアイドル雑誌にはアイドルの住所が当然のように掲載されており、下宿先の部屋の様子を収めたグラビアとともにその住所が載っているなど、ファンとの距離感が現在とは全く異なっていました。実家が店などを経営している場合、その住所が載っている(例:キャンディーズ・田中好子の実家の釣具店など)ケースもありました。
現在であればストーカーの被害などが危惧される「芸能人の住所公開」ですが、当時はそれがきっかけとなり芸能界入りのチャンスを掴む者もいました。その代表例として挙げられるのが志村けんで、いかりや長介の自宅を芸能雑誌で調べ、付き人になるために「いかりやの自宅に直接出向いた」というエピソードを持っています。今では考えられませんが、かつては大物芸能人に直談判して芸能界への切符を手にした者が多数いたと想像出来ます。
とはいえ、やはり芸能人の住所が公開されていることで発生する弊害も多数あり、芸能人が自宅で事件に巻き込まれるなどのケースが発生したのも事実です。この記事では、何者かに部屋へ侵入されるなどの事件に巻き込まれたアイドルや女優たちについて、何人かピックアップしてご紹介したいと思います。
YouTube版『何者かに部屋へ侵入されたアイドルや女優たち』も公開中!!
本稿で特集した何者かに部屋へ侵入されたアイドルや女優たち。YouTube版の動画が公開中です。
一歩間違えれば、より深刻な事態へと発展していたかも知れないそれぞれの事件。シリアスな音楽と映像で振り返っています。もし良ければご覧ください。
昔は公開されていた芸能人の個人情報!家に侵入されたアイドルや女優
吉永小百合
まずご紹介するのは、10代にして歌に演技に名声を獲得していた大女優・吉永小百合。1963年、18歳の時に自宅で被害に遭っています。
それは1963年8月9日のこと。吉永の自宅にファンの男が押し入り、持参した針と墨汁で彼女の身体に自分の名前を彫ろうとするというショッキングな事件が発生しました。さらに、現場に到着した警官に対して犯人は手製のピストルで応戦。重傷を負わせています。また、吉永も逃げる際に階段で転んで捻挫するなど散々な目に遭っています。
1963年に、吉永を襲った事件はこれだけではありませんでした。同年の5月から9月にかけて、自宅に「草加次郎」を名乗る者から計7通の脅迫状が届き、100万円を要求する手紙に弾丸が添えられるという事件が発生。当時は世間で「草加次郎事件」と呼ばれる爆破、脅迫、狙撃などの事件が相次いでいた時期であり、吉永宅に届いた脅迫状も、他の事件で使用された弾丸と同じ弾丸が封入されていました。なお、この草加次郎事件については、吉永の件を含め犯人の特定、逮捕に至らないまま公訴時効が成立しています。
岡田奈々
次にご紹介するのは、70年代に絶大な人気を誇った清純派アイドル・岡田奈々。1977年7月15日、マンション8階にある岡田の自室に何者かが侵入し、侵入から解放までおよそ5時間、犯人とともに過ごすという事件が発生しました。
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