俳優デビューまで
最初のきっかけは自分からではなく、お母さんとお姉さんだったんですね。家族が応募することがなかったら、ドラマで竹野内豊さんを見ることもなかったのかと思うと応募してくれてよかったです。(そうでなくてもどこかで声をかけられていそうな気もしますが)
モデルデビューしたのは1989年。その5年後、1994年にTBS系列のドラマ「ボクの就職」で俳優デビューしました。緒形直人さん主演のドラマで、竹野内豊さんも主人公と同様、会社の死新入社員役で出演されていました。
この年にはドラマ「東京大学物語」にも出演していましたよ。
「星の金貨」で注目を集める
懐かしいドラマ
— うる星やつら(諸星あたる❗) (@62500GTO) May 20, 2020
星の金貨
大沢たかお・酒井法子・竹野内豊 pic.twitter.com/6ArWKCUcb2
耳と口が不自由な女性倉本彩(酒井法子さん)の恋人・永井秀一(大沢たかおさん)の腹違いの弟、拓巳役でした。秀一は記憶喪失になってしまい、彩との記憶を失っているときに彩と拓巳は出会います。ですが拓巳も次第に彩に惹かれていき三角関係になっていくという切ない物語でしたね。
酒井法子さんの歌う主題歌「碧いうさぎ」も大ヒットしましたし、このドラマがきっかけで手話を覚えたという人も多かったです。
1996年に放送された「続・星の金貨」でははじめは彩と拓巳がいい感じになっているのですが結局秀一とよりを戻します。1997年に「星の金貨 完結編スペシャル」で完結し、最後は彩が秀一の子供を産むというところで終わっています。
その後「新・星の金貨」というドラマも放送されましたがこちらは、聴覚障害のある女性が主人公ということ以外は全く別のお話でした。
「ロングバケーション」では南の弟役!
昨日のトキカケで竹野内豊さんの髭ストーリーを振り返る企画にロンバケの映像が✨当時の2人の美形っぷりと色気にクラクラする〜💕これが23歳と25歳だもんねぇ pic.twitter.com/LKhooDF11e
— Haruna (@haruna96945123) April 29, 2021
1996年には「ロングバケーション」に出演。山口智子さん演じる葉山南の弟、葉山真二役で出演しています。この時の竹野内さんはとってもワイルドで髭が素敵でしたね。見た目はワイルドですが、ナンパでチャラいという設定で姉である南に「アニマル真二」と呼ばれていました。ワイルドですが弟ということもあり、なんだかかわいい一面もありました。あんな弟がいたら!と思った女子は多いはずです。
かなり強烈なキャラでしたがロンバケは南とセナの物語がメインなのでそれほど出番は多くなかったのが残念でした。
当時竹野内さんはまだまだ新人の類。木村拓哉さんはすでに当時スターだったので木村さんと一緒のシーンは緊張したと数年後に話していましたよ。
初のヒーロー作品は「理想の結婚」
大阪から東京へ向かう飛行機の中で出会った鞠と勤は、お互い恋人と別れたばかりということもあり意気投合。勤は鞠に一目ぼれをし、東京で再開した時にプロポーズします。そしてお互いの両親に紹介するのですが、お互いの母が喧嘩してしまい・・・というストーリー。結婚にまつわる家族のトラブルを明るく描いたコメディですね。
この作品の竹野内さんは強い母や恋人に尻に敷かれている情けない感じでしたね。(情けない中にも芯はありましたが)アニマル真二のあとにこの役をやったのかと思うと振り幅が広いです。
「鞠ちゃ~ん」と、鞠に振り回されている感じがかわいかったです。
「ビーチボーイズ」でW主演
恋人に振られて行き場がなくなっていた桜井広海(反町さん)とミスでプロジェクトを失敗してしまった鈴木海都(竹野内さん)は、休息を求めて海のある街へやってきて「ダイヤモンドヘッド」という民宿で出会います。
広海は強引に民宿でバイトをはじめ、海都はお客として休暇を過ごします。性格も大正的な2人ですが2人で行動することが多くなってきます。そんな中、主人は民宿をたたむという宣言をします。2人は東京に戻っていきますが、夏は海だ!ということで戻ってきます。海都は会社を辞めて。2人の人夏の休暇を描いたストーリーですね。女性同士とは全く違う世界で憧れがありました。
このドラマでもお調子者で積極的な広海に比べると、海都は頭が固くて真面目な性格。広海に振り回されている感じがよかったですね。
「WITH LOVE]「世紀末の詩」「氷の世界」と主演作が続く
ですが二人は実は日常でも顔を合わせていて、普段はお互いの印象がよくありませんでした。当時始まりつつあったネット恋愛をモチーフにしたお話。この作品はかっこいい竹野内さんでしたね。
同じ年には「世紀末の詩」でも主演を務めています。結婚式の会場で相手に逃げられた野亜と学長選挙に1票差で敗れた百瀬は飛び降り自殺をしようとしていたところビルの屋上で出会います。2人をミアという少女が見ていて、3人の奇妙な同居生活が始まります。
毎回ゲストが登場し1話完結する「愛とは何か」を考えるドラマ。異色な作品でしたが個人的にすごく好きでした。竹野内さんは理想の結婚の時よりもさらに情けなく、泣き虫の役でした。
1999年の「氷の世界」は松嶋菜々子さんとのW主演で保険金殺人をモチーフにしたミステリーでした。
こうしてみてみると竹野内さんは若い頃からいろいろな役柄を演じていらっしゃいますね。今後もどんな活動をされていくのか楽しみです。