【訃報】俳優・綿引勝彦さん死去。
俳優として多数の映画・ドラマに出演した綿引勝彦(わたびき かつひこ)さんが昨年12月30日、膵臓がんのため亡くなっていたことが明らかとなりました。75歳でした。
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— 日刊スポーツ (@nikkansports) January 13, 2021
綿引さんは1945年、東京都出身。1965年に日本大学藝術学部を中退後、劇団民藝に入団。以来「極道の妻たちII」をはじめとした多数のヤクザ映画や、「鬼平犯科帳」「必殺シリーズ」といった時代劇などに出演を重ねました。中でも、1991年から1999年にかけて放送されたTBS系ドラマ「天までとどけ」での父親役は当たり役となり、以降はその強面の風貌とはギャップのあるコミカルな役など、役者としての幅を広げていました。そんな綿引さんですが、近年はがんの治療を行っており昨年秋以降は自宅療養を続けていました。そんな中、昨年末に容体が急変。このたびの訃報となりました。
俳優・綿引勝彦の出演作品を振り返る!
映画・ドラマから舞台に至るまで、多数の作品に出演を続けてきた綿引さん。そんな彼の出演作品をすべて網羅することはとても出来ないのですが、ここでは特筆すべき作品についていくつかピックアップして軽く振り返ってみましょう。
極道の妻たち
まずご紹介するのは「極道の妻たち」シリーズ。「極妻(ごくつま)」の通称で知られる昭和~平成期におけるヤクザ映画の代表作であり、綿引さんは「極道の妻たちII(1987年)」「極道の妻たち 三代目姐(1989年)」「新極道の妻たち(1991年)」にそれぞれ出演しました。
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鬼平犯科帳
多数の時代劇にも綿引さんは顔を出していました。「鬼平犯科帳」シリーズのほか、「暴れん坊将軍シリーズ」「名奉行 遠山の金さん」「新・必殺仕置人」「大江戸捜査網」などに脇役として出演しています。
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天までとどけ
1991年から1999年にかけてTBS系で放送された「天までとどけ」。大家族をテーマとしたホームドラマであり、綿引さんは丸山家の良き父親・雄平を熱演。それまで悪役での出演が目立っていた綿引さんが新境地を切り開くきっかけとなりました。
WXIII 機動警察パトレイバー
2002年公開のアニメ映画「WXIII 機動警察パトレイバー」では、声優に挑戦しました。綿引さんが声を演じたのは、警視庁城南警察署捜査課に勤務する中年刑事・久住武史。本作以外にも、綿引さんは映画作品の吹き替えで活躍しており、代表作に「セットアップ 」「エクスペンダブルズ2」があります。いずれもブルース・ウィリスの声を吹き替えていました。
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