グラビア業界の仕事
まずグラビアとはなんだって話をしてみたいと思います。そもそもグラビアって印刷用語ですよね。グラビア印刷ってやつです。なんとなくアイドルのポートレートをグラビアって認識している人も多いかと思いますが、雑誌の前半と後半にあるカラーページは、写真を多く使用する企画に適した紙や印刷なのでグラビアページと呼んでいました。
via www.amazon.co.jp
グラビア印刷って印刷クオリティはいいのですがコストが高いので、グラビア印刷じゃない雑誌がほとんどだったと思います。こだわりのある出版社だと高コストでもグラビア印刷だったりしますが、現在はグラビア印刷でなくてコストの安いオフセット印刷でもクオリティはいいので、グラビア印刷にこだわる雑誌はかなり専門的な分野になるのかもしれないですね。
そう考えるとグラビアアイドルって言い方も厳密に言えばオフセットアイドルなんて言い方になるのかもしれませんが、まあこれだとちょっと変ですよね(笑) イメージ的にも確定されているグラビアアイドルのほうがしっくりするってものでしょう。
そう考えるとグラビアアイドルって言い方も厳密に言えばオフセットアイドルなんて言い方になるのかもしれませんが、まあこれだとちょっと変ですよね(笑) イメージ的にも確定されているグラビアアイドルのほうがしっくりするってものでしょう。
グラビアアイドルというジャンル
グラビアアイドルのページって、マンガ誌や男性誌の表紙や巻頭グラビア、巻末グラビア、巻中グラビアと、雑誌の売れ行きに関わる重要な部分を占める企画だったりします。ほとんどは水着グラビアが中心で、大人向け雑誌だとヌードがメイン。まれに衣装のみのグラビアもありますが、有名な女優さんだったりします。グラビアページってタレントを売り出す際の重要な戦略的要素だったりしますし、雑誌にとっても売り上げに直結する大事なページなんですよね。
90年代初頭あたりからでしょうか、少年マンガ週刊誌でもグラビアが載るようになりました。これは発行部数が多いというのと、青少年が読む対象としてグラビアアイドルは親和性があったので、宣伝効果の高い媒体として芸能事務所は入れ込もうと力を入れた傾向があったんだと思います。発行部数の多い雑誌にグラビアを載せることは、タレントの認知度を上げることに大切だとわかります。
90年代初頭あたりからでしょうか、少年マンガ週刊誌でもグラビアが載るようになりました。これは発行部数が多いというのと、青少年が読む対象としてグラビアアイドルは親和性があったので、宣伝効果の高い媒体として芸能事務所は入れ込もうと力を入れた傾向があったんだと思います。発行部数の多い雑誌にグラビアを載せることは、タレントの認知度を上げることに大切だとわかります。
via www.amazon.co.jp
グラビアアイドルを語る上で外せないのがイエローキャブという芸能事務所です。創立者で野田義治さんという名物社長がいたのですが、彼は巨乳ブームのきっかけを作った人として有名です。堀江しのぶ、かとうれいこ、細川ふみえ、雛形あきこ、山田まりや、小池栄子、佐藤江梨子、MEGUMIなど数々の人気巨乳アイドルを売り出した方です。
野田社長のエピソードで感心したのが、雑誌などでグラビア撮影をするのにノーギャラで仕事を受けていたことです。社長の考えでは雑誌にタレントを掲載するのは日本全国に向けた効果の高い宣伝と考え、宣伝してくれる媒体ではノーギャラでいいというものでした。写真集やイメージビデオなどは違いましたが、出版社にとっては有り難い話です。今でも少数ですが表紙巻頭はノーギャラという雑誌もあるようですが、媒体価値の高い雑誌だということなのでしょう。今はほとんどの雑誌はギャラを支払ってるんじゃないかと思います。
野田社長のエピソードで感心したのが、雑誌などでグラビア撮影をするのにノーギャラで仕事を受けていたことです。社長の考えでは雑誌にタレントを掲載するのは日本全国に向けた効果の高い宣伝と考え、宣伝してくれる媒体ではノーギャラでいいというものでした。写真集やイメージビデオなどは違いましたが、出版社にとっては有り難い話です。今でも少数ですが表紙巻頭はノーギャラという雑誌もあるようですが、媒体価値の高い雑誌だということなのでしょう。今はほとんどの雑誌はギャラを支払ってるんじゃないかと思います。
via www.amazon.co.jp
via www.amazon.co.jp
via www.amazon.co.jp
また野田社長は年末年始にタレントを大挙引き連れてハワイに行っていました。以前テレビでは年末年始の芸能人たちのハワイ休暇を空港から突撃取材してテレビで放送していましたよね? 彼はそこに目をつけて、取材に来ているテレビクルーたちに所属タレントたちの水着を撮らせレポーター的なことをやらせたりビーチで水着撮影を撮らせたりしたのです。テレビクルーたちもつい撮っちゃうんですよね、なにかに使えるんじゃないかって。
ワイキキビーチで所属タレントたちの水着が出演交渉もなく撮れちゃう。いわゆる絵が取れる。すごい戦略ですよね。一説によるとこれらもノーギャラだったようです。よく正月テレビでイエローキャブのタレントたちがテレビに映っていたのを覚えていませんか? 事務所的にはタレントたちがテレビに登場するチャンスが増え、パブ(宣伝)として機能していたってことなんですよね。
ワイキキビーチで所属タレントたちの水着が出演交渉もなく撮れちゃう。いわゆる絵が取れる。すごい戦略ですよね。一説によるとこれらもノーギャラだったようです。よく正月テレビでイエローキャブのタレントたちがテレビに映っていたのを覚えていませんか? 事務所的にはタレントたちがテレビに登場するチャンスが増え、パブ(宣伝)として機能していたってことなんですよね。
via www.amazon.co.jp
via www.amazon.co.jp
via www.amazon.co.jp
黎明期のグラビアの状況って?
グラビア系の雑誌が盛り上がってきたのは小学館から1974年に創刊された「GORO」あたりからだったような気がします。当時は総合男性誌という言い方をしていたのではないでしょうか。GOROでは篠山紀信による「激写」というグラビアが一世を風靡しました。
記憶に残るグラビアでは山口百恵、水沢アキ、川島なお美、杉田かおる、浜田朱里など、有名タレントが他誌とは一線を画すセクシーグラビアを見せていたかと思います。素人モデルのヌードグラビアも人気があって、青山知可子という女優さんは激写シリーズから素人モデルとして登場して一躍人気になった記憶があります。
80年代後半になるとコンビニエンスストアが普及してきます。出版社は書店向けからコンビニ販売を強く意識した雑誌作りをしていくようになります。そしてグラビア専門誌的な雑誌がたくさん出てくるようになりました。この時代に次々と創刊されるようになったスコラやベストマガジン、べっぴん、デラべっぴんなどの男性誌は、コンビニを意識したグラビア中心の雑誌だと言えるのでしょうね。
記憶に残るグラビアでは山口百恵、水沢アキ、川島なお美、杉田かおる、浜田朱里など、有名タレントが他誌とは一線を画すセクシーグラビアを見せていたかと思います。素人モデルのヌードグラビアも人気があって、青山知可子という女優さんは激写シリーズから素人モデルとして登場して一躍人気になった記憶があります。
80年代後半になるとコンビニエンスストアが普及してきます。出版社は書店向けからコンビニ販売を強く意識した雑誌作りをしていくようになります。そしてグラビア専門誌的な雑誌がたくさん出てくるようになりました。この時代に次々と創刊されるようになったスコラやベストマガジン、べっぴん、デラべっぴんなどの男性誌は、コンビニを意識したグラビア中心の雑誌だと言えるのでしょうね。
via www.amazon.co.jp
via www.amazon.co.jp
via www.amazon.co.jp