寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪-札幌間)が豪華編成で復活!
2015年9月15日 更新

寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪-札幌間)が豪華編成で復活!

3月12日に定期運転が終了した「トワイライトエクスプレス」を5月から旅行会社専用団体臨時列車として復活。大阪駅で出発式には多くの鉄道ファンが駆けつけた。

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2015年3月12日に引退したJR西日本の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」が5月16日、団体専用臨時列車として大阪と下関(山口県)を結ぶルートで復活し、大阪駅で出発式があった。
JR大阪駅を出発する「トワイライトエクスプレス」

JR大阪駅を出発する「トワイライトエクスプレス」

1989年7月21日に運転を開始。当初はツアー客用のみの団体専用列車で、寝台券は一般販売されなかった。
列車名は、出発日夕と翌日明け方の薄明を意味するトワイライトが由来となっている。

さようなら トワイライトエクスプレス ラストラン - YouTube

3月に引退した大阪⇆札幌を結ぶ豪華寝台特急トワイライトエクスプレスの通過集。

老朽化で引退なのになぜ復活?

「車両の老朽化」ははもちろん事実だが、2015年3月のダイヤ改正に合わせ、老朽化で直ちに車両が使えなくなるわけではない、ということらしい。
http://travel.watch.impress.co.jp/img/trw/docs/694/191/01.jpg (185255)

JR西日本営業本部の橋本さんは「運行期間は1年程度を考えており、それ以降については白紙です。整備はしっかり行っていますが老朽化している車両ですので、そのあたりなど状況を見ながら考えていきます」と話している。

トワイライトエクスプレスの列車編成・客室

従来運用されていた「トワイライトエクスプレス」は、A寝台扱いのスイート、ロイヤルのほか、B寝台扱いのツインやシングルツインなど電源車を含めると10両で編成されていたが、3本ある編成から2号車として使われていたスロネ25 500番台を1編成に集約して3両連結し、1号車となるスロネフ25 500番台を加えて4両の「スイート」と「ロイヤル」の客室を編成。

さらにサロンカー(オハ25 550番台)、食堂車(スシ24 0番台)、乗務員用車両、電源車(カニ24 0番台)を含めた8両に再編される。

これにより、提供される客室はすべて「スイート」と「ロイヤル」で定員は40名となる。

トワイライトエクスプレスの運転区間・時刻

◆5月から6月(山陽コース)
 下り:大阪発(10時ごろ)-(琵琶湖1周)-大阪-(山陽線)-下関着(翌15時ごろ)
 上り:下関発(10時ごろ)-(山陽線)-大阪-(琵琶湖1周)-京都着(翌18時ごろ)
 主な見所:琵琶湖(湖西線)、明石海峡(JR神戸線)、瀬戸内海(山陽線)
 ※注釈 時刻などは変更になる場合がある。

◆7月から
・山陽コースに加え、山陰本線[大阪-(山陽・伯備線)-米子-(山陰線)-下関]を通るコースの設定を予定。
 時刻、コースなどは決まり次第、発表される。    

トワイライトエクスプレスのサービスなどについて

(1)食事 
・お食事回数は、朝食1回、昼食2回、夕食1回をセット
・ディナーは、人気の高いフランス料理をさらにグレードアップ
・ディナー、朝食のパン、ディナーのデザートは、それぞれ人気ブーランジェ、パティシエが協力
パン:神戸三宮「サ マーシュ」、大阪上本町「パリゴ」、デザート:「エス コヤマ」、「京都北山マールブランシュ」

(2)地元と連携した取り組み 
・沿線自治体などの皆様と連携して、車内や停車時での地元特産品の販売や伝統芸能の実演など、お客様へのおもてなしも計画中。

トワイライトエクスプレスの料金

料金は旅行会社によって異なる。
5月16日出発のツアー(2泊3日)を主催する日本旅行によると、午前9時50分に大阪を出て敦賀(福井県)で折り返し琵琶湖を一周。
17日午後に下関に到着予定。
最上級のスイート(定員2名)が1人35万円
(2日目の旅館の宿泊代などを含む)。
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