ドラマデビューまで
劇団に所属しているときはドラマや映画には出演していませんでした。
1986年に「夢みるように眠りたい」で映画デビュー。デビュー作にして初主演作でした。80年代後半からテレビドラマにも出演するようになります。
大河ドラマに5度出演
9月9日。今日は室町幕府第10代将軍・足利義稙のお誕生日🎂
— 混沌の久秀♪ (@Chaos_Hisahide) September 8, 2021
兄で養父の足利義政の気紛れのおかげで波乱万丈の人生を送ることになる。鎌倉・室町・江戸の3幕府の将軍の中で唯一、将軍職を再任している珍しい人。
大河ドラマ『花の乱』では佐野史郎さんが迫真の演技。 pic.twitter.com/e3EtVmYQ2Q
最初に出演したのは1987年の独眼竜政宗。伊達氏の家臣である後藤孫兵衛を演じました。
その後、1990年の翔ぶが如くでは有村俊斎(海江田信義)役。1994年の花の乱では足利義視役、2017年のおんな城主 直虎では太原雪斎、2018年の西郷どんでは井伊直弼を演じています。2022年現在、5度も大河ドラマに出演されているんですね。2017年、2018年は2年連続というのもすごいです。
世にも奇妙な物語にも多数出演!
世にも奇妙な物語、佐野史郎特選BOXとか出してくれたら絶対買うのに…… pic.twitter.com/dghVvkEQwx
— 鉄面あなざ (@Gadjetmovie) November 12, 2020
佐野さんは連ドラ第一期で「超・能・力!」という作品に出演。この時は主演ではなく脇役でした。その後第二期に「バカばっかりだ!」で主演、「柵」では再び脇で出演しています。まだ無名だった頃から出演されていたんですね。
2022年現在、10作品に出演されました。スペシャルドラマになってからはほとんどが主演作ですね。世にも奇妙な物語の雰囲気と佐野さんの演技がマッチしていてより奇妙に感じるような気がします。これからもまた出演されることでしょうね。
「ずっとあなたが好きだった」で大ブレイク!
賀来さん演じる西田美和と布施さん演じる大岩洋介は高校の同級生で恋人同士でした。ある日2人が旅行に行ったあと、大岩のことを好きだった同級生中井律子がその事実を知り自殺をします。遺書には美和への逆恨みが書かれていて濡れ衣を着せられ、2人は分かれてしまいます。
その後、美和は桂田冬彦と見合い結婚をするのです。冬彦は最初はマザコンの設定ではなかったのですが、母親役の野際陽子さんが指を切った冬彦の止血をするため、とっさに指をなめたことからマザコンの設定にしたそうです。マザコン=冬彦さんというくらい有名になりましたよね。
冬彦が話題になったため、脚本を大幅に書き換え登場シーンが増えたそうです。初回は13.0%だった視聴率が話題性でどんどん伸びていき、最終回には34.1%を記録しました。
翌年の1993年には、脚本家、プロデューサーが同じ「誰にも言えない」というドラマに出演。こちらでは、かつての恋人に異常に執着する今でいうストーカーの高木麻利夫を演じました。「じっとあなたが好きだった」の登場人物の子供たちという設定です。こちらもなかなかの作品でしたね。
「ダブル・キッチン」ではお調子者のムコ役!
佐野さんは高島さん演じる花岡忍の妹の静(横山めぐみさん)の夫役。本業は売れないミュージシャンなのですが料理が得意で家事を進んで行っています。元々2人は別に暮らしていたのですが、理由をつけて花岡家で居候しています。
野際さん演じる真知子は義理の母になるのですが、気に入られていて仲がよかったですね。佐野さんと野際さんはどんな役でも仲がいいという印象になりました。ですが義理の父の啓三(伊東四朗さん)にはあまりよく思われていませんでした。
この時代のホームコメディといえばもう1つ「長男の嫁」がありますが、パート1ではプロデューサー役、パート2では主人公の兄役(母は野際さん)でした。
「私の運命」では天才外科医役
坂井さん演じる佐藤千秋は結婚直前に婚約者の鈴木次郎(東幹久さん)が肺がんで余命僅かであることを知り葛藤していくという物語。
佐野さんは次郎の主治医、片桐俊太郎を演じました。天才外科医なのですが冷淡で患者に実験まがいのことをする男でした。次郎に承認中の抗がん剤をつかったのですが、そのことがきっかけでのちに次郎の母である真理子(野際さん)から報復を受け失脚。実は自身も重い肺がんであり、最期は自分の体をトライアルに提供したり、遺体も献体しています。クールですが、悪い男ではなかったんですね。
このドラマでは野際さんと敵対していましたね。
「青い鳥」では地主の市長
豊川さん演じる柴田理森と恋に落ちたのは一時の母である町村かほり(夏川結衣さん) 。かほりの現在の夫(内縁)であり、地元の有名人で次期市長と呼ばれている綿貫広務を佐野さんが演じました。
主人公のライバルという役どころですね。妻を取られるので可哀そうな役ではあるのですが、自身も前の夫に手切れ金を支払うことでかほりを手に入れていました。理森の兄にコンプレックスがあたったり、10年前に母を病気で亡くしていることもあり、ゆがんだ性格の持ち主でした。理森がかほりを殺したと訴え濡れ衣を着せます。
第二部では市長になっていますが、逃避行していたかほりの娘、詩織と一緒にいた理森に誘拐罪を擦り付けようとしたことが表沙汰になり失脚します。
こうしてみてみるとやはり佐野さんの演じる役は濃い役が多いですね。これからの活躍も楽しみです。