そもそも土管って何する物?
土管(どかん)とは、粘土を焼いて作った円管のこと。
一般に「土管」と称されるコンクリート製の円筒物はヒューム管と呼び、土管とは区別される。
現場で導水管として使用されるものはヒューム管がほとんどであり、土管は算やアルカリを使用する液体を通す設備や排泄物を流す管に使われている。
土管じゃなくてヒューム管?
下水道を通したり、農業用水を通す為に使うそうです。
う~ん、ずっと土管だと思っていて大人になって、あれは土管じゃなくて「ヒューム管」と分かっても・・・。
今更「ヒューム管」って呼べないんですけど💦(ここでは土管で表記します)
何で空き地に置いてあったの?
空き地に土管の謎①の説
何でも昭和40年代は日本の便所が汲み取り式から水洗に変わった時代で、至る所で下水道工事が行われていたそうです。
それで空き地という空き地に工事用の土管がストックとして置かれていたという説があります。
当時は行政も緩かったんでしょうか?現代だったら空き地に土管など置いていったら不法投棄で問題になりそうですが・・・。
で、そんな時代の真っ只中に連載が始まった漫画「ドラえもん」の中の空き地にも、当然の様に土管が描かれたと言われています。
無茶言うなよ!
— クロス (@shoot_drive) August 3, 2018
そして毎度思うけど土管三つ置かれた空き地なんて最近無いよね…#ドラえもん#doraemon pic.twitter.com/nrPxXlGpn8
実は空き地では無かった②の説
映画版とかでは土管以外にも角材とかセメントとか無造作に置いてあるのがちゃんと描かれているので工事の資材置き場ですね
— 梅酒みりん@3横浜 7a! (@PokersonT) March 30, 2018
ドラえもんの舞台の練馬区では1970年頃から下水の整備が始まって1990年代初頭に整備が終わってるのでその頃はあちこちに土管が置いてありました
高度経済成長期の日常でしたね pic.twitter.com/s0bipX5BL0
確かに今より行政が緩かったとしても、空き地に勝手に土管をストックとして置いていったら問題になりますよね~。
映画版の「ドラえもん」とかでは土管以外にも角材とかセメントとか無造作に置いてあるのがちゃんと描かれているので工事の資材置き場と言うのが分かります。
漫画の中では資材置場で遊んでいた子供たちの場所が段々空き地に変換したのでは?とも言われているそうです。
ケガや事故など無かったの?
#aomorist 昭和31(1956)年に、三沢市内で撮影された空き地の土管で遊ぶ子供たちの様子です。赤塚不二夫の「おそ松くん」にも登場するように、当時の漫画の遊びの場面には良く登場する。遊び場=空き地=土管。野坂千之助氏撮影 http://t.co/p6OdDxphH5
— 青森太郎(ソウマシンキチ) (@aokomaki) October 27, 2013
上に乗って騒いだり隙間に潜り込んだりするのは、大変危険なことだったのだ。
乗っていた土管が転がり出し、下敷きになって男の子が亡くなるという痛ましい事故も現実に発生していた。
で、土管の隙間に潜り込んで出れなくなる子供や乗っていた土管が転がり出し、下敷きになって亡くなったお子さんも沢山いたようです。
藤子・F・不二雄先生の配慮
こういう危険な場所が子供たちを魅了することを藤子・F・不二雄が把握していて、敢えてマンガで再現したのだという。