ダンキンドーナツとミスタードーナツ、昔はどちらも街中で見かけませんでしたか?
ダンキンドーナツ
80~90年代、街中でダンキンドーナツをよく見かけましたよね。
テレビCMも展開していました。
【なつかCM】ダンキンドーナツCM (30s 320x240) - YouTube
via www.youtube.com
いまでは見なくなったダンキンドーナツ、実は1998年に日本からは撤退していました。
そして、日本国内ではなんといってもミスタードーナツ
一方、昔も今も街中で見かける「ミスド」ミスタードーナツ。
1971年に出店開始、「ミスド」の愛称で親しまれるミスタードーナツ
1971年に日本での事業を開始、ケンタッキーフライドチキンやマクドナルドなどと同じく日本で最も早い時期に始められたフード系フランチャイズ。
当初(1970年代~1980年代初頭)は現在のスターバックスなどのシアトル系コーヒー・ショップを思わせるアメリカ文化や高級感を醸した店構え・広告宣伝戦略を採っていたが、好感度タレントで毎年上位に位置する事の多いお笑い系タレント所ジョージのTV-CM起用や低価格メニューの拡充・宣伝での強調、未成年(特に女子)をターゲットにデザインした景品キャンペーンの打ち出しなど、徐々に大衆化路線に転換。
特にバブル崩壊以降、吉野家などと共に、低価格路線を採った外食産業における代表的なものの一つとなっている。日本での略称は「ミスド」。 日本の店舗では飲茶メニューも提供している。2006年3月時点での店舗数は1303店(日本国内)であり、このうち直営店は72店。日本最大規模のドーナツチェーン店である。
日本国内における現在の運営会社は、大阪府吹田市豊津町に本社を置くダスキンとなっているが、ミスタードーナツ事業の本部については吹田市芳野町にある。ドーナツを主力商品としているが、その他の様々な食品も扱い、ファストフード店として知られる。
当初(1970年代~1980年代初頭)は現在のスターバックスなどのシアトル系コーヒー・ショップを思わせるアメリカ文化や高級感を醸した店構え・広告宣伝戦略を採っていたが、好感度タレントで毎年上位に位置する事の多いお笑い系タレント所ジョージのTV-CM起用や低価格メニューの拡充・宣伝での強調、未成年(特に女子)をターゲットにデザインした景品キャンペーンの打ち出しなど、徐々に大衆化路線に転換。
特にバブル崩壊以降、吉野家などと共に、低価格路線を採った外食産業における代表的なものの一つとなっている。日本での略称は「ミスド」。 日本の店舗では飲茶メニューも提供している。2006年3月時点での店舗数は1303店(日本国内)であり、このうち直営店は72店。日本最大規模のドーナツチェーン店である。
日本国内における現在の運営会社は、大阪府吹田市豊津町に本社を置くダスキンとなっているが、ミスタードーナツ事業の本部については吹田市芳野町にある。ドーナツを主力商品としているが、その他の様々な食品も扱い、ファストフード店として知られる。
1985年CM ミスタードーナツ「 パーティーポット」篇 ダウンタウン 片桐はいり
via www.youtube.com
庶民的なCM展開をはじめクーポン施策や飲茶メニューなど、いまではマクドナルドなどと並ぶファーストフードの一角として認知されています。
ダンキンドーナツとミスタードーナツの意外な関係
実は兄弟会社だったダンキンドーナツとミスタードーナツ
ダンキンドーナツ(Dunkin' Donuts)は1950年にウィリアム・ローゼンバーグ氏によって設立されました。"ダンキン"は英語で書くと"Dunkin'"で、ドーナツをコーヒーに付けることを"ダンク"と言ったことから付けられたそうです。
1955年になると、創業者の義妹の夫であるハリー・ウィノカー氏が、フランチャイズ化を目指すウィリアムのやり方に嫌気がさし、新たにミスタードーナツ(Mister Donut)を設立しました。
1955年になると、創業者の義妹の夫であるハリー・ウィノカー氏が、フランチャイズ化を目指すウィリアムのやり方に嫌気がさし、新たにミスタードーナツ(Mister Donut)を設立しました。
ダンキンドーナツとミスタードーナツ、両社の日本展開は
1963年に鈴木精一氏によって設立されたダスキン。当初からフランチャイズによる事業展開を考えていた鈴木氏は、そのノウハウを学ぶために渡米。そこでミスタードーナツのハリー・ウィノカー氏と出会います。
ウィノカー氏が鈴木氏にミスタードーナツ事業の日本展開を打診したことで、日本国内でのミスタードーナツ出店が決まりました。
フランチャイズ展開にあたっての契約金を支払い、ダスキンのスタッフはがノウハウ習得のために渡米、ところがなんと、システムは不完全で機械化ともほど遠い状態、収益もそれほど上がっていないというのがこの会社の実体でした。
しかしそこでダスキンはあきらめることなく、1971年に第1号店舗をオープンさせ、それからは独自の手法でミスタードーナツを発展させていきます。
一方、ダスキン社がフランチャイズ展開の準備を行っていた頃、ダンキンドーナツも日本での展開が進められていました。母体はセゾングループ傘下のレストラン西武という会社で、三菱商事も加わっていました。第1号店のオープンは1970年。当時、日本でのダンキンドーナツの成功は間違いないと思われていました。
ウィノカー氏が鈴木氏にミスタードーナツ事業の日本展開を打診したことで、日本国内でのミスタードーナツ出店が決まりました。
フランチャイズ展開にあたっての契約金を支払い、ダスキンのスタッフはがノウハウ習得のために渡米、ところがなんと、システムは不完全で機械化ともほど遠い状態、収益もそれほど上がっていないというのがこの会社の実体でした。
しかしそこでダスキンはあきらめることなく、1971年に第1号店舗をオープンさせ、それからは独自の手法でミスタードーナツを発展させていきます。
一方、ダスキン社がフランチャイズ展開の準備を行っていた頃、ダンキンドーナツも日本での展開が進められていました。母体はセゾングループ傘下のレストラン西武という会社で、三菱商事も加わっていました。第1号店のオープンは1970年。当時、日本でのダンキンドーナツの成功は間違いないと思われていました。
結果、日本で勝ち残ったのはミスタードーナツ
日本のミスタードーナツは発展を続け、アジアを中心に約2,700店舗を抱える一大フランチャイズチェーンへと成長を遂げました。しかし、本家のミスタードーナツ・オブ・アメリカは1990年にダンキンドーナツに買収されてしまいます。
日本のダンキンドーナツは1998年に撤退しました。これには日本とアメリカの食文化の違いなどによる業績の不振、同時期のミスタードーナツの不振による今後の業界に対する不安などが原因とされています。
日本のダンキンドーナツは1998年に撤退しました。これには日本とアメリカの食文化の違いなどによる業績の不振、同時期のミスタードーナツの不振による今後の業界に対する不安などが原因とされています。
via www.revif.co.jp
日本国内では、フランチャイズ展開だったダスキンの経営努力によってミスタードーナツが勝ち残りました。
一方、本家アメリカではダンキンドーナツが勝ち残った
アメリカではダンキンドーナツがミスタードーナツを買収
本家アメリカのミスタードーナツは、創業者どうしが親族関係にあるダンキンドーナツにとっての最大のライバルでしたが、1990年2月に同社によって買収されました。
この買収に伴い、ミスタードーナツに加盟していたフランチャイズのほぼ全店がダンキンドーナツへ移行、ペンシルベニア州とオハイオ州を中心に一部の加盟店にとっては、既存のダンキンドーナツの店舗と近すぎる等の理由で、鞍替えは事実上困難でした。
数百店に及ぶこれらの加盟店は共同でネットワークを築き、その多くはドーナツ・コネクションというブランド名で、ミスタードーナツと同様のメニューを提供しています。
なお、2014年現在、米国内で(ダンキンドーナツにFC加盟せず、前述のドーナツ・コネクション・ブランドも掲げず)ミスタードーナツブランドのままで営業している店舗は、イリノイ州の1店を残すのみです。
この買収に伴い、ミスタードーナツに加盟していたフランチャイズのほぼ全店がダンキンドーナツへ移行、ペンシルベニア州とオハイオ州を中心に一部の加盟店にとっては、既存のダンキンドーナツの店舗と近すぎる等の理由で、鞍替えは事実上困難でした。
数百店に及ぶこれらの加盟店は共同でネットワークを築き、その多くはドーナツ・コネクションというブランド名で、ミスタードーナツと同様のメニューを提供しています。
なお、2014年現在、米国内で(ダンキンドーナツにFC加盟せず、前述のドーナツ・コネクション・ブランドも掲げず)ミスタードーナツブランドのままで営業している店舗は、イリノイ州の1店を残すのみです。
via img1.cna.com.tw
私は気が付きませんでしたが、よく考えたらアメリカにミスタードーナツはありませんね。
もともとが兄弟会社だったダンキンドーナツとミスタードーナツ。
でも、提供されているドーナツの種類などはけっこう違いがあるように思います。
ダンキンドーナツの由来「ドーナツをミルクやコーヒーに浸して(Dunkin')食べる欧米の習慣」からは、ダンキンドーナツがアメリカやヨーロッパで受け入れられて、ミスタードーナツが日本やアジアで受け入れられている流れがなんとなく分かるような気もします。
もともとが兄弟会社だったダンキンドーナツとミスタードーナツ。
でも、提供されているドーナツの種類などはけっこう違いがあるように思います。
ダンキンドーナツの由来「ドーナツをミルクやコーヒーに浸して(Dunkin')食べる欧米の習慣」からは、ダンキンドーナツがアメリカやヨーロッパで受け入れられて、ミスタードーナツが日本やアジアで受け入れられている流れがなんとなく分かるような気もします。
日本での展開にあたっては当初はセゾングループが関与し、レストラン西武(のちの西洋フードシステムズ)の一部門として、その後はディー・アンド・シー(後に吉野家と合併して吉野家ディー・アンド・シー。法人としては現在の吉野家ホールディングス)が店舗展開していた。
しかし、業績不振により吉野家ディー・アンド・シーは1998年にドーナツ事業から撤退。米軍基地内を除いて日本からは姿を消している。 吉野家社長の安部修仁は、「利用動機が牛丼店の対極にあるドーナツ店では、吉野家で培った経験を活かせなかった」と述懐している。