ミント、ハッカ、ニッキ、シナモンの違いって?
料理、お菓子などに風味を付けるために用いられるハーブや香辛料。皆さんのご自宅にも瓶入りの物があるかと思います。ところで、ミント、ハッカ、ニッキ、シナモンといった名前は普段からよく聞きますが、具体的にそれぞれがどう違うのかご存知でしょうか?
ミント
まずはミント。ユーラシア大陸原産で、葉は爽快味・冷涼感を持つメントールが豊富に含まれています。そのため、この葉がハーブとして料理やお菓子に利用されます。ちなみに繁殖力が強く、庭などに植えると駆除が非常に難しいことでも知られています。
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ミント味の「POLO」。子供の頃お世話になった人も多いと思います!
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ハッカ
次はハッカ。このハッカですが、学名は「ミント」です。てことは「ハッカ=ミント」なんじゃないの?と思う人も多いと思いますが、厳密には、ミントのうち日本に自生している一種が「ハッカ」と呼ばれています。英語では「Japanese Mint」とも呼ばれています。
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お馴染みの「サクマ式ドロップス」。白いのがハッカでしたよね!
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ニッキ
八ツ橋などに使用されるニッキ。少々辛い風味が特長ですが、クスノキ科ニッケイ属の1種の常緑高木「ニッケイ(ニッキとも呼ばれる)」の根の皮を使用した香辛料です。前述のミント、ハッカが葉を使うのに対して、ニッキは根を使っていたんですね。
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「ニッキ」と聞くと、二木の菓子のCMを思い出す人も多い!?
初代林家三平 二木の菓子 CM
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シナモン
最後にご紹介するのはシナモン。「シナモン=ニッキ」じゃないの?と思っている人も多いかと思いますが、ニッキに比べるとシナモンは甘い香りですよね。シナモンもニッキ同様にニッケイ属の樹木なのですが、使用する部位は「樹皮」となります。もちろん成分も異なるそうで、だから風味に違いがあるんですね。