元横綱・輪島こと輪島大士さん死去。
大相撲の元横綱・輪島こと輪島大士さん(本名:輪島博)が9日、亡くなったことが明らかとなりました。70歳でした。
速報はこちら。
輪島さんが死去 70歳 元横綱、輪湖時代築く/スポーツ/デイリースポーツ online https://t.co/lASdjNyY0b #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) October 9, 2018
「輪湖時代」を築き上げ、プロレスでも活躍。
輪島さんは、70年代に最大の好敵手・北の湖とともに「輪湖時代」を築き上げ、相撲人気に大いに貢献した大横綱。1981年の引退後はプロレスに転身し、1986年に全日本プロレスに入門。オリジナルの必殺技ゴールデン・アームボンバー(喉輪落とし)で人気を博しました。
タレント・評論家としても活躍。
1988年にはプロレスを引退。その後は、大相撲解説やタレント業で活躍しました。特に「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」での“天然ボケ”は、視聴者に大きな笑いを届けました。
こちらはかつての生ダラの映像。
「ワジー」という愛称が幅広い世代に浸透!
「生ダラ」において石橋貴明から“ワジー”の愛称で呼ばれ、現役世代を知らない視聴者からも高い人気を獲得。番組内の「輪島お見合い企画」で現在の夫人と再婚するなど、彼の人生にも大きな影響を与えました。
テロップが初めて使用されるきっかけに!
また同番組は、“テロップが初めて使用された”ことでも有名です。輪島さんの「金髪!?」といったコメントに対し、江戸文字体や相撲字体・歌舞伎文字体のテロップが使用され、それが後のバラエティでテロップが使われるきっかけとなりました。現在のバラエティはテロップ無しでは成立しない程にテロップが重要視されていますので、まさにバラエティに革命をもたらしたとも言えます。
こんな感じのテロップは、輪島さんのコメントが原点です。
晩年は下咽頭がんにより声を失う。
多方面で活躍していた輪島さんですが、2013年には下咽頭がんが発覚。手術を受けて成功したものの、その影響で声を失いました。2015年に“輪湖時代”を築き上げたライバル・北の湖理事長が死去した際には文書でコメントを寄せるなど、声を失ってからも相撲界との関わりを重視し続けてきました。