懐メロ篇(1975年) - 桃屋のり平アニメCM - YouTube
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昭和48・49年に放映された『オムニバス篇』に続き、「ごはんですよ!」連呼型CMの第2弾として『懐メロ篇』を作った。このCMでのり平さんが歌ってるのは、小唄勝太郎の『島の娘』、藤島桓夫の『月の法善寺横町』、北島三郎の『兄弟仁義』、高峰三枝子の『湖畔の宿』の4曲。当時の懐メロだから、今この歌を知ってる人はかなりの年ということになるね。歌い手でまだ健在なのは北島三郎だけになってしまったよ。
『伊豆の踊り子篇』では、46年の『仙人編』で大きい反響があった「コンサイコンサイ」の呪文が再び出てくる。今回は、コンにひっかけて狐を登場させた。このCMは、根菜を追いかけていった踊り子が「私の一番大切なものをあげるわ」って言うのがミソ。前年に発売され大ヒットした山口百恵の『ひと夏の経験』中にある歌詞「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ」を連想してもらおうという趣向だった。
思い出のフォーク篇/野球篇(1980年)
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「ごはんですよ!」は、『懐メロ篇』を今度はちょっと古いフォーク集に変えた。4曲をつないで、デートから結婚、そして子供が出来るまでの話になってる。
ガロの『学生街の喫茶店』。坂本九の『見上げてごらん夜の星を』に武田鉄矢風のお母さん。はしだのりひことクライマックスの『花嫁』。『黒の舟唄』は加藤登紀子や野坂昭如などいろんな人が歌ってた。最後に加山雄三風の「ボカーしあわせだなァ」で結んである。
「いかの塩辛」は、長く続いている人気商品だが、時代の変遷で「塩辛すぎる」という声も増えてきていた。
でも常温で保つには塩分を下げるわけにはいかないから、「塩辛が塩辛いのはあたりまえだ」と開き直って、物凄く辛い監督の猛特訓少年野球にした。夏の甲子園の高校野球も今以上に人気があったから、過酷な練習にたえる健気な少年の姿に好感をもたれたようだ。
川柳篇/つゆづくし篇(1980年)
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それまで当時のヒットソング関連で作ってきた「ごはんですよ!」のCMも、だんだん著作権の処理が難しくなってきて、この頃から日常生活に根差したテーマに方向転換を余儀なくされた。
『川柳篇』では、日常の中のさまざまな「ごはんですよ!」のシーンを描いてる。「よろめきドラマ」と言われて主婦層に人気だった昼間のドラマや、子供や奥さんの長電話、大学共通第一次試験など当時の日本人の生活がうかがえるね。
『つゆづくし篇』では、「子供電話相談室」というラジオ番組の回答者の無着成恭先生のしゃべり方を真似てみた。山形出身の朴訥な話し方が面白くて人気があったんだ。CM中に出てくる「美人のおばけ」というのは、三遊亭圓朝の怪談噺『牡丹灯籠』に出てくるお露という幽霊のこと。お露が、焦がれ死にした浪人・萩原新三郎の所へ、夜な夜な下女の幽霊と二人でカランコロンと下駄の音を響かせて通って来るというこわーい噺だよ。
やさしいお母さん篇/オリゴの塔篇(1990年)
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「やさしいお母さん」は、昔の温かい家庭の朝の情景の夢からさめた現実のお父さんの話。
「OCaさん鉄だって!」は、オリゴ糖・カルシウム・鉄分を入れた画期的な海苔佃煮だった。 育ち盛りの子供のためにということもあって、ちょうど当時ブームになってきたファミコン・ゲーム風にしてオリゴの塔の宝探しにしてみた。
ジェットコースター篇/お花の先生篇(1995年)
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「ごはんですよ!」発売当初の『オムニバス篇』でやっていた「はんごですよ!」と逆さまに言うのをまたやってみようということになった。そこで当時流行だった絶叫マシンに乗った『ジェットコースター篇』を作ったんだ。マシンが絵だと迫力が出ないって言うんで、実写にアニメをのせた。このマシンのロケ地は那須ハイランドパークだよ。実写にしたことで、疾走感が出たんじゃないかな。
CM中の「来たかご馳走待ってたホイ」っていうセリフの元は、夏目漱石の小説『道草』に出てくる「来たか長さん待ってたホイ」なんだけど、そんなこと知っている人はいないね。これは雑学。
『お花の先生篇』は花にかけて花らっきょうにつないだ。先生が「スッキリシャッキリころころりんと〜」と歌うのは、新潟柏崎の民謡『三界節』だ。「米山さんから雲が出た 今に夕立がふるやら ピッカラチャッカラ ドンガラリント音がする」という唄だよ。
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コラボCMも人気!
「ゲゲゲの鬼太郎」
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(第5作)とのコラボレーションではCMが3つある。
1つは鬼太郎と目玉おやじが会話をしていると、いつのまにやら顔がのり平になっていくもの。
もう1つは鬼太郎と猫娘が「ごはんですよ!」でご飯を食べていると、茶碗風呂につかる目玉おやじと共に皆がのり平になっていくもの。
さらにもう1つはねずみ男、一反木綿、その他の妖怪が加わり、人間社会に必要な物の会議をしていると、のり平になった鬼太郎が「やっぱり『ごはんですよ!』ですよね」といって瓶を取り出し、やがて皆がのり平になっていくというもの(映画版でも1シーンのみだが台詞ありで登場している)。
また、番組本編でも鬼太郎たちが『ごはんですよ!』を食べる(あるいはこれから食べようと発言する)場面が何回か見られた。
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外食ばかりじゃあきたろう
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