サントリー 「トリス」
ダディダディダディダ~という、ビリーバンバンのスキャットのような歌と音楽、子犬が京都と思われる町中を、家路に帰るかのように小走りでゆく姿。
それを低いカメラ視線で追った情緒的なCMがありました。
1981年、日本がバブル経済に入るかという頃の「雨と子犬」という酒造会社サントリーのCMです。
托鉢にでもゆくのか、編笠をかぶった僧侶達の姿と寺の鐘の音とから始まり、長い大きな階段を子犬が駆け下りてゆく。
その後、雨の町中を濡れながら人混みの足元を行く子犬、薄暗くなった水路脇の道や、自転車にぶつかりそうになりながら、家路を急ぐかのような子犬の姿は、ビリーバンバンの歌と音楽と相まって非常に印象的です。
トリスウイスキー CM 「雨と子犬」(1981年) - YouTube
溝口健二や黒澤明作品の常連カメラマンで知られる宮川一夫が撮影を担当しました。
via www.youtube.com
サントリー トリスについて
発売以来中身は改良を重ねており、当初はモルト・ウイスキーとブレンド用アルコール(糖蜜を原料とした焼酎甲類)のブレンドであり、モルト使用率も低かったが、現在の製品はモルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドしたブレンデッド・ウイスキーである。
戦後の洋酒ブームの火付け役となった、国産ウィスキーの代表的存在としてその名を知られている。
via gjtan.jpn.org
サントリー 「ローヤル」
テレビCMも過去多数がつくられ、中でも1983年から1985年にかけて、テレビ放映されたアルチュール・ランボー、アントニオ・ガウディ、グスタフ・マーラー、アンリ・ファーブルらの偉人を取り上げたCMは、今でも人々によく知られている。
他にも1980年から1982年に放映されたアーネスト・ヘミングウェイ、ジョン・スタインベックらが書いた小説の世界に題材に、森山周一郎がナレーションを担当した「男はグラスの中に、自分だけの小説を書く事が出来る」のシリーズCMも有名である。
サントリーローヤルCM 80年代 - YouTube
CM集。
「ガウディ編」。
スペインが舞台のCMは幻想的です。
この映像がお茶の間に流れていたんだよなぁ、と感慨に浸ってしまいます。
「ガウディ編」。
スペインが舞台のCMは幻想的です。
この映像がお茶の間に流れていたんだよなぁ、と感慨に浸ってしまいます。
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サントリー ローヤルについて
ローヤルは、日本のウイスキーの父であり、サントリーの初代マスターブレンダーである鳥井信治郎の最後にして最高の名作です。
日本人が本当においしいと感じる味わいを求め続け、彼が完成させたブレンド比率はまさに「黄金比」と呼ぶにふさわしい極み。
人間が美しいと感じる造型が黄金の比率からできているよう に、ローヤルもまた「黄金比」のブレンドから生まれます。
サントリー 「オールド」
過去にこの製品のCMに起用された俳優・歌手は数知れない。
俳優の武田鉄矢や役所広司、作家で同社に在社歴を持つ開高健に加え、村松友視、倉本聰、村上龍の他、1994年に発売された「マイルド&スムース」には俳優の長塚京三や田中裕子(「恋は、遠い日の花火ではない。」)
CMで流れる名曲「夜がくる」は小林亜星の作曲です。
サントリー(当時寿屋)の宣伝部に、かつて所属していた小説家の開高健によるキャッチコピー「人間みな兄弟」があります。
小林亜星はこのキャッチコピーにインスピレーションを感じ、作曲に繋がりました。
やはりウィスキーにはこの曲が合いますね。
下記のCMでも、もちろん流れていますよ!
サントリー(当時寿屋)の宣伝部に、かつて所属していた小説家の開高健によるキャッチコピー「人間みな兄弟」があります。
小林亜星はこのキャッチコピーにインスピレーションを感じ、作曲に繋がりました。
やはりウィスキーにはこの曲が合いますね。
下記のCMでも、もちろん流れていますよ!
サントリーオールド CM ウイスキー 1994年 田中裕子 大森南朋 - YouTube
田中裕子と当時若手の大森南朋の共演でした。
自転車のチェーンが外れて困っている女。
「あのぅ、直しましょうか」と若い男。
「ごめんね、ツイテないねぁ」と言う女。
「いや、俺ツイテますよ」と照れながら男が言う。
キャッチコピーが流れる。
「恋は、遠い日の花火ではない。」
「OLD is HOT」とナレーションが入る。
このシリーズでは、淡い恋物語が多く描かれていました。
自転車のチェーンが外れて困っている女。
「あのぅ、直しましょうか」と若い男。
「ごめんね、ツイテないねぁ」と言う女。
「いや、俺ツイテますよ」と照れながら男が言う。
キャッチコピーが流れる。
「恋は、遠い日の花火ではない。」
「OLD is HOT」とナレーションが入る。
このシリーズでは、淡い恋物語が多く描かれていました。
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サントリーオールド CM ウイスキー 1994年 長塚京三 - YouTube
長塚京三が出演したバージョン。
部下と思わしき女が
「課長の背中見るの好きなんです。
・・・しばらく見てていいですか?」
男は「やめろよ」と言い、照れながら歩を進める。
振り返ると、女は雑踏の中に消えていく。
その様子をじっと見つめる男。
男は「いぇい」と大きくジャンプをする。
「OLD is NEW」とナレーションが入る。
当時、ジャンプする際の独特な足使いを真似しましたいぇい!
部下と思わしき女が
「課長の背中見るの好きなんです。
・・・しばらく見てていいですか?」
男は「やめろよ」と言い、照れながら歩を進める。
振り返ると、女は雑踏の中に消えていく。
その様子をじっと見つめる男。
男は「いぇい」と大きくジャンプをする。
「OLD is NEW」とナレーションが入る。
当時、ジャンプする際の独特な足使いを真似しましたいぇい!
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サントリー オールドについて
日本国内のウイスキーの総売上の76パーセントを占め、かつサントリーの売上の半数を稼ぎだす化物のような商品であった。
しかし高度経済成長期を経て、1980年代に入ると、ウイスキーにかわり酎ハイが市民権を得たこと(1984年の焼酎ブーム)や、またサントリーが扱う洋酒でも、ワインやカクテルなど、様々なタイプに消費者の好みが拡散し始めた(1979年の第二次ワインブーム)ことで、「洋酒と言えばウイスキー」という時代は次第に終焉を告げ始めていた。
初代サントリーオールド(おそらく復刻版)の画像。
ボトルの形から「だるま」や「たぬき」という愛称があり、今も親しまれています。
売り上げの落ちた80年代以降、味に改良が加えられ、1994年「マイルド&スムーズ」が発売されました。以前に比べて、口当たりも柔らかいものとなっていました。
オールド党もかなり多くいますよね。
ボトルの形から「だるま」や「たぬき」という愛称があり、今も親しまれています。
売り上げの落ちた80年代以降、味に改良が加えられ、1994年「マイルド&スムーズ」が発売されました。以前に比べて、口当たりも柔らかいものとなっていました。
オールド党もかなり多くいますよね。