「kj」と「Zeebra」
元々はkjがZeebraをリスペクトしていたことから関係が始まった両者。1999年にはDragon Ashの楽曲「Grateful Days」へZeebraを迎え、あの有名なリリック「俺は東京生まれHIPHOP育ち 悪そうな奴は大体友達」が生まれました。同曲は90万枚のヒットとなり、Dragon Ashにとって最大の売上を記録しています。
ZEEBRAにフィーチャリングの依頼をする降谷建志(kj)
— モリ ◆M0ri/Sh1🍦🌈 (@fusaji_low) October 17, 2019
後に発表されるのが『Grateful Days』#アメトーーク pic.twitter.com/525b9KYLpL
kjを中心とするDragon Ash自体がヒップホップにより傾倒していったのもあり、楽曲やステージ上でみせるkjのがなり声やライミングが、Zeebraを意識し過ぎるあまりほぼパクリといった印象を与えてしまったのです。
そして、Zeebraは所属するグループKGDR(キングギドラ)の2002年発売のアルバム「最終兵器」内にて「公開処刑 feat.BOY-KEN」という楽曲を発表します。
『その後』
しかし、2003年に発売された雑誌「ロッキング・オン」では、kjがZeebraの「公開処刑」に触れ、「初めてあの曲の噂を聞いてから毎日考えてる。考えなかった日は一日もない。多分俺はずーっと引きずったまま生きてくんだと思う」とコメントを残しています。また、当該楽曲が支持されている点にも言及し「言われた本人はそれは嫌ですけど、耐え難いですけど。買う人がいるという事は評価を受けてるって事」ともコメントしています。
さらに別の取材時には、音楽を止めるか、続けるか悩み抜いたとも語っています。
Zeebraのツイート
ケンジと久しぶりに会った。今度二人だけで会う。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) October 10, 2010
時が経ってこちら側が遺恨が無かろうが、当時KJをディスった理由は変わらない。今更聞かれても答えは同じ。気になる方は自伝をどうぞ。買うなり借りるなり立ち読みするなりご自由に。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) November 19, 2016
あれは俺はKJ、こっちゃんはリップとキック、KENちゃんはニセモノ全般ってそれぞれ標的が違います。ちなみにニトロの「毒々 feat. TOKONA-X」はBIGZAMとS-WORDが俺をディス、トコナとダボのリリックは関係ない。もちろん今は二人とも仲良くしてます。 https://t.co/QN3iENQDfs
— Zeebra (@zeebrathedaddy) May 28, 2020
上記のツイートのように、時折kj(おそらくケンジはkjかと思われる)に触れる投稿をしていて、Zeebraとしては過去の出来事として消化されているようです。
#家フェス 、まもなくはじまるざますよ。フジテレビ、フジテレビONE、FODでCheck it out 夜露死苦!!#俺んとこ来ないで #StayhomeStaystrong https://t.co/sMDFRB64vv pic.twitter.com/swdq5U1XAF
— 綾小路 翔 (@ShowAyanocozey) May 6, 2020
しかし、実際には二人の競演は無く、それぞれが楽曲を披露して番組出演を終えています。まさかの「Grateful Days」の歌唱に期待を膨らませたファンも多く、放送終了後は残念、観たかったとのコメントが溢れました。今後、奇跡の競演はあるのか、注視していきたいと思います。
「Zeebra」と「DEV LARGE」
OZROSAURUSが1997年に発表した楽曲「狩人の唄」にフィーチャリングで参加していたZeebraのリリックがきっかけとなったビーフ。ラップの内容がDEV LARGEをDisっていると、DEV LARGEの反感を買ってしまったのです。DEV LARGEは1998年にDJ HAZIMEとSUIKENと組み「カモ狩り(COMIN' AT CHA BABY PT.2)」を発表しています。