2016年は45周年!【1.仮面ライダー】
2017年1月20日 更新

2016年は45周年!【1.仮面ライダー】

1971年に放送開始した「仮面ライダー」がもうすぐ45周年になります。昭和キッズの魂を揺さぶり続けるライダー。でもスタートさせるまではスタッフ・キャストの紆余曲折のエピソードがありました。。

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スカルマンは石森先生お気に入りのキャラですか「既存のキャラでは新鮮味に欠ける」とか「正義のヒーローがドクロというのは気持ち悪い」と批判されてしまったのです。

その後石森先生は数十枚のラフ画を描かれましたがなかなか一つに決められない。

そこで、当時五歳だったご長男・丈くんに絵をみてもらったところ「僕、これがいい」とえらんだのがバッタをモチーフにしたデザインだったのです。

パッタは指でプチッとすぐにつぶれる小さい生き物。
でも石森先生には故郷の宮城源登米郡(現・宮城源登米市)の田園風景が記憶の底にあったのだと思います。
美しい自然の中を群れ成してとぶバッタこそ平和の象徴だと思われたのでしょう。

こうして「仮面ライダー」が誕生したのです。
しかし…決して快調なスタートとは言えませんでした。

苦境をバネにまさしくライダージャンプ!

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紆余曲折した企画でしたが、なんとか撮影にこぎつけた「仮面ライダー」。
しかし撮影が始まってもピンチが何度かやってきます。
東映労働争議

東映労働争議

当時の東映は労働争議の真っ只中。
撮影所が封鎖され、思うままに撮影もできません。

関係者が「東映の物置小屋」と呼ぶ「東映生田スタジオ」所長の内田有作氏の尽力により、ここで撮影することになったのです。
以降、東映の特撮作品はこの生田スタジオで制作されていました。

つまり「内田有作がいなければ仮面ライダー、そして東映特撮は生まれなかった」と言っても過言ではないのです。
via http://livedoor.blogimg.jp
藤岡弘の負傷

藤岡弘の負傷

第9・10話[注釈 10]撮影中、下り坂をバイクで走り下りるシーンで、コーナーを曲がる際、たまたま工事中で砂利が多い場所で、オーバースピードだったためにスリップし、曲がりきれないまま電柱を支えるワイヤーに突っ込む。その際にワイヤーに足がひっかかってワイヤーがバウンド。そのまま反動でバイクとともに飛ばされるというアクシデントに見舞われる。藤岡は路上を2〜30メートル転がって動けなくなるが、事故直後はまだ意識があり、背中の後ろの方から肩越しに見えていた自分の左脚を元の位置に戻し、靴がぬげていたため親指が動くか確認し、かすかに動いたことに安心したところで意識を失ったという。結局、全身打撲の上、左大腿部を複雑骨折。骨が粉砕し、筋肉に刺さっている状態で、全治3カ月〜6カ月の重傷と診断され、長期休養を余儀なくされる。[28]この事故以降、仮面ライダーシリーズの主演俳優は演出上の一部例外を除いてスーツアクターを兼務することはなくなり、スーツアクターは全面的に大野剣友会やジャパン・アクション・クラブ(JAC、現・JAE)所属のスタントマンが担当するようになった。(wikipediaより)
制作サイドでは本郷は死んだことにしようという意見もありましたが、平山亨は「子どもの夢を壊す」と断固反対。
「ショッカーを追って海外に行った」という設定にして、新たに佐々木剛さんが演じる仮面ライダー2号・一文字隼人が登場するという形にして番組を続け、藤岡弘の復帰を待ったのでした。

そして2016年は45周年!

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2015年8月1日桜島での藤岡弘、と佐々木剛の2ショット。
「怪我の功名」とはまさにこのこと。

藤岡さんが復帰して、2号ライダーとの「ダブルライダー」という設定は当時の子どもたちをわくわくさせました。
そしてこれがきっかけで仮面ライダーシリーズが現在まで至ったわけです。

「日本には仮面ライダーがいる」

なんて誇らしいんでしょう!
昭和に生まれてよかった!
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