トレンディドラマ (Trendy Drama) は、1988年から1990年にかけてのバブル景気時代に制作された日本のテレビドラマの一部を指して使われる
まだ20代なのに高級マンションに住んでいる
主人公は主に眺望のいい高級マンションの、生活感に乏しい(雑誌に採り上げられるような)美しいインテリアの部屋に住む。
毎晩の様に仲の良い友達と酒盛りをしたり、長電話をしながらビールを飲む。
すてきな片想い 1990年 フジテレビ系 野茂俊平名言 - YouTube
via youtu.be
待ち合わせ場所、たまり場がおしゃれ
主人公たちが待ち合わせや出会いに使う場所は「おしゃれなパブ系の店(クラブ系か?)」が多い。
カバンや待ち合わせなどで使う場所(デパートなど)の名前を堂々と映し、主人公たちは企業の「広告塔」になっていた。なお、これらに登場する製品、場所の多くが、広告代理店が仕込んだアパレルや自動車会社、飲料会社やレストランとのタイアップで成り立っていた。
1992年ドラマ第1話「愛という名のもとに」演中野英雄、倉田篤(チョロ)集 - YouTube
via youtu.be
基本的にテーマが恋愛
様々な人間関係の中で恋愛模様を構成するストーリーである。物語はあくまでお洒落で、軽いタッチで描かれ、表面上は決してドロドロしないことが多い。
主人公は、お洒落な夜景の見える場所で「好きだ」と告白する。ビールよりもワインやシャンパンで盛り上がる。記念日(クリスマスや誕生日など)を大切にする。
現在のドラマは何かしらテーマが決まっていることが多いが、トレンディードラマはテーマは恋愛が主流。
キスシーンがたくさん
歩道橋でチュー。駅のホームでチュー。空港でチュー。センター街でチュー。すっごい人ごみでチュー。
その瞬間のカメラワークはすごい。引きのー、寄りのー、俯瞰のー、スローモーションのー、役者の周りをぐるぐる回転の~・・・・・・これでもか!これでもか!と視聴者がお腹いっぱいになるくらい頑張ってくれる。
カメラレンズもチュー仕様にお取替(斜入り)
長假 ロングバケーション - YouTube
via youtu.be
出演者はだいたい決まっている
配役はドラマ製作の時点で、演技や芸能活動が活発であり、美男美女、もしくは目立った個性が視聴者に高い好感を持たれている俳優・歌手・タレントが起用されることが多い。
主人公(または女性主人公の相手役)は、美男の上「優しい奴」で、周りの仲間に信頼されている。時にその優しさが揉めごとに発展する場合がある。ヒロイン(女性主人公)は「等身大の女性像」として積極的な性格に描かれ、がさつだったり、わがままだったり、おてんばであったりするが、あっけらかんとした明るい性格で、視聴者に親近感をもたせた描きかたをされる。主人公以外の脇役は、残り物同士で付き合ったり、主人公とヒロインのごたごたをやや離れたところから、援護射撃したり、見守ったりしている。
出演者はW浅野、石田純一、三上博史、柳葉敏郎、陣内孝則、中山美穂、鈴木保奈美、山口智子、小泉今日子、松下由樹、吉田栄作であることが多い。
オープニング曲がわくわくする
1990年ドラマ「すてきな片思い」より中野英雄氏出演シーン集 - YouTube
via youtu.be
愛しあってるかい OP - YouTube
via youtu.be