機動戦艦ナデシコとは?
概要&内容
1996年から半年間に渡ってテレビ東京系で放送されたロボットアニメで、主に宇宙を舞台に物語が繰り広げられています。一見するとラブコメ要素が濃いですが、メカニカルデザインや設定なども細部までこだわって制作されていて、マニアックなファン層にも支持される内容に仕上げられているのも特徴です。
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同時期にはロボット系アニメ作品として、ひとつの時代を築いて社会現象にもなった「新世紀エヴァンゲリオン」があったため、当時は本作と比較されることも多かったですが、目指している方向性やテーマは全く異なるものでした。
さらには本編で「ゲキ・ガンガー3」というスーパーロボットの活躍を描くオリジナルアニメが登場して、劇中劇といったかたちで展開されているのも他作品では類を見ない展開といえるでしょう。
さらには本編で「ゲキ・ガンガー3」というスーパーロボットの活躍を描くオリジナルアニメが登場して、劇中劇といったかたちで展開されているのも他作品では類を見ない展開といえるでしょう。
神曲と言われるオープニング・エンディング
「YOU GET TO BURNING」
オープニング
【作詞】有森聡美
【作曲】大森俊之
【編曲】大森俊之
【歌手】松澤由実
【作詞】有森聡美
【作曲】大森俊之
【編曲】大森俊之
【歌手】松澤由実
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「私らしく」
エンディング1
【作詞】松浦有希
【作曲】松浦有希
【編曲】松浦有希
吉田潔
【歌手】桑島法子
【作詞】松浦有希
【作曲】松浦有希
【編曲】松浦有希
吉田潔
【歌手】桑島法子
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エンディング2(最終回のみ)
エンディング2(最終回のみ)
【作詞】SHO AIKAWA
【作曲】中田雅敏
【編曲】中田雅敏
【歌手】松村香澄
【作詞】SHO AIKAWA
【作曲】中田雅敏
【編曲】中田雅敏
【歌手】松村香澄
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機動戦艦ナデシコのオープニング曲である「YOU GET TO BURNING」はアニメソング至上の名曲として挙げられ、これまで数多くの歌手たちからカバーされています。
エンディング曲の「私らしく」は、ヒロインであるミスマル・ユリカの声優を務める桑島法子が歌手を担当していて、艦長という責任ある立場ながらも乙女チックな心情を表した内容です。
そして、最終回のエンディングのみ「いつか…信じて」と、これまで違った楽曲を採用して、ナレーションを入れながら物語を締め括ったことも印象に残るような結末といえます。
エンディング曲の「私らしく」は、ヒロインであるミスマル・ユリカの声優を務める桑島法子が歌手を担当していて、艦長という責任ある立場ながらも乙女チックな心情を表した内容です。
そして、最終回のエンディングのみ「いつか…信じて」と、これまで違った楽曲を採用して、ナレーションを入れながら物語を締め括ったことも印象に残るような結末といえます。
機動戦艦ナデシコのストーリー
22世紀末、木星方面から現れた兵器群・木星蜥蜴(もくせいとかげ)は、圧倒的な戦力で火星や月を次々に制圧していきました。そして、地球にもチューリップと言われる戦艦を各地に降下させ、侵略を始めました。
しかし、木星蜥蜴に支配された火星にいる人々を救うべく、民間企業であるネルガル重工は宇宙戦艦ナデシコを開発して完成させたのです。クルーの募集も行なわれ、「能力が一流なら性格は問わない」という方針によって、個性が強い人物ばかり採用されることになりました。
火星生まれの主人公テンカワ・アキトは、ナデシコが出発する日に、たまたま幼なじみのミスマル・ユリカと再会。艦長だったユリカを追って、アキトはコックとしてナデシコの正式クルーとして採用されます。しかし、IFS処理と呼ばれる手術を受けていたため、人型ロボットの「エステバリス」を操縦するパイロットとしても活躍することになるのです。
しかし、木星蜥蜴に支配された火星にいる人々を救うべく、民間企業であるネルガル重工は宇宙戦艦ナデシコを開発して完成させたのです。クルーの募集も行なわれ、「能力が一流なら性格は問わない」という方針によって、個性が強い人物ばかり採用されることになりました。
火星生まれの主人公テンカワ・アキトは、ナデシコが出発する日に、たまたま幼なじみのミスマル・ユリカと再会。艦長だったユリカを追って、アキトはコックとしてナデシコの正式クルーとして採用されます。しかし、IFS処理と呼ばれる手術を受けていたため、人型ロボットの「エステバリス」を操縦するパイロットとしても活躍することになるのです。
機動戦艦ナデシコの魅力とは
ポイント1.古さを感じさせない完成度
作画はとても綺麗で丁寧に作り込まれており、展開される物語も、最初はラブコメ要素の強さを感じますが、ロボットアニメとしてのクオリティーも高いことに驚かされます。
20年以上も前のコンテンツにもかかわらず、内容や設定が先進的で、現代のアニメ作品と比較しても見劣りしないのです。
20年以上も前のコンテンツにもかかわらず、内容や設定が先進的で、現代のアニメ作品と比較しても見劣りしないのです。
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作品タイトルが示すように、人型ロボットに焦点を当てたアニメではなく、戦艦ナデシコを中心にストーリー展開していきます。あくまで人型ロボットは戦艦ナデシコをサポートする役割。だからこそ、一般的なロボットアニメとは違って、視聴者に斬新さを感じさせる内容に仕上がっているのかもしれません。
ポイント2.ゲキ・ガンガー3の存在感
本編のなかで、劇中劇として機能しているゲキ・ガンガー3。しかし、設定やストーリーは作り込まれており、これだけで一つにアニメ作品が成立するのではないかと思えるほどの内容に仕上がっています。最初は戦艦ナデシコのクルーで、人型ロボットのパイロットであるダイゴウジ・ガイがリスペクトするアニメ作品といった位置付けでした。
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しかし、後半からはストーリーの根幹となるほどの存在となり、マクロスでいう歌のような位置付けで活用されています。敵勢力と平和的に戦いを終わらせるための架け橋となり、アニメ作品としての枠を超越するようになるのは面白いです。
ゲキ・ガンガー3の存在そのものが後半の物語を展開するうえで、とても重要な布石となっていて、大きな意味をもつようになることは前半パートではなかなか予想できませんよね。
ゲキ・ガンガー3の存在そのものが後半の物語を展開するうえで、とても重要な布石となっていて、大きな意味をもつようになることは前半パートではなかなか予想できませんよね。
ポイント3.シリアスさの奥にあるラブコメ要素
終盤に向けては、シリアスな展開が多く、序盤のラブコメ・ギャグ要素は薄れていきます。しかし、機動戦艦ナデシコの根幹の方針はラブコメであり、ユリカとアキトが結ばれることで物語は締め括られ、これまでのシリアスな展開の重苦しさが一気に軽くなります。
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アニメ版の終わりは、続編があり、まだまだ物語が続きそう気配な気がします。しかし、物語は本当にここで終わりです。劇場公開用として、後に続編となるストーリーは制作されますが、方向性はアニメ版と違った内容になっています。
つまり、人間同士の争いや戦争をテーマにしているのですが、単純に、恋愛感情や好きという気持ちが大切というメッセージ性を強調しているのではないでしょうか。
つまり、人間同士の争いや戦争をテーマにしているのですが、単純に、恋愛感情や好きという気持ちが大切というメッセージ性を強調しているのではないでしょうか。
機動戦艦ナデシコは絶対に観るべきアニメ
色褪せないコンテンツ
冒頭では笑える要素や展開が多く、すぐに本編に惹き込まれてしまうことでしょう。
壮大な物語が展開される作品では、観始めたら、続きが気になって止まらなくなってしまうことも多いですよね。しかし、機動戦艦ナデシコはギャグ要素が多くて、壮大さを全面に押し出した内容ではないので、寝不足が続くといったことはなく、肩の力を抜いて視聴できるコンテンツとなっています。
壮大な物語が展開される作品では、観始めたら、続きが気になって止まらなくなってしまうことも多いですよね。しかし、機動戦艦ナデシコはギャグ要素が多くて、壮大さを全面に押し出した内容ではないので、寝不足が続くといったことはなく、肩の力を抜いて視聴できるコンテンツとなっています。
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機動戦艦ナデシコは「新世紀エヴァンゲリオン」のように社会現象となることはありませんでしたが、こちらはこちらで名作といえるコンテンツです。
知らなかったアニメファンはもちろんのことですが、視聴したことがある人も、この時代に改めて観ることで偉大さを感じる作品だと思います。ぜひこの機会に名作アニメである機動戦艦ナデシコをご覧になってください。
知らなかったアニメファンはもちろんのことですが、視聴したことがある人も、この時代に改めて観ることで偉大さを感じる作品だと思います。ぜひこの機会に名作アニメである機動戦艦ナデシコをご覧になってください。
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